『あさが来た』第80話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第80回 あらすじ&ネタバレ
番頭さん、いけずだす
弥七に言われて振り返ったあさたち。
あれが、ふゆの相手、洋傘屋さん・・・。(あさ)
そこにいたのは、洋傘屋の主人、山本平蔵(山本浩司)でした。
あさたちの顔を見て走り去る平蔵。
行ってしまいはった。(あさ)
★
ほんまに嫁に行ってしもうてええのか?(亀助)
ええっ!?(ふゆ)
どないな奴かもわかれへんのに、親の鶴の一声で嫁ぐて決まってしもうたみたいやさかい。
せめて、会うてみてから決めても遅うない・・・。(亀助)
いいや、父の決めたことだす。
おはつ様やおあさ様かて、お父様がお決めになったとこへお嫁に行きはりました。
うちかて、身分が違うてても、同じことでございます。(ふゆ)
せやけど、おふゆちゃんには、思うお人がいてますのやろ?
ええっ!?(ふゆ)
陰で見ていたあさとうめ。
ええっ!?(あさ)
思うお人がいてるのに、他の男に嫁ぐいうのは、胸が痛むのと違うやろか思うて。(亀助)
下を向くふゆ。
なんてな、はは。まあ、心に決めてしもうたんやったら、まあ、ええのやけどな。ははっ。(亀助)
なんでだす?(ふゆ)
へっ?(亀助)
なんで今さらうちに、そないなこと聞かはるんだす?せっかくもう、心決めましたのに。
うちはもう、お父ちゃんの言うとおりにしようて、そう決めたんだす。
そやのに、そんなん言われたら、ぐらついてしまいます。
番頭さん、いけずだす。(ふゆ)
去ろうとするふゆ。
そりゃ、あんたのこと思うてるからや!(亀助)
えっ!?(ふゆ)
いや・・・おふゆちゃんには、なにがなんでも、幸せになってほしいと思うてるさかいや。
わては、あんたのお兄ちゃんやさかい。(亀助)
亀助に頭を下げて走り去るふゆ。
立ち尽くす亀助。
なあ、うめ、ふゆの思う人て・・・。(あさ)
さあ、うめは何も存じませんけど・・・。(うめ)
ほにゃららら~って・・・
三が日も明けて、あさが店で仕事をしていると、ふらふらで新次郎が帰ってきました。
ただいま~。
おかえりやす。
おかえりなさいませ。またお年始回りでございますか?(あさ)
へえ、また飲んでしまいましてな。
誰か~、お茶~!(新次郎)
いちいち全部飲んで回ってるお人など、聞いたことあらしまへんで。
普通は、大きい声で名前だけ言うて、名札置いて、ぽぽぽーんといっぺんに周ってくるんやおまへんのか?
体にさわりますがな。(榮三郎)
なんの。お正月はこれが楽しいのや。(新次郎)
今日は午後から、寄合所の集まりにも行きはりますのやろ?(あさ)
は?寄合所?(新次郎)
そうだす。なんでも、久しぶりに五代様がお見えになる言うて、みんな喜んではりましたさかいな。(榮三郎)
五代様か・・・、あのお方、近頃日本中飛び回ってますさかい、お会いするいうたら、久しぶりのことだすわな。(新次郎)
へえ・・・。(あさ)
そやけど、わてはええわ、あんたら2人で頼んます。(新次郎)
えっ!?うちは、帳簿まとめよう思うてたのに。(あさ)
そうだす、行きまひょ、な、お兄ちゃん。(榮三郎)
けどな、商工ほにゃららら~とか、株式ほにゃららら~とか、なーんも興味ありまへんよってに。(新次郎)
ほにゃららら~って・・・。(あさ)
えらいことです!(うめ)
どないしましたんや、うめ。(あさ)
とうとう挨拶に来はりました、ふゆのお父さんが。(うめ)
ええっ!?(あさ)
こっちや、わてが興味あんのはこっちだす!(新次郎)
くせのあるお父ちゃんみたいだすな
ふゆの父・日野彦三郎(上杉祥三)と、平蔵が加野屋にやってきました。
はー、これが加野屋どすか!
