『あさが来た』第126話 ~ ネタバレ・あらすじ まとめ
NHK朝ドラ「あさが来た」第126回 あらすじ&ネタバレ
これぞ、「僥倖(ぎょうこう)の極み」
お義母様・・・。(はつ)
私はなあ、大阪に帰りたかったんや・・・。
ようも私の最後の夢、奪うてくれましたなあ!(菊)
・・・。(養之助・栄達・惣兵衛)
★
(あさの病室に来た千代と宜(のぶ))
お母ちゃん、田村の宜(のぶ)ちゃんがまた来てくれやったの。
お見舞いにて。(千代)
ああ、宜(のぶ)ちゃん。(あさ)
こ、こんにちは。
あらためまして、ぼくは、田村宜(のぶ)と申します。(名刺を渡す宜(のぶ))
ええっ、ぼく?(あさ)
あ、こら近ごろ男はんがよう使うてるいう、名刺いうもんだすやろか?(うめ)
はい!
ああ、こうしてまた、お元気な白岡先生とお会いできて、これぞ、「僥倖(ぎょうこう)の極み」。(宜(のぶ))
はっはっはっは、面白い子やなあ。(あさ)
はあ・・・そらまた名言ですなあ
ぼくは、女子にも大学校は必要や思うてます。(宜(のぶ))
ほんま?ほんまにそない思う?(あさ)
はい、一刻も早う作ってもろて、ぼくが真っ先にそこへ入りたいぐらいです。(宜(のぶ))
いやあ、嬉しいなあ。
今の若いおなごはんも、そない望んではんのやったら、やる気もようけ湧いてきます。
成澤先生にも教えてあげたいわ。(あさ)
うち、いえ、ぼく、白岡先生のお話伺いたいて、ずーっと思うてました。
銀行や炭坑の商いのことも、雑誌で読み漁ったり、千代ちゃんからいろいろ聞いたりしていたもので。(宜(のぶ))
おなごやのにけったいやなあて、思いましたやろ?(あさ)
いいや、ぼくも子どもの頃から、男には負けたない思うてました。
おなごのくせにとか、おなごだてらにとか、何べん言われたことかわかりません。
家では、お嬢様扱いでしたけど、一歩外へ出てみますと、世間の風の冷たいこと、冷たいこと・・・。
上方一と言われる我が女学校ですら、なお、男子の愛を受けて、それに媚びへつらうことのみを望みとする女子ばかりで。
ぼくは、すっかり浮き上がっております。(宜(のぶ))
ええ~!?(あさ)
このようなとこで、女子の改革が出来ようかと、失望していた矢先に、千代ちゃんという親友に出会いました。
しかも白岡先生と、かかる僥倖に恵まれるとは・・・。(あさを拝む宜(のぶ))
はあ、また始まってしもうた・・・。(うめの側に行く千代)
なんであの方は、おなごやのにぼく言わはりますのや?(うめ)
なんや雑誌で、東京の女学校の学校言葉で、「ぼく」とか「君」とか使うのが流行ってるらしい言うて、それであんなんなってしまいましたのや。
こないだまでは、「よくってよ」とか、「だわ」とか、女学校言葉好んでたのに。(千代)
へ~。(うめ)
これからは、白岡先生のように、女性も、仕事を持って生きていかなあきません。
男の人に頼るのではなく、自立して、自分の道を切り開いていきたいのです。(宜(のぶ))
いやあ、ひょっとしたら宜(のぶ)ちゃん、昔のうちに、ちょっと似てるのかもわかれへん。(あさ)
ほんまですか?
