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マルトリートメント(不適切な養育)が子どもの脳を変形させる(世界一受けたい授業)

      2017/12/30

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子どもの脳を変形させるマルトリートメント(不適切な養育)

マルトリートメントという言葉を知っていますか!?

マルは「悪い」、トリートメントは「扱い」、マルトリートメントは「不適切な養育」です。
「あんたバカじゃないの?」などの心ない言葉や暴力、育児放棄など、子どもを傷つける行為のことをマルトリートメント(不適切な養育)と言うのです。

最新の研究で、子どもの脳は極度のストレスを感じると、その苦しみから逃れるために自ら変形してしまうことがわかりました。
すると、成長してから「うつ病」になったり、視覚野・聴覚野などの各部位に影響する危険性があるのです。

児童虐待に関する相談件数は、24年間でおよそ80倍に増加し、このマルトリートメントが深刻な問題になっています。
皆さんは「我が家は虐待とは関係ない」と思っているかも知れませんが、あなたの何気ない一言や行動が、子どもの脳を傷つける虐待になっているかも知れません。

家で頻繁に「あること」を見ると、子どもの脳が変形する!?

子どもの脳が変形し、言葉の理解力が低下する危険性があるという「あること」、それは「夫婦喧嘩」です。
激しい夫婦喧嘩を頻繁に見て育った子どもの脳は「その景色を見たくない」と、視覚野の一部「舌状回」という場所が正常なときより9%減少します。
そうすると「語彙・理解力などが低下してしまう」ということがわかっています。

教えてくれるのは、「子どもの脳を傷つける親たち」の著者、福井大学教授の友田明美先生(56歳)。
ハーバード大学との共同研究で1500人の脳をMRI調査した先生が、「危ない子育て」について教えます。
子どもを叱るとき、絶対に言ってはいけない言葉とは?

夫婦喧嘩はメールが良い

夫婦喧嘩は子どもの一生を左右するかも知れませんから、子どもに見られないようにメールなどで喧嘩をするのが良いでしょう。
今回は、先生の調査で私たちが知らずにやっているマルトリートメント(不適切な養育)をランキング形式で紹介します。

第5位「過干渉」

自己管理ができる年齢の子どもに、行き過ぎた管理をしてしまうと、子どもは「信用されていない」と思い、危険や恐怖心を感じる脳の「偏桃体」と呼ばれる部分が変形し、大人になったとき、いつもビクビクした人間になってしまいます。
何か心配があったとしても、グッとこらえて「本当に子どものためになるのか?」と考えてから声をかけてあげましょう。

第4位「長時間のスマホ」

忙しいとき、静かにさせたいとき、子どもにスマホやタブレットを渡していませんか?
現在、3歳児の47.5%、9歳児の89.9%が、スマホなどでインターネットを使っているといいます。

しかし、長時間スマホを使っている子は、親とのコミュニケーションが極端に減少してしまい、右脳と左脳をつないで感情をコントロールする脳梁という部分が縮小してしまいます。
その結果、集団行動ができなくなってしまうといいます。
1日1時間など、必ず時間を決めて渡してください。

第3位「お風呂あがりに裸でウロウロ」

お風呂あがりに裸でウロウロすることはありませんか?
何でもないように見えますが、万が一、子どもが本当に嫌がっているのにこれを続けていたら、立派な性的マルトリートメントです。

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「これ以上見たくない」と、視覚を司る視覚野が変形してしまい、記憶力や認識能力が低下してしまいます。
きちんとコミュニケーションをとって、「嫌だな」と子どもが思っていたら、必ず脱衣所で着替えるようにしてください。

成長過程にある子どもの脳はとても柔らかいため、回復力を持っています。
子どもが洗濯物のお手伝いをしてくれたとき、「ある言葉」を使って褒めるだけで親子関係はグッと良くなるのです。

その言葉とは「助かったよ」の一言。

お父さん・お母さんが「助かったよ」と感謝の想いを正直に伝えることで、子どもは「自分が役に立っている」と思います。
そしてそれは、脳にとっても良い意味で響きます。

第2位「兄弟・友だちと比較する」

他の人と比較しながら叱ることは、子どものプライドを傷つけてしまい、脳に重大なダメージを及ぼします。
その結果、喜びや快楽を感じる「線条体」と呼ばれる部分が働かなくなってしまい、成長してから「アルコール依存や薬物中毒」にかかる危険性が高まるのです。
子どもは、一人一人何もかもが違いますから、絶対に誰かと比較せず、本人とだけきちんと向き合いましょう。

第1位「感情に任せた暴言」

「あんたなんか産まなきゃよかった」などの言葉の暴力。
実は、体に対する暴力よりも、言葉の暴力のほうが「脳へのダメージ」が大きいことがわかっています。

暴言を受けた子どもは、聴覚を司る聴覚野が肥大し、耳は健康でも音が聞こえなくなってしまう「心因性難聴」を患ったという例もあります。
それでも、どうしても子どもを叱らなければいけないときもありますよね。
そういうときは、「あること」を心がけながら叱れば、子どもの脳は傷つきにくいのです。

それは「60秒以内で叱る」ことです。

60秒を超えるお説教は、感情的になっていることがほとんどで、それはただの暴言にしか過ぎません。
60秒以内にポイントをしぼって叱るようにしましょう。

普段から脳を活性化させるために

普段の会話のときに「あるコツ」があり、それは「子どもの言った言葉を優しく繰り返すこと」です。

子どもが話したことを、しっかりと繰り返してあげてください。
子どもは、親が自分の話を理解していると思えば、どんどん積極的に会話をするようになります。
そうすることで、脳の前頭前野が正常化するという研究結果が出ています。
[出典:2017年10月28日放送の「世界一受けたい授業」]

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