おかしおすなあ、立派な店構えや。まだ潰れてへんのんか!?
へへへ、京の方では大阪の加野屋は、山に手出して失敗しはって、今に潰れるいう噂やったもんで・・・。(彦三郎)
そないだすのんか・・・。(平蔵)
ほな、入りまひょか、ははは。(彦三郎)
陰で新次郎とあさが見ていました。
加野屋が今に潰れるやて!?失礼な!(あさ)
くせのあるお父ちゃんみたいだすな。(新次郎)
★
よの、新次郎、あさの前に座る、彦三郎と平蔵。
彦三郎があいさつします。
明けましておめでとうございます。
お初にお目にかかります。京で染物屋を営んでおります、日野彦三郎でございます。
ご丁寧にお手紙いただきまして、ふゆは、私の方でもええ男はんを捜してやらな思うてたとこだしたのに、先越されてしまいましたなあ。(よの)
いいや、なにをおっしゃいますのんやら~。出来の悪い娘が長いことお世話になってしまいまして。
えー、加野屋さんには挨拶も出来ひんままやった言うて、気にやんどりました。
今に潰れるとかいうてはりましたのになあ。(小声で新次郎にささやくあさ)
ふゆは6人姉妹の下から2番目で、子どもの頃は癇の虫が、えろう強うおましてなあ。
よう泣くは病気はするは、犬猫の方がましやったぐらいですわ。
なんだすて!?(あさ)
あさを制止する新次郎。
あっ!いまはもう、なんの病気もおまへんえ~、はっはっは。
平蔵に言う彦三郎。
そこへ、ふゆがやってきました。
失礼いたします。
顔を上げたふゆを見て喜ぶ平蔵。
お父ちゃん、ご無沙汰しております。
おう!久しぶりやな。
ふゆ、こちらが、谷山町で洋傘屋をやってはる山本様だす。(よの)
頭を下げる平蔵。
ふゆも頭を下げます。
あさも新次郎も複雑な顔です。
ほんまにこのままでよろしいのんか?
仕事をする亀助に話しかける新次郎。
あのお父ちゃんはちょっと、なんやなあ思うけど、山本さんいうお人そのものは、そない悪いお人やあれへんみたいやなあ。
ありゃ、ふゆに相当、惚れこんでますな。
そうだすか・・・。(亀助)
洋傘屋いうたら、この頃の洋装流行りで景気もええさかい、おふゆのお父ちゃんからしたら、願うてもないええ縁談なんのかな。(新次郎)
気にしながらも仕事を続ける亀助。
小正月になったら嫁に出すいうて、お母ちゃんもう、支度始めましたで。
顔を上げる亀助。
えっ!?もう、そない早うに?
仕事を続けようとする亀助の帳面を伏せる新次郎。
えー、せっかくここまで綺麗に写したのに~。(亀助)
ほんまにこのままでよろしいのんか?
