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ボリビアの刑務所には刑務官が一人もいない!?

      2017/07/25

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刑務官が一人もいない?ボリビアの度が過ぎる刑務所

1

度を超えちゃってる刑務所

南米・ボリビア、ラパスの町のど真ん中に、高さ18メートルの塀に囲まれた度を越えた場所がある。
「サンペドロ刑務所」だ。
中を見てみると、コーラの看板が見える。
店でもあるのか?
囚人服の人間がいるわけでもないし、みんな自由に歩き回っている。
さらには女性や子どもたちまで。
あれー!?ここは本当に刑務所の中なのか?

看守が一人もいない?

午前7時、今日もサンペドロ刑務所に新たな囚人たちが送られてきた。

囚人カルロス・ガエゴス(武装強盗)
「刑務所なら何度も入ってるけど、ここは初めてなんだ。ダチから嫌な噂は聞いてるよ」

まず、新人の囚人たちは、入り口で警察からの説明を受ける。
その後、指紋や写真など簡単な手続きを行う。

すると警官が「はい、我々警察はここまでです。あとの事は全部囚人に聞いてください」

実はこの刑務所、一歩中に入れば、警察や看守などが一人もいない、とんでもなく変わった刑務所なのだ。
ボリビア政府がこのシステムを始めたのは2002年。
どうやら、刑務所の費用を減らすために始めたらしい。

警察署長クリスチャン・サフィーナス≫
「私たちは、入り口で事務的な仕事をするだけです。中のことは全部、囚人たちに任せてますから」

もともとこの刑務所に、600人収容するはずだったのが、今やその5倍、約3000人が収監されているという。
しかし実は、正確な人数は誰も把握していない。
なぜなら、どういうわけか、いなくなっちゃう囚人がたくさんいるからだ。

大ボス ビクトル・ウーゴ・メンドーザ

2

さて、4件の殺人で服役中のビクトル・ウーゴ・メンドーザ。
この男こそ、現在ここを取り仕切る、囚人たちの大ボスだ。
新人の囚人は、必ず彼の面接を受ける。

「こいつが新入りか?」
「そうです、ボス」
「よし、新入り!」
「はい」
「これから言うことをよく聞いておけ。この刑務所では俺が規則だ、俺が秩序を守ってるんだ。いいな、わかったなら行け!」
「はい…」

メンドーザに気に入られるかで、今後のカルロスの生き方が決まるという。
翌日、カルロスにインタビューを申し込んだところ、「今後一切、ボクに関わらないでください」と拒否されてしまった。
一体なにがあったのか?
怖い、怖い。
カルロスはアザだらけだった。

入所料・家賃が必要

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メンドーザの部下 バランティーノ・マヨーリ(麻薬密売)≫
「ここにいる囚人は全員、入所料を払ってもらわなくちゃならない。それを徴収するのが、俺たち幹部の仕事だ」

なぜ刑務所に入所料が必要なのかわからないが、およそ2200円(150ボリビアーノ)徴収される。
日当がおよそ650円(44ボリビアーノ)という彼らにとっては、かなりの金額。

さらに良くわからないが、家賃も徴収されている。
そのため、家族などからの援助がない囚人は、この中で自分で金を稼がなくてはならない。
洗濯や掃除、果ては物乞いまで。

また、《タクシータ》と呼ばれる仕事をする者もいる。
1日中、入り口近くに立ち、囚人に面会を求める訪問者から依頼を受け、その囚人を群衆の中から素早く見つけ出す仕事だ。

麻薬密輸の罪で収監されているスペイン人のハビエル・ブランコは、手先の器用さを生かし、家具などの木工品を作って売っている。
ちなみに彼、「外は怖い」と、4年間も部屋に閉じこもったままだ。

ハビエル・ブランコ≫
「ほんとにもう、ここの奴らは誰も信用できないよ。『よう!元気?』ってラテンのノリで、明るくフレンドリーだけど、でも、見えないところでは平気で俺のものを盗んでいくんだ」

メンドーザの部下 バランティーノ・マヨーリ(麻薬密売)≫
「まあ、ここでは金がなければ野垂れ死にだ。だが、金さえあれば、欲しいものは何でも手に入るよ」

なんと、この刑務所、携帯電話も酒もタバコも何でも手に入る。

「でもやっぱり、みんなが欲しがるのはコカインさ」

刑務所内にも関わらず、堂々と取引されるドラッグ。
なんと、ここの囚人のおよそ60%が、麻薬中毒者なのだという。
数年前まで、刑務所の中を周る観光ツアーがあったが、実はツアー客の中に、コカインを買うためにツアーに参加している者が多くいたため、ツアーは中止になってしまった。

勝手に監獄の増設を計画中

そして、多くの子どもたちの姿が。

その数およさ300人。
刑務所の中んは、幼稚園まである。
実は、サンペドロの囚人は、刑務所の中で家族と一緒に住むことが許されているのだ。
どうせ刑務所でも家賃を取られるので、塀の中と外、2軒分の家賃を払うより、一緒に住んだほうが安上りなのだという。
もちろん囚人でない家族は、申請すれば買い物などの外出も可能だ。

さて、現在ボスのメンドーザは、勝手に監獄の増設を計画している。

囚人たちの大ボス ビクトル・ウーゴ・メンドーザ≫
「今、寄付を募っているんだ。レンガやセメントが欲しいってね」

この増設計画がかなり怪しい。
というのも、新しい監獄の屋上と刑務所の塀の高さが、わずか十数センチしか違わないのだ。

3

警察署長クリスチャン・サフィーナス≫
「奴らが塀の外に行こうと思えば、いつでも行けるようになるでしょう。まあ、困ったことですが、工事を中止させる事はできません」

ちなみにボリビア政府は、サンペドロ刑務所を「進歩的なシステムだ」と宣伝している。

[出典:2016年10月17日(月)放送、「世界まる見え!テレビ特捜部 無駄に!?デカいな~SP」]

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