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中国・習近平体制の「超監視社会」

      2017/12/24

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中国・習近平体制 超監視社会(情報7daysニュースキャスター)

中国で5年に一度開かれる「今後の方向性を決める中国共産党大会」が開幕し、習近平国家主席が「中国の特色ある社会主義は”新時代”に入った」と宣言。

3時間半も演説をした習近平国家主席

反腐敗闘争によって権力を集中させることで、盤石な一強体制を築きあげようとしていますが、その一方で「あること」を恐れ、こんな政策を強化しているといいます。
拓殖大学 富坂聰教授曰く「非常に強い監視社会を実現しようとしていると思います」と。
習主席が推し進めている「超監視社会」、その狙いと実態とは何でしょうか?

「中国人は世界中どこに行っても中国共産党に監視されています」という中国人漫画家の孫向文さん。
習国家主席のもと、中国政府はこれまでの5年間、国家安全法などを整備し、中国の監視社会化を進めてきました。

その中でも、ネット上の言論統制は顕著です

今年8月、1000件以上のブログが突如閉鎖されました。
さらに10月からは、ネット上のコメントの書き込みにも実名登録が必要になりました。

ユーチューブやフェイスブックなど外国サイトを検索すると…
結果は出てくるものの、そのページにアクセスしようとすると、「ページを表示できません」というメッセージが表示されます。

さらに「肉まん 習近平」をキーワードに検索すると…
「法律と規定によって検索結果は表示されません」と検索を拒否されます。
習主席のネット上のあだ名が「肉まん」であるため、検索できなくなっているというのです。

そして「天安門事件」をワードに検索すると…
中国共産党に都合の良いページしか出てきません。
こうした検閲を、中国の国民はどう思っているのでしょうか?

中国人の本音

来日中の中国人の意見は「あまり政治の話はしたくない。庶民は政治より生活安全が最重要ですから」「庶民としては自分の生活が良ければいい。他の政治的なことには関心ありません」など。
皆一様に、政治の話はしたくないといいます。

顔を隠して現れた男性は、中国人漫画家の孫向文さん34歳。
3年前に来日し、中国の超監視社会を描いた漫画を出版していて、中国共産党に正体がバレないように、マスクとサングラスで取材に対応しました。

孫さんの友人が中国のチャット「WeChat(ウィーチャット)で、グループ会話をしていたときのこと、それは同窓会のグループで10人で始めたのですが、いつの間にか11人になっていました。
その11人目が誰かということは誰もわからず、皆の会話を見ているそれは「幽霊のような存在」で怖いといいます。
それは、監視役として密かに入り込んでいたのですが、そんな監視は街でも行なわれています。

官民合わせて中国国内には約1億7000万台のカメラ

中国の監視カメラの設置数は世界でもトップクラスで、官民合わせて約1億7000万台のカメラがあります。
街を歩いていると、わずか10メートルの間に何台ものカメラが設置されており、もはや街中に死角はないと言われているほどです。

さらに、屋内でも数多くの監視カメラがあって、飲食店での市民のケンカをカメラが捉えています。
また、手術室でケンカしている様子が見えますが、驚くことに、このような監視カメラの映像がリアルタイムで公開されているのです。

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約1万5000台の監視カメラから、見たい映像を自由に選ぶことができます。
その映像は、飲食店やダンス教室、街角やオフィスと多岐にわたっていて、音声も聞くことが出来、見ている人はコメントも投稿できます。
こうしたカメラは主に民間で設置されたものですが、政府はハイテク監視カメラに力を入れています。

AIを駆使した監視システム「天網」とは!?

中国政府が力を入れているAIを駆使した監視システム「天網」では、監視カメラが捉えた通行人の性別や年代、服装、さらに車の年式や車種などを瞬時に識別できます。
例えば、ある歩行者を見ると「男性」「成人」「半そで」「長ズボン」と表示されます。

そして、この映像を警察などのデータベースと連動させることもでき、犯罪者などの登録してある人物をカメラが捉えると、瞬時に顔認証を行い、一致率を表示し、即座に警報が鳴ります。
実際に、指名手配者を検挙した例もすでにあるといいます。

交差点では、顔認証システムが信号無視の摘発に使われていて、監視カメラが通行人の信号無視を捉えると、すぐさま警察のデータベースと照合し、違反者を特定。
その後、交差点脇の巨大モニターに、顔の画像や名前など、個人情報が表示されるのです。

AIを駆使した監視システムのことを、中国政府は「治安維持のため」としていますが、その裏には「反政府的な人物の監視」ということもあるのです。
拓殖大学 富坂聰教授曰く「小さな爆発にとどめたいんですよ。反体制の動きをする人を、小さな芽の段階で摘んでおきたいと…」。
[出典:2017年10月21日放送の「新・情報7daysニュースキャスター」]

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