『あさが来た』第77話 ～ ネタバレ・あらすじ　まとめ

NHK朝ドラ「あさが来た」第77回　あらすじ＆ネタバレ

いっぺん聞かせたって、お父ちゃんに

新次郎が三味線を鳴らすと、弦が切れてしまいました。

あっ、切れてしもた。

そこへよのがやってきました。

あっ、お母ちゃん・・・。

三味線をしまおうとする新次郎によのが言います。

もう、ええんだす。

えっ！？

お三味線だす。ふふっ、お父ちゃんがな・・・。

★

回想シーン・・・

新次郎があないに三味線好きで、上手になってると言うやないかいな。いっぺん、聞いてやらんとあきまへんな。（正吉）

★

お父ちゃんが・・・。

そうだす。いっぺん聞かせたって、お父ちゃんに。

★★★

東京のあさ。

暗殺て・・・。（あさ）

東弘成館の五代。

馬車で霞が関を出、宮中に向かっている途中で、暴徒に襲われご落命と・・・。（三坂）

うそだ・・・。（五代）

大久保と酒を飲んだ夜を思い出す五代。

崩れ落ちる五代。

五代さん、大丈夫ですか？（三坂）

うそだ・・・うそだ・・うそだーーー！（五代）

あかん、やっぱり心配や

日本政府の参議兼内務卿である大久保利通卿が暗殺されたという話は、瞬く間に東京を駆け巡りました。

こないだお会いしたばかりのあのお方が、殺されてしまいはるやなんて。（うめ）

はっ、五代様は！？（あさ）

へっ？（うめ）

五代様はご無事やろか？（あさ）

どやろか・・・。（うめ）

どないしよ、五代様の身に何かあったら・・・。（あさ）

おあさ様、ご心配なのはわかりますけど、ぼちぼち行かな、汽車が出てしまいます。

そうだすな・・・みんなが、待ってますな・・・。

あさは歩きだしますが、立ち止りました。

あかん、やっぱり心配や。

おあさ様、あきまへん、汽車が出てしまいます。

かんにん、うめ、確かめたらすぐに帰りますさかい、ちょっと行ってきます。

うちはまだ、なんも五代様にご恩が返せてへんのだす。

後の汽車に乗ります、うめは先に帰っておいてくれやす。

来た道を引き返すあさ。

おあさ様、おあさ様！

★

三味線を弾く新次郎。

後で聞いているよの。

柱の陰で聞いているふゆ。

おふゆ、奥様がお呼びだす。（かの）

へえ。（ふゆ）

あほなことを・・・

東弘成館に来たあさ。

五代はソファに座り、何本もの酒を空けていました。

五代様・・・。

振り向く五代。

あささん・・・。

五代様、良かった、ご無事で。

五代は立ち上がって、あさに言います。

もう船に乗ってる時分や。

ああ、もう、そないな頃だすなあ。間に合わへんかった、うめに謝らな。

何で！？（五代）

駅のそばで、大久保様のこと知ったんだす。それでもし、五代様にも何かあったらて。

あほなことを・・・。

うつむくあさ。

五代は窓の方に行きます。

何でこんなことになってしもたんやろな・・・。

え、え、縁談！？

新次郎は、仕事中の亀助を引っ張って連れてきました。

何ですか？仕事中に。（亀助）

ええさかい、ええさかい、おいで。（新次郎）

よのがふゆと話している部屋の前にきて、隠れて話を聞く二人。

ええっ！？手紙・・・だすか？（ふゆ）

うん、そうだす。あんたのお父さんから、加野屋宛てにお手紙をもらいましたのや。

それは、いったい何の用で？（ふゆ）

それがなあ、あんたの実家の方で、えらいええ縁談があるのやそうや。

ええっ！？（ふゆ）

え、え、縁談！？（亀助）

しー！（新次郎）

なあ、びっくりしましたやろ？まあなあ、よう考えてみたら、ふゆかてもうええ年頃だすさかいな。

え～、ほんにほんに～。（かの）

うつむくふゆ。

この縁談が決まったら、前につたにしたみたいに、嫁入り道具の心配もしてやらなあきまへんな。

そうだすな～。は？いやいやいや、嫁入り支度してあげはったのは、くまのほうだす。つたはまだ、一人身で。（かの）

あれ？そうだしたかいな？

せやけど奥様、うちみたいなもんが縁談やなんて・・・。

ふふ、心配することあらしまへん、相手の方はな、あんたのことをよう知ってはるのやそうや。

知ってはる？（ふゆ）

知ってるて・・・（亀助）

ふん・・・それがな・・・。（新次郎）

せやさかい、おふゆの縁談相手やがな

