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ドラマ「火花」第3話 ネタバレあらすじ

      2017/03/12

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「火花」第三話・ネタバレあらすじ

徳永太歩(林 遣都)「スパークス」のボケ担当
山下真人(好井まさお)「スパークス」のツッコミ担当

神谷才蔵(波岡一喜)「あほんだら」のボケ担当
大林和也(村田秀亮)「あほんだら」のツッコミ担当

緒方健治(染谷将太)日向企画社員
西田英利香(菜葉菜)日向企画社員
日向征太郎(田口トモロヲ)日向企画社長

渡辺(小林 薫)吉祥寺「武蔵野珈琲店」の寡黙な店主

百合枝(高橋メアリージュン)スパークス山下の恋人

あゆみ(徳永えり)徳永の昔のコンビニバイト仲間、今は美容師

小野寺(渡辺大知)徳永が暮らすアパートの住人、高円寺の駅前でギター弾き語りの路上ライブをやっている

宮野真樹(門脇 麦)神谷の彼女

ロクさん(渡辺 哲)徳永が暮らすアパートの住人

ネタ俺書いてるやん

ライブに来ている徳永と山下。

ネタを終えて、反省しきりの2人。
山下が話を切りだす。

「なんかあれやけど、1発目のボケが弱いかもしれんな。ボケ数も、もうちょい多くてもええ感じするけどな」
「いきなり何言うてんねん」
「いやさ、今日見て、俺らのネタだけボケ少ない感じしたから……」

徳永がムッとする。
「いやお前、ネタ書いてへんのにさ、何言うてんの?」
「いや、さその……ボケ数多く書いたらて思うて。ほかのやつら……」
「じゃあ、お前書くんけ?」

そのとき、他のコンビが声をかけてきた。
ネタはどちらが書いているんですかと聞かれ「2人で、やりながら……」と答える。

徳永があきれ顔で言う。
「よう言う……ネタ俺書いてるやん」
「まあでも、やりながら、作ってるつもりやけどな、一緒に……」

その場を離れる山下。

2001年の秋のことだった。

な~んか違うんだよねえ

徳永がビルから出てくると、山下がファンの女の子たちからプレゼントをもらって話していた。

「今日のネタさあ、好きなんだけどな~んか違うんだよねえ、面白いんだけど……」
女の子の率直な意見だった。

徳永は黙ってその場を離れた。

ゴルゴ13

徳永は居酒屋で神谷と飲んでいた。

「それお前、ゴルゴやろ、ゴルゴ13や」
「いや、そこは自殺志願者だと思いますけど……」
「あほか!手品師と怪力に、ゴルゴおったら完璧やろ!完全犯罪の成立や」
「たしかにゴルゴやと、失敗はほとんどありません。けど、法外な報酬を用意する過程で、足がつきます」
「それはしゃあない。法外な報酬はゴルゴにはつきもんや」
「自殺志願者の場合は、殺したいチームと死にたい当事者双方の利害が一致してるし、完全な遺書ができます」

「そういう問題ちゃうやろ!?そもそも、手品師と怪力、あとどんなスペシャリストいれたら、殺人の完全犯罪が成立するかっちゅう議論やのに、自殺志願者て何のスペシャリストや」
「そんなん言うたら、ゴルゴおったら、手品師も怪力も必要ないとちゃいますか?」
「だいたいな、自殺志願者がおったら、まずは思いとどまるよう説得すべきなんや、人として」
「完全犯罪の議論に、道徳観念導入します?」

