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北朝鮮秘密組織「39号室」とは!?(ミサイル資金獲得のからくり)

      2018/01/04

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エリート脱北者が証言する「ミサイル開発の資金源」

経済的に困窮しているはずの北朝鮮。
なぜミサイルを発射することが可能なのでしょうか?
数百億円、数千億円必要とするミサイル開発、その北朝鮮マネーは、どうやって生み出されるのでしょうか?
その全容の一端を知る人物、2015年に脱北してソウル在住のキム・イルグク氏(29歳)に話を聞きました。

北朝鮮で「第39号室」に所属していたイルグク氏

ミサイル開発資金の一番の要が「第39号室」だと言うキム・イルグク氏。
39号室と言えば、かつて精巧な偽ドル札「スーパーK」の製造で、世界の金融市場を混乱させた組織であり、未だ正体は明らかになっていません。

キム・イルグク氏は、まさにその39号室にいたというのです。
39号室は、金ファミリー直轄の組織で、世界中から巨額の外貨が秘密裏に集められ、その大部分がミサイル開発につぎ込まれていると見られています。

2017年2月13日の金正男氏暗殺事件

金正男氏の死とミサイルはつながっているのでしょうか?
金正男氏は、北朝鮮で一番大きい外貨収入源でした。
外国からの投資を誘致し、北朝鮮の知られていない外貨収入を一手に引き受けていた大物だったのです。

加速するミサイル開発のスピードを後押ししていたのが金正男氏だったといいます。
しかし彼は殺されてしまったわけですが、39号室出身のイルグク氏ならその謎の答えを知るはず…。

金正男氏が殺されることは決まっていた

正男氏の周りには、国家保衛部が常に一緒にいて、どこに行ってもついて行きました。
しかし彼らは、殺すためについて行っているわけではなく、いつ どこで 誰にあっているのか 何をしているのかを監視するためについて行ったのです。
正男氏ももちろん、それを知っていました。

だから正男氏は、正恩氏の怒りを買うような行動は一切とりませんでした。
しかしなぜ国家保衛部は、急に金正男氏を殺したのでしょうか。

その理由は、正男氏を殺した方法にあった

金正男氏を暗殺するなら、空港のトイレに入った時に毒殺することも可能でした。
それにも関わらず、なぜ空港の一般ロビーという、公衆の面前で殺されたのでしょうか?

実はこれは「公開処刑」なのです。
では、誰に見せたかったのでしょうか?

それは、北朝鮮の高位幹部たちにです。
正男氏の暗殺は、彼らに対するメッセージであり、すぐに彼らはその意味を理解したと思われます。

血塗られたミサイル

正男氏の暗殺が正恩氏からの死のメッセージだとするならば、誰が受け取り、そこに何が書かれていたのでしょうか?
ミサイルは外交の切り札であり、一方、暗殺は後継者争いです。
北朝鮮の経済は外貨収入を目的にして、そのお金は最終的に「39号室」に集中し、全て金正恩氏のお金になります。

39号室は、北朝鮮のエリートが集まる場所で、このような部署では、選抜されたエリートでないと力量を発揮できません。
39号室は手段を選ばず外貨を稼いできたところで、ここで作られたとされる偽ドル札「スーパーK」は、世界の金融を混乱させました。

中央党の組織

朝鮮労働党の中には、組織指導部・宣伝扇動部・国際部・教育科学部などがあり、部以外に、特殊部署として書記室・39号室がありました。
39号室は、銀行や宅配、洋服や軽工業品の輸出入をする部署など、8~9の局に分かれています。

イルグク氏は、軽工業品の輸出入を担当している部署に所属していました。
傘下のOCNという会社は、日本と取引があり、日本の対北制裁を避けて日本の商品を北朝鮮に輸入する会社です。

そのような特殊な会社までが、39号室に入っているのです。
今年平壌で撮られた写真に写っている、日本の焼酎や日本酒、日本製の楽器や大手メーカーの時計などは全て、経済制裁の対象です。