逃げてんと、いっぺん手止めて、よう考えてみなはれ。
そう言って立ち去る新次郎。
うめが亀助にお茶を持ってきました。
番頭さん・・・。
ふー、格好よろしいなあ。あないなお人はずるいわ、男のわてかて時々、惚れてしまいそうだす。(亀助)
お元気そうで良かった・・・
寄合所に来たあさと榮三郎。
商人の旦那衆たちにあいさつします。
あけましておめでとうございます。
おめでとうございます。
五代が入ってくると、みんな五代の元に駆け寄ります。
大久保利通卿が亡くなって以降も、五代は、大阪株式取引所や大阪商工会議所を設立し、その会頭になるなど、ますます精力的に活動していました。
えらい人気だすなあ。(榮三郎)
そらそうだす、御一新から長いこと暗雲立ち込めてた大阪の経済が、五代様のおかげで、ようやっと盛り上がってきましたんやさかい。
お元気そうで良かった・・・。(あさ)
あさに会釈する五代。
そや、どうですやろ皆さん、今日は今からみんなで、ぱーっと、お酒でも飲みに行きませんか?(五代)
おーーー、よろしなー。
行きまひょ、行きまひょ。(榮三郎)
お酒て・・・。(あさ)
★
美和の店。
はっ、お酒もええけど、たまにはこないなお正月もええもんだすな。(榮三郎)
せやろ、わてはいま、文明開化いうたら、ビールだっせ。(山屋)
はっはっは。(榮三郎)
おおきに、ありがとうございます。(美和)
美和は五代を捜しますが、あさの方に向かう五代を見て遠慮しました。
あとにいたしまひょか。(美和)
あさの所に来た五代。
明けましておめでとうございます。(五代)
あっ!?(あさ)
やっとご挨拶できました。(五代)
おめでとうございます。旧年中はほんまにいろいろ、お世話になってしもうて。(あさ)
こちらこそ。今年も、相変わらずよろしゅう。(五代)
へえ、よろしゅう。(あさ)
ビールを持って乾杯しようとする五代に、あさは紅茶のカップを差し出します。
おおっ!?お茶飲んでますのんか?(五代)
へえ、あの日みたいな姿は、もう見せられしまへんさかい。(あさ)
そうですな、私もすいませんでした。(五代)
あさは、五代が泣いたときを思い出していました。
私は、酒は弱い方ではありません。大酒飲んでても、なんぼでも仕事の話はできる。
せやけど、あの日は・・・。
どうにも気持ちをコントロールでけんかった。(五代)
気持ちを、コントロル?(あさ)
コントロールはつまり、「取り締まる」いうか、「ええ具合に調整する」いうか・・・。
日本語では、ええ言葉が見つかりませんな。
せやけど、こうして2人で話するのも、あれ以来ですな。(五代)
へえ、あれから五代様にはもうびっくりぽんだす。あっという間に、大阪商工会議所を作りはって、会頭におなりになって。
あの時まだ、東京商工会議所の議員さんかて、まだ50人くらいやったのに、大阪はいま、もう300人を超えてます。
これも全部、五代様のお力だす。
それに大阪株式取引所の開業の日なんか、花火まで上がってお祭りみたいでしたわ。(あさ)
これは、私だけの力ではないんです。(五代)
ん?(あさ)
商工会議所は、最初は驚くほどみんなに反対されました。
あささんみたいにすぐに、「お手伝いします」なんて言うてくれる人ほんま、まず居てんかった。
そやったんだすか?(あさ)
そやけど、私やあなたの考えを理解して、陰でみんなに広めてた、ありがたい立役者がいてたんです。(五代)
立役者?(あさ)
はい。(五代)
あ、来た来た。(山屋)
待ってましたで~。
ちょうど、その立役者が来はったみたいですわ。(五代)
振り向いたあさが見たものは!?
つづく。
立役者って誰なんでしょう?
亀助とふゆのその後も気になります。
スポンサーリンク
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。
関連記事
-
-
『あさが来た』第137話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第137回 あらすじ&ネタバレ あさと義妹のとわ (養 …
-
-
『あさが来た』第71話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第71回 あらすじ&ネタバレ うちは炭坑を手放す気はあ …
-
-
『あさが来た』第62話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第62回 あらすじ&ネタバレ 大阪に戻るあさ サトシと …
-
-
『あさが来た』第43話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第43回 あらすじ&ネタバレ あさ宛ての手紙には 九州 …
-
-
『あさが来た』 最終回 第156話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」最終回 あらすじ&ネタバレ まだまだ生きていかなあきま …
-
-
『あさが来た』第134話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第134回 あらすじ&ネタバレ 泣いたらあかん、男のく …
-
-
『あさが来た』第61話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第61回 あらすじ&ネタバレ つらいつわり 横になって …
-
-
『あさが来た』第135話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第135回 あらすじ&ネタバレ 夫婦とは、けったいなも …
-
-
『あさが来た』第2話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第2回 あらすじ&ネタバレ 11歳のあさと新次郎 あさ …
-
-
『あさが来た』第39話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第39回 あらすじ&ネタバレ そげんことも知らんで、ば …