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ドラマ「火花」第1話 ネタバレあらすじ

   

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NHK連続ドラマ「火花」第一話

徳永太歩(林 遣都)「スパークス」のボケ担当
山下真人(好井まさお)「スパークス」のツッコミ担当

神谷才蔵(波岡一喜)「あほんだら」のボケ担当
大林和也(村田秀亮)「あほんだら」のツッコミ担当

熱海の居酒屋の店員・山本 彩(NMB48/AKB48)

緒方健治(染谷将太)日向企画社員
西田英利香(菜葉菜)日向企画社員
日向征太郎(田口トモロヲ)日向企画社長

渡辺(小林 薫)吉祥寺「武蔵野珈琲店」の寡黙な店主

熱海海上花火大会に来た徳永

2001年夏、「スパークス」のボケ担当・徳永太歩(林 遣都)と、ツッコミ担当・山下真人(好井まさお)は、熱海の街を、「ペットを飼いたい」というネタを練習しながら歩いている。

「いきなりやけど俺、ちょっとペット飼いたいな思って。一人暮らしのさみしさとか紛らわしてくれるやんか」
「何飼いたいねん、おっさん?」
「飼うかお前、なんでおっさん飼うねん、インコやインコ」
「あ、インコな」
「家帰ってきてインコちゃんが、お帰りって、それだけで癒されるやんか」
「お帰りって、それインコ勝手にしゃべってるやん」
「なんで怖がってんの?」
「めっちゃ怖ない?だって、インコ、とんでもない知能持ってるってことやろ?」
「いやちがうちがう、俺がお帰りって教えたからインコがしゃべんねや」
「お前インコにお帰りって教えたのに、家帰ってきてインコのそのお帰りに癒されんの?自分がインコにセリフ吹き込んだことは忘れるやん」
「細かない?そういうもんやインコって」
「お前じゃあ、子どもの頃とかドラえもんとかの声吹き込めるタイプの目ざまし時計、あれ友だちとかに「おい起きろ」って吹き込んでもらわずに、自分で「起きろ」いう声吹き込んで、自分の声で起こされるなんて寂しない?」
「いや、そんなん言わんでええねんお前」
「もし、自分で起こしてたらやで、世界的にみても珍しい……」
「どこ広げてねん、お前。インコの話してんねん、インコしゃべったらかわいいやろ」
「いややもん、俺インコしゃべったら」
「かわいいねん」
「かわいいない」
「インコしゃべったらかわいいねん」
「かわいいないわ」
「かわいいから」
「かわいいないわ」
「かわいいわ」
「かわいいないわ」
「かわいいわ」
「かわいいないわ」
「かわいいわ」
「祭りってこうやって生まれたん?」
「知らん、急にお祭りの起源言われても知らんて。インコかわいいって話してんねん」

海を前にして緊張している2人。
山下はトイレに行き、徳永は海を見ている。

いよいよ、漫才の本番

夜になった。
テントで出来た控室で、一人でさっきのネタの練習をしている徳永。
「いつまでやってんねや」と山下が来た。

ここは熱海海上花火大会の会場、外には浴衣の女性たちが歩いている。

ステージでは、商店街の会長が「金色夜叉」をやっている。
8時から花火が始まるのに、なかなか止めないことに苛立ち、徳永と山下はスタッフに止めてほしいと頼むが「会長だから止められない」と言う。

やっと終わり、「よしっ」と背広を着る2人、しかし、周りのアンコールに応えて、再びやり始める会長。
すると、もう一組の漫才コンビ、「あほんだら」のボケ担当・神谷才蔵(波岡一喜)と、ツッコミ担当・大林和也(村田秀亮)がやってきて、徳永たちの前に座った。