そらまた僥倖です。(宜(のぶ))
(ムッとして病室を出る千代)
せやけどなあ、宜(のぶ)ちゃん。
うちは、おなごは別に、男はんみたいになる必要はあれへんて思うてますのや。(あさ)
へ!?(宜(のぶ))
たまには、男はんに頼ってもええ思うし、逆に頼られるのもええ思うし。(あさ)
そうでしょうか・・・。(宜(のぶ))
へえ、その証拠に、宜(のぶ)ちゃんにはその、「ぼく」いうの、あんまり似合うてはりまへん。
そない優しい顔してはんのやさかい、普通に「うち」とか、「私」とかいうほうが似合う思いますけどなあ。(あさ)
いいや、ぼくはぼくでいきます。(宜(のぶ))
はは、そうだすか、まあよろしいけどなあ。
うちも、偉そうなことは言われへん。
近ごろずっと、自分のことだけで必死になってしもうてましたさかいなあ。
寄付金集めるために、えらい労力と時間使うてしもて。(あさ)
いいや、尊いことやと思います。
一文の得にもならへんのに、女子教育のために頑張ってはって。(宜(のぶ))
せやけど、人間って、こう、人の間って書きますやろ?
人さんのおかげ被って生きていける、自分だけやのうて、もっと、誰かのためになることしたい、思うてますのや。(あさ)
はあ・・・そらまた名言ですなあ。
心にとどめな!(宜(のぶ))
はは、そないなとこもよう似てますなあ。(あさ)
ほんまだすなあ。(うめ)
なあ、宜(のぶ)ちゃん。
宜(のぶ)ちゃんに、お願いがありますのやけど・・・。(あさ)
うちの東柳くんだってすごいぞ
(手洗い場にいる千代)
あれ、女学生がいるじゃないか?(3人の男子学生)
あっ、君は!?(東柳を捜す千代)
もし、東柳くんを捜しているのなら、東京に帰ったけど。
ええっ!?(千代)
なんだよ、東柳くんの女友だちかよ、あいつもやるなあ。
おい、めったなこと言うな。
このお嬢さんは、向こうで入院している加野銀行の頭取のお家柄らしい。
そりゃすごいな。
うちの東柳くんだってすごいぞ。
かつての栄光は薄らいだとはいえ、華族のお家柄だぜ。
失礼いたします。(その場を去る千代)
どないかしましたんか、千代?(新次郎)
いいや、なんでも・・・。(千代)
(3人の男たちを見て、けげんな顔の新次郎)
あさからの伝言/h3>
(成澤の事務所に来た宜(のぶ)と千代)
あの!(宜(のぶ))
(驚く成澤)
すいません。(宜(のぶ))
えっ、君たちは・・・。(成澤)
ぼく、いえ、うちは、京都白川女学校の田村宜(のぶ)と申します。
本日は、成澤先生に、白岡あさ先生の使いとして参りました。(宜(のぶ))
白岡さんの?(成澤)
はい、手紙を書くのも痛いので言うて、伝言を承ってきました。
すぐにでも、女子大学校の話をしたいので、一刻も早う病院に来てもらいたい、と。(宜(のぶ))
・・・。(成澤)
★
はあ、びっくりしてしもうた。
宜(のぶ)ちゃん、どんどん歩いてってしまうや・・・。(千代)
顔面の良き男は、女を惑わし破滅させ、ろくな男はいないという、旧来の認識を改めざるを得ませんな。(宜(のぶ))
えっ、今なんて?(千代)
ううん、ええの。行きましょ。(宜(のぶ))
そうや、道頓堀でおぜんざいでも食べまひょ。(千代)
うん。(宜(のぶ))
もう振り返ってる暇なんかあらしまへん
さあさ、どうぞ。(新次郎)
こんばんは・・・。(成澤)
先生!?(あさ)
このたびは、本当に私のせいで!(最敬礼する成澤)
いやあ、先生・・・。
ご自分のせいやなんて、ちょっとでも思うてはんのやったら、そら自惚れだす。
うちは炭坑かて銀行かて、やる時はいつでも命がけだす。
責任なんて感じてもろたら困ります。(あさ)
いや、しかし・・・。(成澤)
うちが死なへんかったのは、まだ使命があるさかいやて思うてます。
おじいちゃん、お義父様や五代様やみんなが、もうちょっと頑張れて、見ててくれはるさかいやて。
もう振り返ってる暇なんかあらしまへん。
宜(のぶ)ちゃんみたいな、これからの若いおなごのために、もっともっと頑張りまひょ、な。(あさ)
・・・はい!(成澤)
亀助と娘のなつ
あさは正月も病院で過ごし、春の来る前に、ようやく退院しました。(ナレーション)
(あさが帰ってきて、銀行の前で万歳をするみんな)
その間にも日本は、東海道線に続き、神戸から広島まで走る山陽鉄道も開通し、東京へ行くのも、福岡の炭鉱へ行き来するのも、ずっと便利になりました。(ナレーション)
いやあ、着いた、着いた。(大八車に家財道具を乗せて加野屋に帰ってきた亀助と娘のなつ)
お母ちゃん、歩くの遅いなあ。(亀助)
(外に出てきた新次郎)
亀助!(新次郎)
おお、新次郎さん。(亀助)
ああ、こらこら、あんたが、亀助とふゆの娘さんだすか?
