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ここにある幸せ 松田翔太主演ドラマ ネタバレあらすじ感想

   

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松田翔太主演 福岡発地域ドラマ「ここにある幸せ」
完璧あらすじ(ネタバレ)

150309_004[出典:NHK]

主人公の立川浩幸(松田翔太)は、東京・秋葉原の家電販売店「ワイド電器」の社員。
過労で倒れ、病院のベッドで点滴を受けながら「生き直したい……」とつぶやいていると、側にいた上司らしき男性に嫌味をさんざん言われます。

過酷なノルマと人間関係に疲れ、仕事を辞めてしまった浩幸。すっかり自信をなくした浩幸。

「生き直したい……やりなおしたい……」とつぶやくばかりの浩幸に、同棲中の恋人・高梨千恵子(中村映里子)は「やりたいことはないの?」と愛想をつかし、「出てって!」と言われてしまいました。

千恵子に言われた「やりたかったこと」から、小学校の頃の親友との約束を思い出し、福岡の小さな港町・福津市津屋崎に向かう浩幸。小学校5年の時に、津屋崎から転校してきた体の弱い花田君が、浩幸にとって初めての親友でした。

しかし、花田君はすぐに福岡に戻ってしまい、「夏休みに遊びに行く」と浩幸は約束し、花田君は自宅までの地図を書いて「いつ来るの?」と連絡してきましたが、面倒くさくなって行かずじまいになっていたのです。それ以来、何故か「頭のどこかで」引っかかっていたようです。

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バスから降りた浩幸の目の前には、静かな海。地図を頼りに花田君の自宅を探します。
道で出会う小学生から「こんにちは」と挨拶され、道端のお地蔵さんにおじぎをし、井戸端会議のおばさんたちに「こんにちは」と声をかける浩幸。

花田君の自宅周辺でうろうろと行ったり来たりしていると、花に水をやるために出てきたおばあちゃん(宮本信子)が浩幸を見つけ、「にこっ」と笑い、「こっちこっち」と黙って手招きをします。
「早よ、来んしゃい」と言われ、家の中に入ります。

住所は多分この家と同じ。とまどいながらも家の中に入る浩幸。
「ここに座りなさい」「はい、八女茶。おいしいよ」言われるままお茶を飲み、「すいません」と言う浩幸。

まじまじと浩幸を見つめ、「遠かったでしょ?東京から」とおばあちゃん。
「なんで津屋崎?」と言われ、「いや……なんとなく」と浩幸。

「なんとなく来たと?こんなとこまで。」
「ええ……なんとなく……」

所在なさげの浩幸があたりを見回すと、「あ、あの絵、気になる?やっぱり」と言って自分が書いた絵を次々と見せていくおばちゃん。

そして、自分が一番好きだと言う絵を描いた場所に「久しぶりに行きたくなった。行こか?」と言って浩幸を連れ出すおばあちゃん。

突然の申し出に「いや……あの……」と困惑する浩幸。
「あの……この家には?」と聞くと、「私一人。息子たちは福岡に住んでる。」とおばあちゃん。

江戸時代からの津屋崎人形を紹介し、井戸の水を汲むおじいちゃんにあいさつ、高い建物がない津屋崎で、昔からの目印だった明治から続く日本酒の造り酒屋の煙突の話をし、「はるちゃん」と言う友人と出会って立ち話などをしながら港に到着。

「なんか、楽しか。そうそう、私の名前は福子。福子さんって呼んで。」
そして自分の話を始めます。もともとは小倉出身の福子さん。実家は大きな材木問屋で福子さんは8人兄弟の末っ子。わがままな娘だったとか。
経営がうまくいかなくなり、19歳の時に「お嬢様」でいられなくなったそうです。

ある日、父親に頭を下げられ、「津屋崎にお嫁に行ってくれ」と頼まれたそうです。父の恩人が持ってきた話でした。
断れなかった父に恩返しするつもりで、写真も見ないでOKしました。

父親は、「有難う」って泣いたそうです。その涙を見たら、「何があっても、もう戻ることはできない」と恐ろしく思ったそうです。
そして津屋崎に嫁に来ました。夫は学校の先生でした。とても無口な夫だったと。

福子さんは、初めて津屋崎に来たとき「なめられたくない」と目いっぱいのおしゃれをしたそうです。
白いワンピースにハイヒールで。と言いながら、小高い山道を登って行きます。

道なき道が続く森の中の坂道を上っていくので、「えー?」っと思いながらついていく浩幸。
ここは、福子さんが夫に会ってすぐに連れてこられたところだそうです。白いワンピースを汚さないように、歩きにくいハイヒールで歩く福子さんに対し、何もしゃべらず黙々と先を行く夫。

初めてのデートなのに「腹が立った~」と福子さん。「ここよ、ここに来たのよ。
津屋崎に初めて来た日に……」そこは、眼下に青い海が広がる素敵な風景の場所でした。
「ここで生きていくんだなあ。この景色を何度も何度も見るんだなあ」って思ったら、自然と涙がこぼれてきたそうです。
それから50年以上、この景色を見続けてきた福子さん。

場面は変わって、東京の千恵子の自宅。
真っ暗な部屋に戻ってきて、浩幸がいないことに気付いた千恵子は
「本当に出て行ったんだ……なんかムカつく!行動早すぎ!」とつぶやきます。
(女心はよくわかりませんねえ。本心は出て行ってほしくなかったってこと?)