1発の花火が打ち上がり、花火が始まることを知らせる。
会長の「金色夜叉」が終わって、スパークスが呼ばれた。

さっき練習していた「ペットを飼いたい」のネタを始める2人。
しかし、今までステージの前にいた客たちは、ぞろぞろと花火の会場へ移動している。

さっき「金色夜叉」をやっていた会長が飲み食いするところで談笑するスタッフ。
その様子を見つめる神谷。

「仇とるわ」

まばらな客席を前に、ネタをやりきった徳永と山下。
下を向いて戻ってきた徳永に、「仇とるわ」と耳打ちする神谷。

ステージに上がる「あほんだら」の神谷と大林。

「わたしね、霊感が強いからね、その人の顔面見たら、天国行くのか地獄行くのかわかんの」
「ほんまかいな、そんなん出来んのやったらすごいぞお前」
(客を指さし)「地獄」
(客を指さし)「地獄」
(客を指さし)「地獄」
(客を指さし)「地獄」
(客を指さし)「地獄」

客がどんどん席を立つ。

「なんやあんたら罪人ばっかしやないか、ちゃんとしい!」
「なんで女口調や!?」
(客を指さし)「地獄」
(客を指さし)「地獄」

「おい、けんか売っとんのか?」と言う客に、「なんや、やんのかコラ!?あ!?殺すぞ、コラお前!」と言う大林。
その隣で、地獄を連発する神谷。

女の子に向かってにこりと笑顔で、「お嬢ちゃんごめんね、楽しい地獄」という神谷。

花火が夜空に舞うなか、神谷の「地獄」の声がこだまする。
その様子をじっと見つめる徳永。
徳永は、神谷の狂気に満ちたネタを真剣に見つめている。

”これが、僕と神谷さんの出会いだった……”

居酒屋での神谷と徳永

仕事が終わり、打ち上げに行くという山下と別れ、一人で歩いていた神谷に声をかける徳永。
2人は、居酒屋のカウンターに座った。

「なんでも好きなもの言え、俺がおごったる」と神谷が言う。
自己紹介をして、ジョッキで乾杯をする2人。

「すごい名前ですね、あほんだらって」と言う徳永。
その由来を神谷は、親父にいつも言われてたから、そのままつけたと答える。

「お前は親父になんと呼ばれてた?」
「お、お父さん……」

その返しに、無言で見つめる神谷。

「……です」
「おい、びっくりするから急にボケんな。ボケなんか複雑な家庭環境なんか親父があほなんか、判断すんのに時間かかった」
謝る徳永に、「謝らんでいいねん、いつでも思いついたこと好きなように言うて」

「もういっぺん聞くけど、親父になんて呼ばれてた?」
「All you need is loveです」
「お前、親父をなんて言う?」
「限界集落」
「お母さん、お前になんて言う?」
「誰に似たんや?」
「お母さんに、お前なんて言う?」
「誰に似たんや?」
「会話になってもうとるやないか!」

神谷はニコッと笑い、「2人がかりで結構時間かかったな、お笑いってこんなに難しかったっけ?」
「いや僕も、吐きそうになりました」

神谷が「ここは俺がおごる」というと、「いや、払います」と答える徳永。
「あほかっ、芸人の世界ではな、先輩がおごるのが当然なんや!」
「はいっ……」

「弟子にしてください!」

居酒屋の営業時間は終わっているのに、2人は座敷のテーブルで漫才論を語っていた。

「漫才は、面白いことを想像できる人のもんではなく、いつわりのない純正の人間の姿をさらすもんやで。つまりな、欲望に対してまっすぐ全力で生きなあかんねん。漫才師はこうあるべきやと語るものは、永遠に漫才師にはなられへん。憧れてるだけや」
「神谷さんの説明は、漫才師を語ってることにはならないんですか?」
いきなり徳永の頭をつかむ神谷。
「もしその発言が、揚げ足をとろうとして言うたんであれば、どつきまわしたろうと思うんやけど」
「ちがいます、ほんまに知りたいんです……」
徳永の頭を離す神谷。

「漫才師とはこうあるべきやと語ることと、漫才師を語ることとは全然違うねん!俺がしてるのは、漫才師の話や、ああ!?」
「はい……」

女性店員(山本 彩)が、もう閉店時間だと告げてきた。
あと2杯ずついい?と注文する神谷。

「観光ですか?」と聞く店員に、「土地の神です」と答える神谷。
店員は笑って、主人にハイボールを2つ頼んで帰っていった。

「ははは、完全にスベッとったな、ははは」と笑いながら席を立ち、トイレに向かう神谷。
「神谷さん」
「なんや?」と振り返る神谷。
「弟子にしてください!」
頭を下げる徳永を見て、笑いながらトイレに行く神谷。

