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意味を知れば 『へのかっぱ』 日本語おもしろ語源豆知識 

   

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時代とともに生まれ変わる日本語
2016年4月10日放送の「平成教育委員会3時間SP」より
小学生から学ぶ、明日役立つ中学入試スペシャルまとめ

【時代とともに生まれ変わる日本語:1時間目 国語】

henokappaへのかっぱ

「へのかっぱ【屁の河童】」とは、「容易であること・とるに足らないこと」を言います。

「河童の屁(かっぱのへ)」とも言いますね。

河童は水の中で屁をするので、「勢いがない」→「とるに足らない」という意味です。

”木っ端の火(こっぱのひ)”

木っ端は、木くずのことで、火を起こす時に使い、すぐに燃え尽きてしまうことから、「あっけない・たわいもない」という意味があります。

1

粉々に砕けることを「木っ端微塵(こっぱみじん)」と言いますね。

この「木っ端の火(こっぱのひ)」が「ひのこっぱ」になり「へのかっぱ」になったという説もあるようです。

2このように、日本語は時代と共に変わっていくということです。

室町時代に生まれた女房言葉

時は室町時代。

金閣寺や銀閣寺が建てられた雅な時代、宮中で・・・

幼子)「えーん、えーん」

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母)「ど~したど~した?なぜ泣き止まぬ」

幼子)「わーん、わーん」

母)「べろべろばー、べろべろばー、うーむ、あっ、そうじゃ!あれを持たせておけば。ほれ、これを持って遊べ!」

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5

幼子)「ははは」

 

【例題】「手に持って遊ぶ」という意味から生まれた、現在も使われている言葉を答えなさい。

6

□□□□(ひらがな4文字)   滝川第二中入試問題(正答率42%)

「持つ」にていねいな言葉をつけると・・・

正解は「おもちゃ」

昔、手に持って遊ぶもののことを、「持ち遊び」と呼んでいました。

しかし、室町時代に入ると、宮中の女性たちの間で「女房言葉(直接的表現をさける)」が流行します。

言葉の頭に丁寧語の「お」をつけて、「もちあそび」→「おもちあそび」→「おもちや」→「おもちゃ」という言葉ができたと言われています。

9

この女房言葉(にょうぼうことば)は、現代でも身近に使われています。

「田楽」に「お」をつけて、「おでん」

水をさす「冷もの(ひやもの)」に「お」をつけて、「おひや」

食事の際に料理を「数々取り合わせる」に「お」をつけて、「おかず」

他にも、おこわ【強飯(こわいい)】、おかか【鰹節】、御御御付け(おみおつけ)など。

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鎌倉時代に生まれた熟語(和製漢語)

源 頼朝が幕府を開いた鎌倉時代。

優雅な平安貴族の時代から、力強い武士の時代になりました。

時代が変わると、新しい日本語が次々と生まれます。

平安貴族)「ひ~の~こ~と~」
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鎌倉武士)「長い!火事(かじ)でいいでしょ!」
13

 

平安貴族)「か~へ~り~ご~と~」
14

 

鎌倉武士)「ええい!返事(へんじ)でいいでしょ!」
15

 

武士たちは、それまで「ひらがな」で表されてきた雅な言葉を、端的に表現するために、新しい「熟語(和製漢語)」を生みだしていったのです。16

17

 

【問題】「おほね」から武士が作った「食材」を表す、漢字2文字の言葉を答えなさい。

18□□(漢字2文字)   日大豊山中入試問題(正答率27%)

「お~ほ~ね~」とはいったい?

正解は、「大根」です。

19「おほ」は「おお」、「大きい」を表す言葉です。

大根は根が大きいので、元々「おほね」と呼ばれていたんですね。

これに、鎌倉時代の武士が漢字を当てはめましたが、大根に定着したのは江戸時代頃と言われています。

鎌倉時代に入ってきた仏教用語

鎌倉時代に、中国から入ってきたものの一つが、座禅を組む禅宗。

この仏教から、新しい言葉が生まれました。

挨拶(あいさつ)

挨・・・積極的に前に進むこと。

拶・・・相手に切り込むこと。

20元々は、修行僧が禅問答をすることを指す言葉でした。

21「その様子から、人と会った時に交わす儀礼的な言葉」つまり、現代の「挨拶」になったと言われています。

食堂(じきどう)・・・「食物への感謝や作法を通して自己研鑚する場」という仏教用語。

22他にも、仏教用語から、今の私たちが使う言葉がたくさん生まれました。

 

【問題】元々は「奥深い悟りの境地との境界」を表す、現在でも使われている言葉を答えなさい。

23□□(漢字2文字)   江戸川中入試問題(正答率11%)

正解は、「玄関」です。

24「玄」・・・奥深い道理。(玄人【くろうと】とも言いますね)

「関」・・・境界、区切り。

禅寺では、俗世間と境内にある門を「玄関」と呼んでいましたが、世間の人たちが「玄関=入り口」と意味を取り違え、江戸時代には「一般家屋の入り口」も「玄関」と呼ぶようになりました。

江戸時代に生まれた言葉

時は江戸時代。

街中に配置された見張り番のおかげで、今よりも治安は良かったそうな。

【問題】「一定の場所に留まって見張る」から生まれた、現代でも使われている言葉を答えなさい。

27□□□□(ひらがな4文字)   日大豊山中入試問題(正答率39%)

正解は、「がんばる」です。

「がんばる」は元々、「眼張る(がんばる)」という漢字を使い、「見張る」「気をつける」という意味でした。。

28

見張る様子が、動かず頑なであることから、江戸時代後期には現代の漢字「頑張る」が当てられ、努力するという意味でも使われるようになったと言われています。

「言葉は生き物」と言われるように、時代とともに変わっていくんですね。

 

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