お風呂から出てきて、
「すみません、浴衣も……ほんと、泊めてもらってすみません」
「こっちこそ、話を聞いてもらって……こっちきて食べよう」

「これは“がめ煮”。筑前煮のことやね。これは“おきゅうと”。海藻からできたんよ。おいしいよ。」
「うん、うまい」
「やろう……きよしも好きやったそれ……」
「……?」

「来てくれたんやね、ひ・ろ・ゆ・き・くん」

「あ、いや……何で?」
「顔見てすぐわかった。きよしからさんざん写真見せられとったけえ、あんたの。」
「そうだったんですか」

「よー来てくれました」(福子さんは最初から知っていたんですね。)

「きよしの言ったとおりや。浩幸くんは必ず来る、ずーっと言いよったけん……大好きやったとよ、きよしは、あんたのことが。慣れん東京で、仲良くしてくれて、ありがとうね」

「東京から戻ってきても、あんたの話ばっかりしてたんよ、浩幸くんはすごいんだー、すごいんだって」

「ぼくが?すごい?」

「浩幸くんは、お話を書くのがうまいんだって。ものすごくおもしろいんだって。」

小学校時代の場面。
「その話おもしろいよ。ぜったい学級新聞で発表したほうがいいよ」と話すきよし。
「誰が書いたの?すごいね」とクラスの子供たち。

「浩幸くんはね、きっと小説家になるよって、そう何度も言いよった」と福子さん。

「いやあ」と笑顔になる浩幸。

「あのう……きよしくんはいま元気ですかね?」

「……」

「何やってんだろうなあ、福岡ですか、やっぱり?」

「……」首を横に振る福子さん。

「ん?」

「……」

「きよしは……亡くなったとよ……」

「……」

「東京から戻って……半年後やったかねえ。風邪から肺炎になって、こじらせて……」

しきりに左手で頬をさする浩幸。

「最後まで、浩幸くんが来たら、『あそこに連れてくんだ、あそこに連れてくんだ』って」

下を向く浩幸。

「責めてるんじゃなかとよ」

「いや……すみません……」
「すみません」と何度も何度も言う浩幸。

「何やってるんだろう」と言いながら立ち上がる浩幸。

「いっぱい間違ってばっかで……」と言いながらカバンのチャックを閉める浩幸。
「何やってんだろう……何ですぐ来なかったんだろう」

「最低だ……すみません……すみません」と言って隣の部屋で泣き崩れる浩幸。
「止めんね……来てくれたじゃなかとねこうやって……」
「ゆっくりして行きんしゃい……なんか、つらいことでもあったんでしょう?」と言ってお茶をいれようとする福子さん。

「ないんですよ……」
「ない?」
「何もないんですよ、ぼく。」

「ぼくには……何も……」
「つらいことがあったほうが、まだいい。」
「何にもないんですよねえ……ぼくの人生……」

「それは、つらかね」と福子さん。
「でも、まだ自分の人生を決めるには、早かよ。」
「生きるのがうまくいかないなら……ここから、生きなおせばよか。」

150309_003

「明日から、きよしがあんたを連れて行こうとした場所に、連れていくけん」首を横に振る浩幸に、「つきあいなさい」「そうそう、今日行ったとこもそうたい」
「……はい。」

翌日、2人で神社を参拝。
干潟に来て「あった、カブトガニたい」。畑でさつまいも堀り。
夜になり、部屋で一人考える浩幸。福子さんの人生を思い返し、パソコンに向かって福子さんから聞いた話を文章にまとめ始めました。

翌朝、朝食を一緒に食べながら、「さて……どこに行こうかねえ」と言う福子さんに、箸を置いて姿勢を正し、
「福子さんが津屋崎に来てからの話の続きを聞かせてもらってもいいですか?」と浩幸。

