『あさが来た』第124話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第124回 あらすじ&ネタバレ
なんや、元気そうやんか
あさ・・・。(はつ)
お姉ちゃん・・・。
かんにんな、忙しいやろうに。(あさ)
うちらのことなんかええのや。
ほんまにもう、あんたはいったいなんて・・・。(はつ)
頼むさかい、お姉ちゃんまで怒らんといて。(痛みをこらえるあさ)
奥さん、気ついてしっかりしはってからいうもの、みんなにえらい怒られて、気落ちしてますのや。(亀助)
そうですのや、ただでさえ痛いのに、もう心までくじけてしまいそうだす。(あさ)
自業自得だすのやけどな。(そう言って病室を出る千代)
なんや、元気そうやんか。
番頭さんも、えらいご迷惑おかけしました。(はつ)
いいや、わてなんか、なんも・・・。
もしかして、このお方は・・・!?(亀助)
御無事で、よろしおましたな。(惣兵衛)
惣兵衛さんもおおきに。(あさ)
で、どこ刺されましたんや?(はつ)
ここ、ここだす。(右脇腹をさするあさ)
しばらくは歩くことも、寝台から起き上がることもでけへんのだす。(あさ)
まあ、あんたは動き過ぎやさかい、たまにはそないなんもええのと違いますか?(はつ)
それもみんなに言われてます。(あさ)
★
(病室を出た惣兵衛と藍之助)
えっ、ほんまだすか?(千代)
へえ、ようよう捕まったそうや、萬谷さん。(新次郎)
はあ、そうだすか。(喜ぶ千代)
萬谷て・・・。(惣兵衛)
おっ、惣兵衛さん!?(新次郎)
そないなもん、ほんまに必要だすのか?
そうだすか、萬谷さんが・・・。(あさ)
ああ、長町のあたりに、逃げ込んでたみたいですわ。(新次郎)
旦那様、どうか、萬谷さんが悪いことにならへんよう、警察に、口添えしてもらわれしまへんやろか?(あさ)
ええっ!?(千代)
萬谷さんを、あないに追い込んでしもたんは、うちのせいだす。
萬谷さんかて、生きてくことに一生懸命やったはずだす。
なんもでけへんにしても、もうちょっと親身になって話聞いてあげてたらて・・・。
お願いだす、どうか・・・。(あさ)
わかりました、伝えときまひょ。
どうぞ、ごゆっくり。(はつに言う新次郎)
おおきに、電報もありがとうございました。(はつ)
へえ、ほな。(病室を出る新次郎)
うめから聞いたんやけど、今は商いだけやのうて、おなごの大学校作る手伝いしてるんやて?(はつ)
・・・あきれますやろ?(あさ)
ふふっ、そうだすなあ。
ようよう長いこと苦労して、商いが安定したいうのに、なんであんたはそこで留まられへんのやろなあ・・・。(はつ)
なあ、あさ。
これは、怒ってるわけやあれへん。
せやないんやけど、しいて聞かしてもらいます。
そないなもん、ほんまに必要だすのか?(はつ)
・・・。(あさ)
萬谷さん言うたら、あっこだすやろ?
(見舞客に説明する亀助)
えー、長いこと、面会謝絶とさしてもろうてましたけど、白岡あさ本人の望みによりまして、来週から、お見舞いいただける運びとなりました。(亀助)
そら良かったがな。
ほな、また来まひょ。(帰っていく見舞客たち)
おおきに。
で、惣兵衛さん、畑のほうは?(新次郎)
ちょうど取り入れ済んだとこやったさかいなあ、あわてて後片付けして後は、養之助に任してきましたわ。(惣兵衛)
そうか、おおきにな。
ずっと大阪離れてた、あんたたち夫婦までこさせてしもうてな。(新次郎)
萬谷さん言うたら、あっこだすやろ?
天満でそれなりに大きい店出してはった・・・。(惣兵衛)
そうや、御一新以降、いろいろ商い替えしたんやけど、そのどれもこれもがうまいこといかへんかってな。
ま、そら、気の毒なことだしたわ。
あー、そら、大阪の街も、こない変わったらな。(惣兵衛)
いやー、山王寺屋さんの変わりようも、決して負けてへんで・・・。(小声でつぶやく亀助)
あっ!?(惣兵衛・新次郎)
あっ、いえいえいえ・・・。(亀助)
家政学いう、立派な学問なんやて
今の時代、そら、おなごかて思うように学問できることは、ええことや思います。
そやけどそのせいで、あんたが命すり減らすことになるのやったら・・・。(はつ)
うちもそない思います。
学校の先生が授業でよう言うてはりますけど、男はんいうのは生まれつき、おなごにちょっと下でいてほしい思う性分やて。(千代)
えっ、そやの?(あさ)
そうだす。
近頃は、頭のええおなごを妻にするいう流行りも、上流階級にはあるのやけど、男よりでしゃばるやなんてことは、決してあかん。
ほんまはどないに物知りやったとしても、「ちょっと下ですよ」いう振りして、ニッコリ笑うてるのが一番ええて、先生言うてはりました。(千代)
はあ?びっくりぽんや。(あさ)
ほんまだすなあ。
女学校て、そないなこと習いますのやなあ(はつ)
へえ、良妻賢母になるための、大事なことだすさかい。
せやさかい、男はんが十人いてましたらな、十中八九、お母ちゃんの事、嫌いだすわ。(千代)
え~、うそや。(あさ)
ほんまだす。
お父ちゃんみたいなお人は、珍しいんやて。
十中八九、はつおばさんの方が好きや思います。
うちかてそうだすさかい。(千代)
なんであんたは、いつもそないひどいことが言えますのや?(あさ)
いいや、十中八九かて、やさしい言いすぎだす。
九分九厘な。(そう言って病室を出る千代)
一番怒ってはんのは、千代ちゃんみたいだすなあ。(はつ)
そやの。
それに、あの子の言うことは、どっか正論で、あながち間違いでもあれへんさかい、困ってしまうんだす。(あさ)
そうだすなあ。
頭のええ子や。(はつ)
それにお姉ちゃんの方が、良妻賢母や言うのかて、間違いあれへんしなあ。(あさ)
うちは、いっこも学問なんかしてしまへん。(はつ)
ほら、お姉ちゃんは今、村の方に、お琴教えたりしてはりますやろ?
