自衛隊員の給料事情

自衛隊員の意外な給料事情　命がけの任務・・・その金額は？

命をかけて国を守る自衛隊員の、意外な給料事情の実態に迫ります。

基本給

自衛隊員は16の階級から成り立っています。

⑯　2士
⑮　1士
⑭　士長
⑬　3曹
⑫　2曹
⑪　1曹
⑩　曹長
⑨　准尉
⑧　3尉
⑦　2尉
⑥　1尉
⑤　3佐
④　2佐
③　1佐
②　将佐
①　将

高卒で入隊した者は、2士という階級に。

基本給（1年目）

自衛隊　161,600円

公務員　142,420円（市役所などの平均）

防衛大学を卒業して入隊すると、曹長からスタート！

基本給（1年目）

自衛隊　217,200円

公務員　174,197円（市役所などの平均）

一般の公務員より高給だと言えます。

さらに、基地や駐屯地で暮らす自衛隊員は、住居費は無料。

基地に住んでいれば、食事も3食無料。

自衛隊関連の病院なら、診察や治療も、一切お金はかかりません。

そして、給料以外に支払われるのが手当。

特殊な任務に対して支払われるものですが、そのなかでも、意外な金額の手当てを紹介します。

除雪手当

豪雪被害の際に自衛隊が行う除雪作業、たとえば、1日中作業を続けた場合、いったいいくらもらえるのか？

その金額は、1日、450円！

災害派遣等手当

自衛隊の重要な任務の一つである、災害時の活動は、危険度によって金額が異なります。

山や海などで、遭難者の捜索や救出活動を行った場合は、1日あたり、1,620円！

そして、地震など、大きな災害での人命救助など、命の危険が著しく高まる任務の場合、金額は上がり、1日で、3,240円！

また、自衛隊では、遠く離れた遠隔地での任務にも手当てが支給されます。

小笠原手当

東京から南へ約1000km、小笠原諸島で、急病人の搬送や救難活動などを行っている、海上自衛隊、父島基地での任務は、1日で、300円（階級が曹長以下の場合）

さらに南へ200km、民間人もほとんどいない基地だけの島・硫黄島での勤務は、1日で、1,740円（階級が曹長以下の場合）

手当てが出ても、お金を使う場所はあまりありません。

南極手当

さらに南へ1万3000km、海上自衛隊が50年間続けている、南極への物資や人員の輸送など、金額は意外にも、硫黄島とさほどかわらず、1日で、1,800円（階級が2曹以下の場合）

さらに危険度の高い、命がけの任務の手当ては？

異常圧力内作業等手当

水難事故などで、海上自衛隊のダイバーが行う潜水での救助作業、海の中での作業は、常に危険と隣り合わせ。

この任務に対する手当は、1日、310円（深さ20mまでの場合）

落下傘降下作業手当

地上数百メートルから飛び降りる落下傘降下、着地に失敗すれば、命の保証はありません。

気になるその金額は、1回、2,800円（空挺訓練生・2士の場合）

命をかけて、この値段です。

爆発物取扱作業等手当

決してミスの許されない不発弾の処理作業、実は、戦後70年たった今年も、大阪の工事現場で不発弾は発見されています。

爆発すれば、甚大な被害を被る可能性のある不発弾の処理ですが、1日、750円だそうです。

そもそも、24時間勤務が当たり前、最初に「死ぬことを前提に入る」という誓約書を書くので、危険なのが当たり前なのだそうです。

あらためて、自衛隊の任務の過酷さが伝わってきます。

これで、憲法改正で、危険な戦地での活動が増えていけば、自衛隊入隊希望者はどんどん減少し、将来的には、「徴兵制」も現実化するのかも知れません。

安倍晋三首相は、祖父の岸信介元首相の思想を受け継いでいますから……

あなたは、徴兵制、どう思いますか？（S.A.）