大阪にようこそ!(新次郎)
こんにちは。(なつ)
こんにちは、あっはっはっは。(新次郎)
また3月には、日清戦争が終結し、戦後景気で、加野銀行の預金高は67万円となり、関西の銀行として、さらに存在感を増していきました。(ナレーション)
千代の縁談のことだす
あさは、病院だすか?(新次郎)
うん、あささん一人で先生の話聞いたら、またええようにとって、無理したらあかんさかい、うめにな、ちゃんと話聞いといてって頼んでおきましたのや。(よの)
そうだすか、そらおおきにな。(新次郎)
こんばんは!(榮三郎が次女を連れてきました)
おー、まさやないか、よう来てくれましたな。(新次郎)
まさ、おばあちゃんやで。(よの)
お母ちゃん、足の具合はどないだす?(榮三郎)
それがな、こないだ千代にようさすってもろてから、もうだいぶええのや。(よの)
そらよろしおましたなあ、千代ちゃん様様だすな。(榮三郎)
お前こそ、二人も孫、お母ちゃんに見せてあげてくれて、こないな親孝行、あらしまへんな。(新次郎)
お母ちゃんから聞きましたんや、千代の縁談のことだす。(榮三郎)
(とたんに顏が暗くなる新次郎)
次の春卒業や言うたら、そないええ時、あらしまへんで。
千代の相手言うたら、いずれわてらと一緒に、加野屋のいろんな商いを守ってもらうことになる、大事なお人だすがな。
わても一緒に、ちゃんと考えさせてもらわなあきませんな。(榮三郎)
(面白くない新次郎)
ただいま!(あさ)
病院はどないだした?(榮三郎)
予後の調子もええみたいやて、先生も言うてくれはりました。(あさ)
たしかに、そない。(うめ)
ああ、それならよろしい。(よの)
今日はみんなおそろいで、楽しそうだすなあ。
あっ!?(ぶすっとしてる新次郎を見て不思議に思うあさ)
今な、千代の話してましたのや、千代の縁談の話をな。(よの)
縁談!?ああ、それで。(納得するあさ)
失礼いたします。(亀助)
見とくなはれ。(手紙を見せる亀助)
頭取宛てに、雁助さんから手紙だす。(亀助)
(驚くうめ)
雁助さんから?わー。(手紙を受け取るあさ)
(喜ぶみんなの中、手紙の中身が気になるうめ)
どないしましたんや?
(和歌山 眉山家 縫物をしているはつ)
おばあちゃん!?(養之助)
(倒れて苦しんでいる菊)
どないしましたんや?(栄達)
お義母様!?(はつ)
お母ちゃん!(惣兵衛)
(苦しむ菊)
つづく。
菊さんが倒れてましたけど、どうしたのでしょうか?
気になりますね。
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