「ふふふ、どやろなあ!?」
「じゃあもう僕、殺人の完全犯罪企んでる人おったら、止めるように諭しますわ」

「……やっぱりゴルゴや!」

すでに吉祥寺ではない

酔っぱらった2人は、道路の真ん中で座りこんでしまう。

「近所やし、家来たら?」
「嘔吐感が、港一の荒くれ者の船に乗った5倍なんで無理です」

「たとえが貧弱で心配やから、修業したほうがええわ」

起き上がり、歩き出す2人。
ヨロヨロと歩きながら、時々神谷は徳永を蹴ったりする。

どこまでも歩く神谷。
すでに吉祥寺ではなくなった。

徳永は我慢できず、道の真ん中で吐いてしまう。

上石神井駅の前で、「もうすぐ着くから」と電話する神谷。
「普通に歩く距離ちゃいますやん」と言う徳永。

神谷の彼女・真樹

もう夜は明けている。

神谷は立ち止まり「ここや!」と指を差す。
2階のベランダの窓に石を投げる神谷。

窓を開けてベランダに出てきて「お早う」と言ったのは、神谷の彼女・宮野真樹(門脇 麦)だ。

「お早う、ああ、徳永!」
「真樹です」
「初めまして、徳永です」
「初めまして。もう、急に来て。ちらかっとるよ」
「ええねんええねん、ええねん。来い!」

徳永、早よ寝ろ!

部屋に上がる神谷。

「おい、徳永に水飲ませたってくれ……」
そう言って、神谷は倒れこんだ。

「ああ、もう。朝早くから怒られちゃうよ、下の人に」

コップに水を入れる真樹に「すいません」と言う徳永。

「上がれや!」
「そうね、上がって」
「失礼します」
「遠慮すな!」

神谷は徳永を引っ張っていく。
「おい、徳永、早よ寝ろ!」

水を飲んだ徳永は、布団をかぶせられる。

「コンビニ行ってくるけど、何かいるか?」
「大丈夫です」
「おし、行こ!」
真樹は神谷の後をついていく。

徳永は起き上がり、窓から2人の背中を見ていた。

ロクさん

徳永はアパートに帰ってきた。
入り口ではロクさん(渡辺 哲)がアジを焼いていた。

ロクさんの大事にしているラジオを蹴飛ばしてしまう徳永。

徳永は部屋に入り、布団にもぐり込んで思い出し笑いをする。

お笑い界でいう、紅白ってとこ

「大晦日爆笑カウントダウン」のオーディションのチラシを渡される徳永と山下。

「オーディションですか?」
「まあ、お笑い界でいう、紅白ってとこだけど」と緒方が言う。

「知ってますよ、これのオーディション受けるんですか?」
「最近では、お笑い業界でもちょっと、顔が効くようになってきたからねえ」
「ありがとうございます。絶対新ネタでいきます」

「新ネタって……」
「ええねん、今の俺らやるしかないねん」

「プレオープニングアクトって、前座ですか!?」
「あのねえ、仕事は積み重ねが大事なの。前座と言っても、年末これに出られたら、ほんっとにお笑い好きな人に見てもらえるから、ねえ!?」と社長。

「やります、新ネタで……」
「初の年末仕事、絶対通ってみせます」

新ネタの練習

いつもの喫茶店でネタを考える徳永。

公園で、山下とネタ合わせをする。

「どうも、スパークスです、よろしくお願いしまーす」
「白バイ隊員やりたいんや」
「白バイ隊員」
「街の交通ルール取り締まってるかっこいい白バイ隊員やりたいんや」
「かっこいいな」

「ウォーン、止まりなさい止まりなさい」
「最悪や、白バイや」
「そこの土佐犬にまたがってる男、止まりなさい」
「またがってるか、お前」

オーディション本番

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オーディション会場に来た2人。

「何で俺、土佐犬にまたがってんねん」
「柴犬か?」
「種類の問題ちゃうから」
「ダックス?」
「ダックスやったら、こうなるやろ。こうなるやろとかいらんねやお前。道路でこうやってたら大体わかるやろ」

「ウォーン、止まりなさい止まりなさい」
「最悪や、白バイや」
「そこの、手でどーっちだってやってる男止まりなさい」
「やってるかお前、道路でどーっちだ、俺頭おかしいやんかお前。なんで警官それで止めんねんお前」
「覚せい剤……」

