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森田三郎さんの谷津干潟感動物語

      2016/06/12

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一人の男の行動が国を変えた!感動のエピソード

始まりは新聞記事

新聞配達店で働いていた、当時29歳の森田三郎さんは、ふと手にした新聞の記事で、故郷の干潟が埋め立てられることを知りました。

全ては、40年前の新聞記事から始まりました。

まるでゴミ捨て場になってしまった干潟

千葉県習志野市にある谷津干潟(やつひがた)。

子どもの頃、毎日遊んでいた干潟でした。

あんなきれいな干潟が何故?

森田さんが見に行くと、きれいだった干潟がまるでゴミ捨て場のようになっていました。

空き缶やビンだけではなく、日常で使うゴミ、冷蔵庫、電化製品、お墓の石、動物の死骸などが、堤防に沿って、山脈のようでした。

自分の故郷が汚されて、可哀想だったんです。(森田さん)

この後、森田さんは、ふつうには思いつかない5つの発想で、闘い続けます!

時代の流れに逆行

他にも反対グループはありましたが、森田さんは一人で反対活動を開始。

しかし、

「埋め立て撤回って、ヨソ者が余計な事しないでくれる?」

「住人みんな、悪臭に迷惑してんのよ。」

「あんなゴミだらけの干潟、早く埋め立ててほしいんだ。」

当時は高度成長期、まだ、エコや自然保護などは一般的ではなく、その行動は、時代の流れに逆行するものでした。

そんな逆風のなか、まず起こした行動は?

発想① 干潟の近所に引越し

地域の人と、同じ立場に立つためでした。

発想② 個人で干潟の清掃開始

少しでもゴミを減らそうと、清掃活動。

しかし、ゴミを片づけるだけでは済まない事態が、このあと、次々と!

朝刊の配達後、仮眠の時間を削って干潟のごみ拾いが日課に、しかし・・・

せっかくゴミを集めても、干潟のゴミは、どうせ埋め立てられるものなので、業者が回収してくれません。

ゴミを出すことさえ出来なくなってしまったのです。

近所の主婦は、

「あんな格好でうろうろされたら迷惑だよね。」

「イヤね、独りよがりで目立ちたがり屋は。」

ゴミの処理に困っているのに追い打ちをかけるように、近所の人がゴミを捨てて行きます。

いつまでもゴミはなくならない。

そこで、こんな発想を。

発想③ ご意見ノートを設置

勇気がなくて、表だって言えない人も、ノートに賛成の声を書きこんでくれるはず。

しかし、そのノートは滅茶苦茶に。

「これがみんなの答えか・・・」

一人で続けるしかない!

睡眠時間を削り、さらに根を詰めて、清掃活動を続けました。

疲れ果てた森田さんは、配達中に事故を起こし、入院することに。

こんな状況で、次にとった行動から、変化が起きていきました。

発想④ 松葉づえにもかかわらず、清掃活動

松葉づえをつきながら清掃活動を続ける森田さんを見て、近所の人は、

「本物のバカだな、あいつは。」

「足を悪くしてまで、何やってるんだか。」

ある日、干潟に来てみると、一杯のお茶とメモ書きが・・・

「日本一の大ばかさん、他人の目を気にしないで頑張りなさい。あなたのやってる事は間違っていません。私もかげながら応援しています。頑張ってください。」

”もう一人じゃない。応援してくれる人がいる。”

さらに・・・

「あの、拾ってきたゴミは、どこに置けばいいですか?」

手伝ってくれるんですか?

「一人で一生懸命頑張ってるの見てたら、なんか申し訳ないような気持ちになっちゃって・・・」

「埋め立てを開始するまで、まだ時間がかかりそうだから。少しでも嫌なニオイが減ったほうがいいでしょ。」

ありがとうございます。

”ゴミを拾い集めてから約2年半、主婦に声をかけられました。うれしかったです。風向きが変わってきました。(森田さん)”

 

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最後に、行政との闘いが

しかし、まだ埋め立て計画と言う大きな問題が・・・

故郷の干潟を守ろうと始めた、干潟の清掃活動。

住民も、干潟を残そうという動きになっていました。

しかし、行政の、干潟の埋め立て計画は、まだ撤回できていません。

そこで、思いもよらない行動に!!

署名活動をする森田さんに、ある人が、

「これだけ支持してくれる人がいるんだ。森田さん、あんたが市議会議員に立候補して、あんたが干潟の埋め立てを撤回しろ。」

発想⑤ 市議会議員の立候補を決意

その結果、習志野市始まって以来の得票数でトップ当選しました。(現在は千葉県議会議員)

干潟の大切さを知った市民が、森田さんを、市議会議員に押し上げたのです。

そして、干潟の埋め立てを回避することに成功!

計画は一転し、干潟は、国の「鳥獣保護区」に!!

その後も、ゴミ拾いを続けること40年。

現在の谷津干潟は、街の憩いの場になりました。

森田さんは言います。

”ごみ拾いが終わって帰るときに、通りかかった、数人の小学生の男の子たちが、

「森田さん、谷津干潟、残してくれてありがとう。」

「ボクたちの谷津干潟です。」

涙、出てきました。

干潟が残ったからじゃないんです。

お礼を言われたからじゃないんです。

子どもたちが、「ボクたちの谷津干潟」

こんな嬉しい事、ないじゃないですか。

これだから俺は、国と闘えたんです。

嬉しいじゃない、子どもが言ったんですよ。

「ボクたちの谷津干潟を」

こんないい言葉ない。”

現在の谷津干潟は、大勢の人の手によって守られています。

東京湾からゴミが流れ着くようなので、できれば皆が、ゴミをなくす意識を持ってほしいですね。(S.A.)

 

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 - 感動

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