「俺の、伝記を作ってほしいねん」

居酒屋を出て階段を上る神谷と徳永。
「なんか、ええ匂いするなあ」
「ちょっと臭いきつないすか?」
「あほう、このぐらいがちょうどええねん」

「さっきの、弟子になるっていうあれな、一つだけ条件がある」
「条件?なんですか?」

「俺の、伝記を作ってほしいねん」
「伝記?偉人とかのああいうやつ……」
「そや。それが出来たら免許皆伝や」
「わかりました、僕書きます」
「おう。そしたら、今日からお前の言葉で、今日見たことが生きてるうちに書けよ」
「はい。でも、なんで伝記なんです?」
「俺のこと忘れんと、覚えといてほしいねん」
「死なはるんですか?」
「あほ、死なんわ、なんで死ぬねん。勝手に殺すな!ていうか、死ぬ思うな!」
「……」
「なんか、握力の強すぎるゴリラ同士の握手みたいやったな」

「お前の言葉で、今日見たことが生きてるうちに書け」

神谷と別れ、走る徳永。
商店街の文房具屋のシャッターを叩き、「自伝」を書くためのノートとペンを買う。

走って宿に戻り、ノートの表紙に「神谷伝記1 2001年8月~」と書く。
そして、さっそくノートに書き始める。
周りはすっかり朝になっていた。

最初の文章は「お前の言葉で、今日見たことが生きてるうちに書け」を書いた。

 

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東京に帰ってきた

東京に帰ってきて、徳永はアパート(清和荘)に戻った。
一人だけの銭湯の湯船で、ネタの練習をする。

アルバイト先のコンビニのカウンターで居眠りをしていると、オーナーに頭を叩かれる。
「眠いよな?」
「いや……」
「眠いだろ?」

公園にやってきて、徳永は山下とネタ合わせをする。

「いやお前、なんの話してんねん、インコがしゃべったらかわいいやろっていう話してんねん」
「ほんまにかわいいねんな?」
「かわいいよ」
「じゃ、俺インコやるから、家帰ってきてみい」
「おう。がちゃ、インコちゃんただいま!」
「ちょっとずつでも年金払っときや」
「言うか、お前。そんなおかんみたいなこと言わへんねん」
「あのデッドスペースはもう、あのままやの?」
「部屋のセンスとか聞いてへんねん、いやちょっと待てお前、かわいいインコちゃんなんやから」
「がちゃ、インコちゃんただいま!」
「折り入って、大事な話あんねんけど」
「……あ、ごめん、俺や」
ネタを忘れた山下。

「お前さ、売れたないんか?」
「売れたいにきまってるやろ」

「もう一回」

「がちゃ、インコちゃんただいま!」
「折り入って、大事な話あんねんけど」
「ドキッとするわ、絶対暗い話やろ」
「……」
「あ?」
「醤油とって」
「なんか食うとるやんけ、おい、なんか食うてるやん。かわいいインコちゃん言うてるやろ」

「ええなあ、ええ話や」

アパートでカップラーメンをすする徳永。
神谷から電話がかかってきた。

「はい」
「おう、どこにいてんの?」
「家です」
「はっ!?家って、東京だよな。大阪おったら飯でもおごったろ思うてんけどなあ。お前たまにはこっち来えへんのか?」
「いや、大阪呼ばれるわけないじゃないですか、仕事ないのに……」
「俺の伝記、ちゃんと書いとるか?」
「伝記って、死んでから出すんです」
「はあ!?生前に前篇、死後に……中編やな」
「後編気になって文句出ますよ」
「そんくらいの方が面白いやんけ」

神谷は、貧乏だった徳永の「姉ちゃんの話」をしてくれとせがむ。
姉はいつも紙の鍵盤で弾いていたが、母が父に黙ってピアノを買ってきた。
しかし、音がうるさくて近所迷惑だからと、また紙の鍵盤で弾いていた。