「そんな話が聞きたいと?」
「はい、お願いします」
「私の話で良ければいくらでも」
「ありがとうございます」

場所をお店に移し、福子さんの昔話にメモをとる浩幸。
その夜、メモを見ながらパソコンで文章にする浩幸。「好きだったんだよなあ、こういうの」とつぶやきます。

翌日、小高いところから市街地の風景を絵に描く福子さんの話を聞きながらメモをとる浩幸。
市場で魚を買ったり、神輿の行列を見たり、海岸を一緒に散歩したり。

海辺に座って、
「こんな田舎のおばあちゃんの話、楽しいの?こんな話、子供たちにもしたことなかし……語り継ぐような立派な話じゃなかし……」
「そんなことないですよ」
「そう?」
「ええ。じゃあ続きを聞かせてください。」

その夜、福子さんの思い出の写真を見ながら文章にする浩幸。

次の日、文具店や着物の店などを回る浩幸。夕方には、すし屋にいたお客さんたちが浩幸と一緒に福子さんの話を聞いています。
「いま思うと……津屋崎に来て良かったあ。親は知ってたんやね、ここに私のしあわせがあること……はい、おしまい。」

お客さんたちから拍手があり、おじぎをする福子さん。
「はあ、おわっちゃいましたね。」と浩幸がぽつり。

その夜、本を綴ろうとして悩む浩幸。
場面は仕事の休憩中に携帯の中の浩幸の写真を見つめる千恵子。

そのとき、浩幸からの電話が。文集の綴じ方を聞く浩幸。

「わかった、ありがと、じゃあね」と一方的に切った浩幸に、「何切ってんの?マジで腹立つ。何元気になってんの?」とつぶやく千恵子。
(この人の気持ちもよくわかりませんなあ。女性の皆さんはわかりますか?)

翌朝、「これ、ぼくからお礼って言うか……」と言って、“ここにある幸せ”と題名の入った本を福子さんに渡す浩幸。
そこには、今まで福子さんが話してくれたことが本にまとめてありました。

「この本は?」
「ぼくが作った。材料は、全部津屋崎で揃えたんだよね。」
「すごかー。もったいなくて読みきらん。」

「福子さんはさ、津屋崎で一生懸命生きてきて……かっこいいよ。」
「ぼくは本当に尊敬するよ。」
「だから、本にしたいと思ったんだ。」

「それに比べて……ぼくはなんなんだと思うよ。情けないよ」
「福子さんの年になって、そうやって自分を胸張れる人になりたいけど、これじゃなんにも……」

「なれるさ、そんなの誰だって」
「生きてさえいればなれると」
「いやー、でも……何の役にも立たないしさ、居場所もないし」
「何言ってんの浩幸くん!あんたこんなに私を幸せにしてくれたやなかね?たった今!」

「よーく頑張った。えらかねー。ありがとう、えらかねー」と言いながら浩幸の頭をなでる福子さん。
(きっと孫のきよしにしてあげたかったことだと思います。)

「いやあ、そんな……」と感極まる浩幸。
「ずっとおったら?ここに……」

「いやあ……うれしいけど、ここは僕のふるさとじゃないし……よそ者だし……」
「ふるさとなんて自分で決めれば良かと!ここが自分のふるさとだって!」

うなずいて「そうなんですか」と浩幸。
「自分が生まれたところじゃなくても……」
「見つければ良か!私の話、聞いてなかったと?私も、ここで生まれ育ったわけじゃなかとよ……それでも今は、ここが私のふるさと!」

「そっかあ……」と涙が出てくる浩幸。

浩幸が神社の階段に座っていると、福子さんがたくさんのお友達をつれてやってきます。
みんなが「自分の本もつくってほしい」とお願いします。浩幸は、やっと「居場所」を見つけたようです。

そして、千恵子に電話する浩幸。
「なに?」
「今、福岡の津屋崎ってところに来てて……」
「でね……あのう……」
「来ない?」
「はあ?なに言ってんの? 行くわよ……行くに決まってんでしょ、バカ!……待ってろ」

そして津屋崎に来た千恵子を連れて、福子さんと上った山道を2人で上ります。
海を見下ろしながら「気に入った?」と聞く浩幸に、「うん」と答える千恵子。
「良かったあ」とほっとする浩幸。
「まるで自分のふるさと自慢してるみたいな言い方だね。」と千恵子。
「そうかもなあ、たしかに……」
「ん?」
「いや……なんでもない……」

こうして、ドラマは終わりました。

このあと、2人は結婚して、津屋崎に住むんでしょうね。
私も、今住んでいるところは「生まれ育ったところ」ではない、「よそ者」なんですが、16年目になる今、「ここに来て良かったなあ」と思っています。

松田翔太さんの演技が最高でした。
たくさんの人に見てもらいたいと思うドラマです。

少しでもドラマの良さが伝わればと、できるだけ細かく再現したつもりですが、機会があれば実際に見てほしいなあと思います。
NHKさん、ありがとうございました。
(S.A.)

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