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【感動実話】トキを絶滅の危機から救った男の物語

   

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絶滅の危機から救った!? 信じられない人生を送った奇跡の珍百景

かつて、日本では絶滅した野生動物が、一人の男性の情熱で、奇跡の復活を……

そこには、人生をかけた壮絶なエピソードがありました。

絶滅したはずのトキ

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皆さんは、トキをご存知ですか?

学名はニッポニア・ニッポン(Nipponia nippon)。

かつて、日本の野山から絶滅した鳥です。

しかし現在は、奇跡の復活を遂げ、新潟県佐渡市の、佐渡トキ保護センターで、飼育・繁殖・放鳥され、日本国内で300羽以上が確認されています。

日本で絶滅した鳥が、どうやって復活したのでしょうか?

そこには、たった一人の男性の、60年にも及ぶ努力と、尽きせぬ情熱が関わっていたのです。

子どもの頃から鳥が大好き

石川県羽咋市 村本義雄さんは、1925年4月26日生まれの90歳。

村本さんは、トキ復活に人生をかけました。

子どもの頃から鳥が大好きだった村本さん。

「トキは、見ようと思えばいつでも見られた。カラスみたいによくいましたから……」(村本さん)

しかし、月日は流れ、状況は一変。

当時23歳だった村本さんは、トキがいないことに気がつきます。

森林伐採や農薬の普及により、どじょうやタニシなど、トキのエサが減少。

村本さんが見た図鑑には、「現在は佐渡で繁殖されている国の天然記念物で貴重な鳥」と書かれていました。

能登では、トキは絶滅したと考えられていました。

「あの図鑑がなかったら、トキに熱中しなかったと思います。」(村本さん)

ここから、トキに全てを捧げる人生が始まりました。

その情熱が、今日の復活へとつながっていきます。

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トキは絶滅

村本さんはカメラを持って、トキを探し続けました。

1956年、能登でトキを見つけ、その姿をカメラに収めました。

その写真は大きく報道され、多大な反響を呼びました。

「何しろ、数を増やさないと、この鳥(トキ)を救うことはできない・・」(村本さん)

写真を見て共感した人々によって、トキの保護活動が始まりました。

しかし、一度破壊された自然は、簡単には戻らない……

17年にも及ぶ保護活動は実らず、トキは絶滅しました。

1981年1月23日の読売新聞に、「トキ最後の一羽捕獲」の記事。

日本から、野生のトキが姿を消しました。

「これまでの情熱はもう、なくなりました。」(村本さん)

しかし、トキは復活を遂げます。それは、思いがけないことでした!

トキ、中国で野生で生息

1981年(昭和56年)、当時56歳の村本さん。

1981年6月29日の朝日新聞・夕刊に、「中国の峡谷でトキ七羽発見」

日本にしかいないとされていたトキが、中国で野生で生息するという記事を見つけたのです。

「学名がニッポニア・ニッポン。国を象徴した名前ですから、これを守るのは日本人として当然。日本と同じ過ちを、中国で繰り返してほしくない。」(村本さん)

”今度こそ、トキを絶滅させてはならない”

よみがえった情熱を抱き、村本さんは中国へと渡りますが、異国ゆえの大きな壁が立ちはだかる……

中国語が話せるわけでもなく、現場は、一般人は立ち入れない未開放地区。

そんな状況にも関わらず、中国人の心を動かしたのは……

「私が、かつて能登にトキが生息していた頃の、自費出版の本ですね……」(村本さん)

「能登のトキ」(村本義雄著)

能登を保護するために、生態を研究し、自らまとめた本……

自分の経験と知識を伝えようと、4年間中国に通い続けました。

すると……外国の民間人にも関わらず、許可が下りたのです!

中国のトキを守るために

トキが生息するのは、山奥の農村。

そこで暮らす農民の一言が、日本での復活のきっかけとなるのです。

「私たち農民が守ってやらなければ、誰も守らないでしょ?」と言われた時、本当に嬉しかったですね。(村本さん)

トキを保護するために、農薬を使わない農業。

その分、彼らの生活は苦しくなります。

「この農民を、何とかして救ってやろう。それが出発点だと、私は思いました。」(村本さん)

トキを守る人たちを支えることが、トキを守ること……

20年間、毎年、現地へと足を運び続けました。

保護に必要な、総額2000万円にも及ぶ物資も寄付。

全ては、中国のトキを守るために……

能登にトキが……

「奇跡は起こりますね。」(村本さん)

2013年、能登で撮った一枚の写真。

そこには、トキの姿が……

「能登でトキを見たのは、50年ぶりですね。」(村本さん)

絶滅したはずのトキが能登に!!

実は、1999年、中国政府から初めて、2羽のトキが贈呈されました。

その2羽から、初めて人工ふ化に成功。

数は増え、2008年から、新潟県佐渡でトキが放鳥され、再びトキが日本の空へ!

そのトキが、偶然にも、石川県の能登に飛来してきたのです。

「長いといえば長いし、短いといえば短いです。

私は、立派な仕事をしたとは思っていません。

絶滅させた日本人として、当たり前のことをやってきたと思っています。」(村本さん)

かつて少年が見ていた光景が、これから戻ってくることを願っています。

こういう日本人を誇ることのできる国であってほしいですね。

村本さんに、国民栄誉賞を!(S.A.)

(了)

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