「がたっ」と音がして、作家の一人がうたた寝していたことに気づく徳永。

とまどう徳永、気を取り直してやり直す。
「覚せい剤はどーっちだ?」
「怖いな、怖い!お前目ぇ覚めるわお前。目ぇ覚めるようなボケやめろお前。道路でこうやってたら、大体ハンドルや」
「売人ちゃうの?」
「バイクや!」

「ウォーン、止まりなさい止まりなさい」
「最悪や、白バイや」
「キキ―っ。……ふっ。ブーン……」
「おい、なんか言え、なんか言えやお前、目ぇ覚めるわ!目ぇ覚める、なんか言えお前」

「はい、お疲れ様でした!」
ここで止められた。

「なんか、見た事あるよね!?」
「……」
「なんかもっとボケ、増やしてテンポ上げて……裏切って裏切って、しないとつらいよ。なんか、ウソくさいよね、ネタが」
「……すんません」

さっきまで居眠りしていた作家が口を開く。
「えーっと……なんのネタやってたっけ?」
「……いや、白バイ隊員と、違反者っていう……」

「まあ、前より、良くなってるよ」
「……ありがとうございました」

あほんだらの出番

モニターで、あほんだらのネタを見ている徳永。

「あー、ちょっと待って!」
「なんやねんな!?」
「お前、3日間笑い続ける覚悟、出来てるか?」
「出来てるよ」
「あー、その感じ、出来てへん」
「いや出来てるて」
「3日間笑い続けるということは、3日間ずーっと笑顔やで。親が死んでも何があってもずーっと笑顔やで、お前そんでええんか?」
「ええて言うてるやん、だから」
「ええわけないやろが死んでんのに!」
「なんやねん……」
「お前、恥を知れ、恥を!」
「いや、そういう意味で言うたんちゃうねや」

やっぱり居眠りしている。

「寝てはりますえ!」と神谷が言う。

驚いて起きた。

徳永は舞台を見にいく。

「あっ、どうした!?」
もう一人の作家に聞かれる徳永。

「あっ、いや、すいません……」

「お前、寝てますやんのネタ、作家さんに見せんの、時期尚早て言ってたやん……」と大林が言う。

「ネタなの?まぎらわしいな」と寝てた作家が言う。

「ネタの早漏にて候……」と言う神谷。

もう一人の作家が口を開く。
「お前ら、しばらく業界休む?」

「持病の仮病で休みます」と言う神谷。

「……もうええわ!どうもありがとうございました」と終わらせる大林。

「帰れ!」と言われて出て行く2人。

部屋を出て神谷が口を開く。
「しょうもないオーディションやったな!」

「やめろやめろそういうこと言うの」と大林。

他の芸人に絡む神谷をいさめる大林。

神谷が飲みにいくというので、徳永も一緒に行く。

新渡戸稲造が何者か知ってるか?

飲み屋に来ている神谷と徳永。

「俺、昔から本が好きやったんや」
「そうなんすか……」

「小学校の頃、図書の時間に同級生らが、動物図鑑やはだしのゲンの取り合いをしてるなか、俺は偉人と呼ばれる人たちの伝記をむさぼり読んどったんや」
「やっぱり伝記なんですね」
「新渡戸稲造が何者か知ってるか?」
「たしか、5000円札の人じゃないですか?」
「あの人も、いろいろとやらかした人やねんで」
「何した人なんですか?」
「……忘れたけど」
「忘れたんかい……」
「読んだとき感心したん覚えてるわ」

「偉人が成し遂げたことはどれもすごいけどな、その人となりは大概はあほや。俺の伝記があれば、みんな驚くやろと、子ども心にそう思っとった」
「僕、神谷さんの伝記用に熱海で、いつもより高いボールペンとノート買いました」
「……あほやなあ!一番安いの買うて、100倍に価値のあるもんにしようと思えへんかったんか!?」
「ああ、ああ、そうすね……」