千代が眠る部屋に亀助を連れてきた新次郎。

えらい前のことやけど、お店のあたり誰かうろついてるという話、ありましたやろ？

へえ、サトシの奴か思うたら、弥七が、「わてが見たのはそいつやない」言いだして。

そこへ、弥七がやってきました。

ほんまだっせ、まるで違う男だしたんやで。

わかってるがな。せやけど、近頃はとんと見かけへんさかい、もう安心やて。

それが、その男やったみたいやな。

へっ！？

その男て？（弥七）

せやさかい、おふゆの縁談相手やがな。

驚く亀助。

その男な、縁談の話が来てから、おふゆの顏いっぺん見てみよう思うて、お店覗きに来たみたいやな。

そしたら、おふゆはあの通りのなかなかの器量良しやろ。

そうだすなあ。（弥七）

それで嬉しなって、なんべんも見にきてるうちに、見かけだけやのうて、あの働きもんのとこやなんや、何もかも惚れてしもたて、そないなとこみたいだすな。

それであないニヤニヤしてましたんやな。（弥七）

ぶるぶる震えて、ベロを出したり引っ込めたりする亀助。

亀助、亀助！大丈夫か！？（新次郎）

はっ、あ、はあ・・・。

そやけど、おふゆは大事なわての妹分だっせ。あないにやけた男にやりたないなあ。（弥七）

あほう！誰がお前の妹分や。

しー！（新次郎）

おふゆちゃんはな、わてをお兄ちゃんや言うてたんや。

しー！（新次郎）

勘違いすな、あほー！

いや、そない怒らんかて・・・。（弥七）

その男な、草履屋やったんが、最近、洋傘屋いうの始めて、儲けてるみたいでな。

おふゆのお父ちゃんも「是非に」と、こない言うてるみたいだすわ。

声が出ない亀助。

どないや亀助、おふゆのお父ちゃんがうちに挨拶来てしまう前に、おふゆに想いだけでも伝えてみたら。

いや・・・何言わはりますのや。

はは、想いを伝えるて、せっかく、こないおめでたい話が来た言うのに、そない無粋なことして、どないしますのや。

せやけど・・・。

わては、お兄ちゃんだす。

おふゆが幸せやったら・・・わてはそれでええんだす。

そう言って、部屋を出る亀助。

番頭さんでも、あない落ち込みはること、ありますのやなあ。（弥七）

よしっ、弥七、千代みといて。

へえ。（弥七）

待ちなはれ、亀助！

許してください、今、この時だけ・・・

東弘成館のあさと五代。

五代は酒をあおって立ち上がりました。

駅まで、送っていきましょう。馬車飛ばしたら、最終列車に間に合うかも知れない。

いいや、大丈夫だす。一人で行けますさかい。

それに、ちょっと飲みすぎやございまへんか？さっきから、大分お飲みになって。

これが飲まずにいられますか。これで、維新政治は終わってしもた！

ええっ！？

あの人は、まだまだこの日本にとって、必要な男でした。

やっとこれから、これから自由にできる・・・これからが勝負やって・・・そう思ってたのに。

どれだけ無念やったことか・・・。

拳を握りしめる五代。

私は、友を守りきれなかった・・・。

せめて政府に入って、側で支えていたら・・・。

五代様のせいではございまへん。

うちは、なんもわかれしまへんけど、五代様と言う友がいてはったことが、政府でずっと難しいお仕事をされてた大久保様の、心の支えになってたのやなあて。

お二人を見てたら、そない思いました。

離れてはったからこそ、お互いが励みになってたのやなあて。

それこそが、心の友なんやなあて。

あの五代様に見せてはった、まっすぐで偽りのないあのお顔が、ほんまの大久保利通様いうお人やったんやなあて。

五代の目から涙がこぼれました。

うち、大久保様が、これからの日本のためにしてくれはりましたお話を、この先一生、忘れしまへん。

大久保様の言うてはった通り、これからも五代様と共に、大阪を、そして日本を・・・。

五代は突然立ち上がって、あさの体を抱きしめました。

五代様！？

許してください、今、この時だけ・・・。

今だけ、このまま・・・。

泣き続ける五代。

あさはそっと、五代の背中に手を添えました。

つづく。

最後、「昼ドラ」のようになってました。

亀助の恋の行方も気になります。

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