もちろん、北朝鮮に売ったのは日本企業ではなく、シンガポールにあるOCNという北朝鮮のフロント企業で、販売元が「これは中国に送る・香港に送る」と言ったとき、日本企業は信頼してしまう。
実際に中国や香港でコンテナを取り換え、北朝鮮に運ばれるとわからなくなります。

ミサイル発射のペースが早まることで「39号室」のノルマが大変に

39号室だけでなく、国の経済を扱う部署全てに大きな影響が出ます。
国に治める税金は、4年前は30%でしたが、どんどん上がって35~40%になっています。

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もう一つの外貨獲得方法とは!?

それは、金正男氏の後見人だった張成沢氏が主導した労働者の派遣事業です。
金正日氏の義理の弟である張成沢氏もまた、正恩氏のミサイル発射に苦しめられた一人です。

ドイツ・フランス・クウェート、アラビア・ヨーロッパ・ロシアなど、全世界に出ている北朝鮮労働者は、全員が対外建設指導局所属です。
彼らの中には、年収1500万を超える者までいたといいます。

20~21時間働くため、一人の仕事量が多く、工事が早く終わります。
海外派遣の労働者は約5万人で、多く稼げば、故郷の家族に仕送りすることが出来ます。

しかし、国や党から「金を納めろ」と言われるため、労働者に給料を渡せません。
海外勤務は3年間で、3年後には家に帰れますが、お金がなくて自殺する人もいました。

自殺をするといくらかの補償金が出るのですが、手ぶらで帰ると家族に合わせる顔がないからです。
加速するミサイル開発を支えていたのは、労働者たちの「血と涙」でした。

エリートたちもまた、党から多額の上納金を要求され、苦しみ続けました。
当然、金正恩体制に対する不満は、内部から膨らみ続けていったのですが、しかし「ある方法」で、それは抑えつけられました。

一般公開される「銃殺」

一人の人間に向かって、90発もの銃弾が撃ちこまれるのですが、それを目の前で見せられるわけです。
金正日時代は、一度の過ちは許されましたが、金正恩時代は、たった一度の過ちでも即粛清です。

2013年12月12日、張成沢 元国防委員会副委員長が、国家転覆陰謀罪で処刑されました。
イルグク氏の脱北の一番大きなきっかけが、張成沢氏の処刑でした。
検閲や統制が厳しくなり「少しでも仕事を間違えると怖かった」といいます。

張成沢氏の粛清をきっかけに、世界中のエリートたちが一斉に逃げ出したわけですが、彼らを足止めするために行われたのが、「正男氏の暗殺」でした。
正男氏も、張成沢氏と親しかった一人でした。

エリート幹部の集団脱北がこのまま続けば、ミサイル開発がストップしてしまいます。
正恩氏は追い込まれていたのでしょうか?

北朝鮮の典型的な「公開処刑方式」だった正男氏の暗殺

北朝鮮の公開処刑には特徴があります。
ただ処刑するだけなら、静かに牢獄で絞首刑にすることもできますが、公開処刑は、多くの人に見られるような「競技場」「体育館」「国営運動場」などで行います。

つまり公開処刑の特徴の一つ目は、「空港など一目の多く集まるところを選ぶ」です。
二つ目は、「両手を結んで目を隠して行なう」で、正男氏が殺された方法もまさにこれと同じでした。

正男氏はどうして殺された?

正男氏を殺すことで、誰がどんなメッセージを受け取るのでしょうか?
それは、海外で金正恩氏の裏金を扱うエリートたちです。

金正日氏の時代、2000年代前半には、裏金を持って海外に亡命したケースはありません。
金正恩政権に入ってから「39号室」統一戦線部のメンバーが裏金を持って逃げました。

「もし逃げたらお前たちもこうなる」という正恩氏からの死のメッセージを、脱北を企むエリートたちは受け取りました。
[出典:2017年8月20日「新報道2001」]

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