「お前、正月家帰るんか?」
「帰らないっすよ、だって金ないっすもん」
「大晦日爆笑カウントダウンの可能性もあるしな」

顔を見合わせて笑う2人。

「正月、うち来い!真樹が待ってる言うてたわ」

オーディションの結果

徳永のアパートに来ている山下。

「連絡、昼頃やて聞いてたんやけどなあ……」
「受かったときだけやろ」
「でも言うてたよな、部屋出るときに。『前より、面白くなってたよ』って。言うてたよな!?」
「となり寝てたからな」

外にいた百合枝が窓を開けて、「電話まだ?」と聞く。

「めっちゃ寒いんやけど……」
「入ったらええやん」
「うち、畳の部屋入ると、じんましん出んねん」
「……なんやあいつ」

そのとき、緒方から電話がかかってきた。
オーディションは落ちていた。

「うち、そろそろ行くわ」
「送ってくわ」
2人は帰っていった。

事務所の忘年会

日向企画の忘年会に参加している徳永と山下。

社長からビールを注がれる2人。
「まあ、失敗も芸の肥やしと思って、頑張ってちょうだいな」

「苦労してねじ込んだんだからね、あのオーディション」と緒方。

「すいません……」
「ほんますいません」

酔っぱらった西田が2人に絡んでくる。

途中、姉から電話がかかってきた。
帰れないことを告げる。
大晦日のカウントダウンに出るとウソをつく。

みんなが盛り上がってるなか、一人事務所を出てくる徳永。

吉祥寺「武蔵野珈琲店」の渡辺(小林 薫)が店を閉めるところに通りかかった。
「今年もお世話になりました。来年もよろしく」と渡辺が言う。
「良いお年を」
「良いお年を」

白バイのネタで交番に……

夜の井之頭公園のベンチで一人、ビールを飲みながらネタの練習をする。

白バイのネタで「覚せい剤はどーっちだ?」と言ったとき、「どっちですか?」と警官が聞いてきた。

「……」
「いま、覚せい剤って……」
手を開かせ、懐中電灯で調べる警官。

「ちょっと近くの交番でお話聞いてもいいですか?」
うなずく徳永。

交番に連れてこられた徳永。
警官がそばのカップラーメンにお湯を入れて徳永に渡す。

「お笑いの方だったんですね」
「すいません……」

除夜の鐘が鳴った。

「あの……、一発ギャグかなんかあるんですか?」
「あ……ちょっと一発ギャグはやってないです……」
「そうですか……」
「すいません」

2002年元旦

2002年元旦。
神谷と真樹と3人で初詣に来ている。

お参りを済ませた神谷と徳永、真樹はいつまでも祈っている。
真樹はおみくじが小吉だった。

真樹の部屋で鍋を食べる3人。

かなり酔っている徳永が、神谷に絡んでいる。

「じゃあ、一個いいですか?僕は、神谷さんは、面白いことのためなら、暴力的な発言とか性的な発言とか辞さない人だと思ってるんですよ」
「うん、そうや」(面倒くさそうに言う神谷)
「でもね、僕は、どんなに描きたい世界があっても、もうその途中で下ネタ出てきたら、もうそこにたどり着くことを断念するんです」
「そんなん面白かったらええんちゃう?」
「ちょっと何言ってるんですか」(神谷のタバコを取り上げる徳永)

「徳永くんどうぞ!」
真樹が皿を渡すとき、変顔をしている。

「……なんで寄り目なんですか?」

笑っている神谷。

「だから、下ネタは……」

「はい、餃子、あーん!」
再び変顔の真樹。

「……ふふふ、面白ないですからね、別に……」
そう言いながら笑っている徳永。

「面白ないことでも、繰り返すことによって、だんだん面白なってくるもんや」と神谷。

次から次へとギャグで徳永を笑わせる真樹。

自分のアパートに戻ってきた徳永。
真樹にもらった餅をストーブで焼いている。

神谷伝説のノートも2冊目になり、さっそく書き始める。
2002年元旦のことだった。

第三話(了)

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