他にも頼まれた繕いもんしたり・・・。(あさ)
そないなもん・・・。(はつ)
いいや、家事や裁縫はただの花嫁修業やあれへん。
家政学いう、立派な学問なんやて。(あさ)
そやの?(はつ)
そうだすのや。
うちが応援してる成澤先生が、一番心配や言うてはるのは、おなごがお家や旦那さんに縛られたまま、一人ぼっちになってしまうことなんだす。
外の世界をなんも知らん、関わることがでけへんかったら、自然と他の世界と切り離されてしまう。
(昔の自分を思い出すはつ)
教育は、そないなおなごの今を変えることが出来ます。
お家に入っても、周りの人たちと関わりながら、その居場所の、大事な一人になれるんだす。(あさ)
そう・・・。
そない言うたら、近所の、遠いとこにいる息子さんから届いた手紙読んだり、代わりに書いたりするのも、えらい喜ばれてますなあ。(はつ)
そうだすやろ?
成澤先生は、「おなごかて一人の人間や」言うてはるだけだす。
その中には、うちみたいな「動きの激しい世間で働くおなごがいててもええのやないか」て。
うち、ようよう、お姉ちゃんの生き方にも、うちの生き方にも、一本筋が通ったような気してますのや。
そやさかい、たとえ、「おなごの高等教育なんてもってのほかや」て、力づくで押さえつけられたとしても、うちはもう、屈するわけにはいかしまへん。(あさ)
それにしても、実にいい「べっぴん」だな
(廊下に出て、りんごの皮を剥く東柳に出会う千代)
あっ・・・。(千代)
ああっ、君!
良かった、今日は顔色も良いみたいだね。
おっと・・・。(包丁を隠す東柳)
(りんごにかぶりつき)本当は男なら、ちまちま皮を剥くより、こうして食べたほうが百倍いさぎいい。
けど、ぼくの先生はこういうのは嫌いでね。
きれいに剥いてくれと頼まれてしまった。(東柳)
ああ、そうだしたか・・・。
良かったら、うちやりまひょか?(千代)
えっ!?(東柳)
こないだびっくりさせてしもたお詫びに。(千代)
(包丁で皮を剥きだす千代)
へーーー。(東柳)
先日は、すんまへんだした。
親が包丁で刺されて入院してて、それでついびっくりしてしもうて。(千代)
ああっ、もしかして、どこかの銀行のお偉いさん?
待合室に人がいっぱい集まっていた。(東柳)
へえ、そうや思います。
やっと意識が戻って、もう無事に犯人も捕まったそうで。(千代)
良かったね。
ぼくは東京の人間なんだ。
昔世話になった先生が、こっちで入院されていて、それで励まそうと、仲間と来たってわけで・・・。(東柳)
そうだしたか。(千代)
それにしても、実にいい「べっぴん」だな。(東柳)
へっ!?いや・・・。(千代)
・・・りんごのことだよ。(東柳)
・・・失礼いたしました!(逃げ出す千代)
ああっ・・・。(東柳)
ケガの治りだけは、男並み
しかし、刺されるやてなあ・・・。
幕末の志士やあるまいし。(惣兵衛)
ほんまだすわ。
まさか、自分の嫁さんがやて。
★五代の言葉・・・★
あささんは、きっとこんなもんやない。
これから、大阪や日本かて変えられるお方や。
★・・・・・★
って、五代の友ちゃんも言うてたんやけど、かんべんしてほしいわ。
あさはそないなもんにならんかてええのに・・・。(新次郎)
せやなあ、男やったらそないな生き方もて思うとこ、まああるかもわからへんけど、おなごはなあ。(惣兵衛)
そうだす。
なんぼあさが、おなごでも男と同じようにしたい言うても、わて刺されるのだけは許さしまへん。
けどなあ、ケガの治りだけは、男並みに、ええみたいだすのやけどな。(新次郎)
はあー、そらそら、ははは。(惣兵衛)
二十歳になったら、お嫁さんにもらう
成澤先生、今はどないしてはりますのやろなあ?(あさ)
そう言えば、お見舞いも来てくれまへなんだなあ。(うめ)
(はつが病室へ)
新次郎さんと旦那様、ちょっと街見てくるいうて出ていきはりました。
結納に必要なもん、見繕うてくるて・・・。(はつ)
結納?(あさ)
実はなあ、養之助、もうお嫁さんもらう言うてますのや。(はつ)
ええっ!?(あさ)
近所の幼なじみの子(セツ(寺下怜見))と、すっかり恋仲になってしもてなあ。
二十歳になったら、お嫁さんにもらう言うて・・・。(はつ)
おませさんやなあ。(あさ)
まあ、二十歳になったら兵隊さんになる言うのよりは、ずっとマシなんやけどな。
千代ちゃんかて、卒業したらお嫁さんだすやろ?(はつ)
・・・。(あさ)
★
(一人、事務所で考えこむ成澤)
「もとはと言えば、あんたのせいやろー!(平十郎の言葉を思い出す成澤)」
ごめんください!
(4人の男たちが入ってきました)
つづく。
成澤の元にきた4人の男たちはいったい!?
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