「ええなあ、ええ話や。そんなお前にしか作られへん笑いが、絶対あるんやで!」

所属の日向企画

日向企画に来た徳永と山下。

社員の緒方が「なんで芸人なんかとっちゃったんだろ?」
「どっからどう見たって、絶対売れそうにないじゃん」と社員の西田。

「困るよね、社長の気まぐれ……」と緒方。
「うちは俳優事務所でしょうが」と西田。

緒方は、芸人を担当されたことに苛立っている。

「そんなこと言わずに、頑張ってちょうだいな」と社長の日向。
「社長、そんなんじゃないです。大丈夫です」と言う緒方。

日向が「次の仕事」だと言って渡した紙には、スーパーのイベントだと書かれていた。

こういうのより、テレビの仕事がしたいという徳永に日向は言う。
「あのね、大きい仕事も小さい仕事もないの。あるのは、良い漫才と悪い漫才だけ。良い漫才してれば、必ずチャンスはやってくるんだから」

山下が「あの、テレビ局でネタ見せ出来るチャンスとかないんすか?」と言う。
「ネタ見せ?」と言って、日向は立ち上がり、緒方に耳打ちして「緒方、ネタ見せってなに?」
緒方も知らなかった。

スーパーのイベント

スーパーの事務室に来ている徳永と緒方。
牛の着ぐるみを着ている。
「漫才ちゃうやん」
「そやな」
「なんで俺らやねん?」
「なんでやろな」

スーパーの店頭で、牛の着ぐるみを着た2人が踊りながら、牛肉を販売するのだった。

ネタを考える徳永

徳永と山下は自転車に乗りながら「売れたい!」と叫ぶ。

井之頭公園を、ネタの練習をしながら歩く徳永。

寡黙な店主・渡辺が経営する吉祥寺「武蔵野珈琲店」で、コーヒーを飲みながらネタ作りに励む徳永。

徳永が、銭湯で頭を洗いながらネタ練習していると、後のおっさんがつっこんでくれた。

コインランドリーで洗濯をしながらもネタを考える。

いつもの公園でネタ練習をする2人。

「がちゃ、インコちゃんただいま」
「ご飯にします?お風呂にします?それとも羽ばたきます?」
「いやその、嫁みたいなんいらんねん。俺、鳥ちゃうから羽ばたかれへんねん。嫁みたいなんいらんわ」

「がちゃ、インコちゃんただいま」
「なんかさっき、人入ってきてエサ持っていかはったんや」
「変な泥棒出てきたやん。それ金品盗るんじゃなくてエサだけ盗りにくる泥棒そんなんおらへんから」

「これええな」

「がちゃ、インコちゃんただいま」
「早う嫁もらいや~」
「やかましいわ、そのさみしさ埋めるためにお前飼ってんねや」

「このさ、さっきのさ嫁つながりでつなげてみて」
「ああ、つながりそうやな」

「がちゃ、インコちゃんただいま」
「ご飯にします?お風呂にします?それとも羽・ば・た・き・ます?」
「いやその、わ・た・しみたいなんいらんねん。変な噛みもあったし。わ・た・しみたいに言わんといて。言えてないから」
「羽ば・たき・ます」
「いやそれ語呂悪いわ、羽ば・たき・ますなんか言わへんから。それやったら羽ばたきますの方がええわ、最初の」

神谷が東京に来る

徳永の部屋は、清和荘の101号室。
窓を閉めて出かけようとしていると、神谷から電話がかかってきた。
歩きながら話をする徳永。

「はい」
「あっ、どこにいてんの?」
「東京です」
「それもう言われへんようになるぞ」
「どうしたんですか?」
「東京に拠点移すことになったから。俺ももうすぐ東京人やな」
「えっ!?なんかあったんですか?」
「俺ら大阪で6年やってきたやろ、劇場行っても後輩だらけでなあ、気ぃ使うのが嫌になった。だったらいっそ東京行こか、相方と話してな。今日、事務所とも話してきた」
「そうなんすか」
「住む場所決まったらまた連絡するわ」

電話を切って歩いていると、途中、金木犀をバックに記念撮影しているカップルがいた。
その様子をじっと見つめる徳永。

”神谷さんが東京に来る、そう思うと嬉しくてたまらなかった。だが同時に、どこか不安のようなものも感じていた。どうしてそんな感情が押し寄せてくるのか、そのときはまだわからなかった”

第一話(了)

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