【感動!!希望!!】緊張症でも歌手になれる!!!クリストファー・マロニー感動物語【アンビリーバボー】

感動
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全英感動 超弱気の緊張男が奇跡の歌声!!

イギリスのオーディション番組『Xファクター』

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イギリスで10年以上放送されているオーディション番組『Xファクター』は、世界で2000万人以上が視聴し、これまでワン・ダイレクションを始め、数多くのシンガーを輩出しているスターへの登竜門です。そんな超人気番組で今から4年前、観客は異様な光景を目にしました。

ある出場者の男性は、極度の緊張のため、手が震えていました。なぜ彼はこんなに緊張しているのか、審査員も心配するほどでした。しかし、彼が歌声を披露したその瞬間、会場の空気は一変しました。
そこには、彼を支え続けたある人物との、感動のストーリーがあったのです。

彼の夢への第一歩は?

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クリストファー・マロニーは、今から40年前に、イギリス・リバプールで生まれました。幼い頃から歌が大好きなクリストファーの、最初のファンになったのは、祖父母のジェームズとパットでした。クリストファーは、二人に歌を褒められることが何より嬉しかったのです。

大学生になると、クリストファーは夢に向かって、第一歩を踏み出しました。地元のレストランで、歌手のアルバイトを始めたのです。

クリストファーが客の前で歌う初めてのステージ、大きな希望が広がるはずでした。しかし、客は料理や会話に夢中で、誰も彼の歌に興味を持ってくれませんでした。するとクリストファーは、極度の緊張状態に陥ってしまいました!

「自分の歌には、聞かせるだけの力がないのではないか?」

そう思えば思うほど、彼の手は緊張で震えました。

ベット・ミドラーの『THE ROSE』

そんな頃、クリストファーの夢を応援してくれていた祖父が、病気で他界しました。祖母のショックはかなりのものでした。
それでクリストファーは、祖母と一緒に暮らすことにしました。自分の夢を応援してくれた祖母への、せめてもの恩返しでした。

祖母の家では、よく音楽をかけていました。祖母の大好きな曲は、ベット・ミドラーの『THE ROSE』でした。


【The Rose – Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyrics】

この曲は、かつて祖父母が一緒に見た映画の主題歌で、葬儀の場でも流した、二人の想い出の曲でした。

歌手の夢を断念

やがて彼は、人生の大きな選択を迫られます。大学卒業を間近に控え、今後の進路を決めなければならなりませんでした。クリストファーには、歌手になりたいという夢がありました。
しかし、「小さなステージでも緊張してしまう自分がプロになれるのか」と、迷いばかりが強くなっていました。そして、父は歌手になることを反対し、就職するよう言いました。

大学を卒業したクリストファーは市役所に就職し、仕事は電話相談の担当でした。望んでいた仕事ではありませんでしたが、「きっとこれがオレの人生なんだ」と、自分にそう言い聞かせました。

傷付いたって良いじゃない

就職して5年目の2004年、彼の平凡な日常に変化が起こりました。オーディション番組の『Xファクター』が始まったのです。参加者は、述べ5万人以上で、優勝者すればCDデビューが約束されるという、まさに夢のような番組でした。

クリストファーは祖母に出場を薦められますが、大勢の前で歌う自信がなかった彼は、前に進む事が出来ませんでした。それ以降も、Xファクターのオーディションの度に、応募用紙に記入はするのですが、出せないまま破り捨てていました。

番組に応募できないまま、気づけば8年が経っていました。祖母は、クリストファーが「応募したくても応募出来なかったこと」に気付いていました。

祖母は「傷付いたって良いじゃない。恐がってばかりいたら、夢なんかいつまでたっても掴めないわ」と彼に伝えました。そのフレーズは、思い出の曲、『THE ROSE』の歌詞でした。

”傷つくことを恐れる心 そんな心では楽しく踊ることはできない”

”目覚めることを恐れる夢 そんな夢ではチャンスを掴めない”

彼が歌った曲は……

祖母に勇気付けられたクリストファーは、初めて『Xファクター』出場を決意しました。
この番組は、イギリスの各都市で『予選』が行われ、それを通過すればテレビ放送の『本戦』に出場でき、大観衆の前で、自慢の歌を披露できるシステムでした。

クリストファーは無事に予選を通過し、いよいよ観客1万人が見守る本戦に挑みました。観客1万人が見守る大舞台、クリストファーの出番が遂にやってきました。しかし、クリストファーの手は緊張で震えていました。

それに気がついた審査員がクリストファーに、「大丈夫? 緊張しているみたいね? 今日は誰がアナタをサポートしているの?」 と声を掛けました。

「祖母です」と彼は答えました。

祖母の話をする内、彼の手の震えは小さくなっていました。そして、彼が勝負の曲に選んだのは、あの歌でした。

ベット・ミドラーの『THE ROSE』

Christopher Maloney’s audition – Bette Midler’s The Rose – The X Factor UK 2012

そして、審査員4人全員が合格を出し、見事に彼は、決勝大会への切符を手にしました!そして迎えた決勝大会、クリストファーは優勝こそ逃したものの、堂々の3位に輝きました。

遂に夢が叶う!

しかし、彼のストーリーは、これで終わりではありませんでした。何と彼は、幼いころからの夢だった歌手デビューを果たしたのです!魂の歌声に惚れ込んだレコード会社が、3位の彼に、異例の契約を申し込んだのです。

しかも1stシングルは、国内ダウンロードチャートで堂々の1位を獲得!

更には、スペインやギリシャといった海外からもライブの依頼が殺到し、これまでに400カ所以上での公演を成功させています。

クリストファー「人はみんな傷つきたくない。夢が壊れるのを恐れ、踏み出せない。でも誰かが後押ししてくれたら勇気を持てるんです。僕は祖母のおかげでその一歩を踏み出す事が出来ました。今では父も僕を応援してくれています」

そして、彼を応援し続けた[祖母のパット]

「私は少し背中を押しただけ。皆に認めて貰えたのも、プロの歌手になれたのも、全部彼の力です。クリスは本当に自慢の孫です」

アフターストーリー

歌手になりたいという幼い頃からの夢を、34歳にしてようやく掴んだクリストファーは現在、歌手活動を続ける傍ら、芸能スクールを設立し、子供たちに、歌やダンスを教えています。

クリストファー「夢があっても、僕1人では自信を持てなかった。そんな僕を祖母が後押ししてくれように、今度は僕が子供たちに夢への第一歩を踏み出させてあげたいと思っています」

(了)

[出典:2016年3月10日放送「奇跡体験!アンビリバボー」]

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