クリスマスの日の奇跡 やりすぎ都市伝説

スピードワゴン・小沢がプレゼンする、クリスマスに関する2つの話

クリスマスに起きた素敵な奇跡

アメリカのとある港町。
漁師をしているマイケルは、恋人のシェリーにプロポーズするため、給料の何か月分もするような指輪を用意しました。

その指輪には、「M to S（マイケルからシェリーへ）」と、イニシャルを彫っていました。
ところが、マイケルは仕事の途中で、海に指輪を落としてしまったのです。

マイケルには、給料の何か月分もする指輪をあらためて買う余裕もなく、シェリーを呼び出して謝りました。
「指輪を用意したけど、実は海に落としてしまった。でも気持ちは変わらない、だから結婚してくれないか？」

シェリーは「指輪と結婚するわけじゃないから喜んで。でも、指輪があったら良かったけどね」と言い、2人は結ばれました。

それから数日後の、2人で初めてのクリスマス

クリスマスパーティーをするため、自宅でパーティーの準備をしました。
マイケルはリビングで飾りつけ、シェリーはキッチンでディナーの準備をしていました。

すると、シェリーが「ちょっと来て、あなた！」とマイケルを呼びました。
「どうした？」とマイケルはキッチンに行きました。

「この魚を調理していたら、すごいものが出てきたの」というシェリー。
なんと、魚の中には指輪が。
そしてその指輪には「M to S」というイニシャルが彫られていました。

しかもその魚は、ディナーのためにマイケルがその日釣ってきた魚だったのです。
海に落ちた指輪を魚が食べ、奇跡的にマイケルがクリスマスの日に釣り上げたのでした。

大手スーパーチェーンが始めた「あるサービス」とは！？

60年ほど前のアメリカ・コロラド州。
大手スーパーチェーンが「あるサービス」を始めました。

それは「サンタクロース追跡調査サービス」。
電話をかけると、サンタクロースが今どのあたりを飛んでいるかを教えてくれるサービスでした。

ある女の子が電話をかけると、電話に出たのはアメリカ空軍のシャープ大佐でした。
新聞記事に載っていた電話番号が間違っていたのです。

当時、ソ連からの核攻撃のために備えていた秘密基地に繋がってしまったのです。
そんなことは知らない少女は「ねえねえ、サンタさんは今どこを飛んでるの？」と尋ねました。

シャープ大佐はこう答えました。
「あのね君、私はサンタクロースの国の妖精だ。今、北極からアメリカに向かって飛んでるよ」と。

「サンタクロース追跡調査サービス」のその後

シャープ大佐は、喜んで少女の話に乗ってあげました。
すると、この話がアメリカ中に広まり、現在はアメリカ空軍が実際に偵察衛星などを使って「サンタクロース追跡調査サービス」を本当に始めました。

ホームページもあり、クリスマスの日には職員やボランティアの人たちが、子どもたちからのメールや電話に応えています。
[出典:2016年12月23日放送、「やりすぎ都市伝説 2016冬 4時間SP」]