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嫌われる勇気/自己啓発の源流・アドラーの教え まとめ

      2020/12/19

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オーストリアの心理学者「アルフレッド・アドラー」の思想を、『哲人と青年による対話』というストーリー形式でまとめた「嫌われる勇気」が話題になりました。
この本の中で、多くの読者が『心に響いた言葉』を取り上げ、まとめてみました。

自分を変える心理学

アルフレッド・アドラーとは、20世紀初めに活躍した心理学者で、フロイト、ユングと並んで、心理学の三大巨頭と呼ばれています。このベストセラーの著者が、カウンセラーであり哲学者でもある岸見一郎先生です。その内容は、「自分を変える心理学

自由とは他人から嫌われることである

たとえば、あまり気の進まない誘いを受けた時……

「ね、行くでしょ?レストランのランチ!」(友人)
”あのレストラン高いから行きたくないなあ……でも、断ったら嫌われちゃう……”
このように、人に嫌われないかが気になって、言いたいことが言えない人もいますよね。でもそれは、「他人の価値観」に従って生きるという不自由なものです。

どうしても気が進まなければ、断ってみてはいかがでしょう?
「ごめんなさい!私いいわ!今月苦しくって」
「えー!?」(友人)

このように、嫌われる勇気を持つことで、人間関係のしがらみから解放され、自分が本当にしたいことをするための「自由」が得られるということなんです。対人関係のことばかりに目を奪われてしまうと、自分の目の前にある対人関係しか意識できなくなり辛くなります。

アドラーはこう言っています。

より大きな共同体の声を聞け

たとえば、ママ友グループの場合、嫌われても、他に気の合いそうなグループはないか?趣味のサークルなどで頼れそうな人はいないか?目の前のグループにとらわれず、他で探してみたら、味方になる人はきっと見つかるはず!

他人はあなたの期待を満たすために生きているのではない

あなたは、他人に何かをしてあげたとき、見返りを求めていませんか?
たとえば、お酒の席で……
サラダを分けたり、飲み物の注文をするなど、かいがいしく世話をしているのに、男性陣がかわいい女の子ばかりちやほやしている時……
”何よ、こんなにみんなのために働いているのに……ちょっとは私に感謝してもいいんじゃないの!?”
見返りを求めて、それがかなわないと、人は不満に思ってしまいます。

その不満が態度に出ると……
「なんであんなに機嫌悪いんですかね?」
その場にいた人たちとの関係にひびが入ってしまうこともあります。
実はこれ、他人だけではなく、親子にも当てはまります。

母親)「あなたは長男だから、老後の面倒を見てくれるのよね!」
嫁)「お義母様、そんな当たり前のように言われても困ります」
母親)「何よ、ここまで育てた恩を仇で返す気!?」
息子)「いや、2人とももう止めてくれよ」

確かに子育ては大変だったかもしれませんが、それでも見返りを期待することは、人間関係のトラブルの原因になるのです。
子育てや介護は、決して見返りを求めることはできません。
「これだけのことをしてあげたのだから、これだけのことはしてほしい」と思わないほうがいいのです。

怒りとは、出し入れ可能な道具である

おもちゃを出しっぱなしにしている子どもに……
母)「今すぐ片付けなさい」
子)「後で片付ける」
母)「何言ってるの!今すぐやりなさい!」

『後で片付ける』と言っているのに、なぜまだ怒っているのでしょうか?
理由はただ一つ、子どもが「自分の言う事をすぐに聞かない」からです。
お母さんは、子どもを思い通りにコントロールするために怒っていたのです。

そこに電話がかかってきて、さっきまでの怒りはどこへやら、お母さんはすました声で電話に出ます。

怒りが簡単に出し入れされました。

さらに、お店などで……
水をこぼしてしまった店員に、大声で怒る人の目的は、店員をコントロールし、何か自分が得するようなお詫びをさせようとしているのです。

怒りは、自分に有利な状況を作るためにも使われます。
なので、アドラーは、怒りを「出し入れ可能な道具」だと考えたのです。
そもそも、「怒りという感情はいらない」とアドラーは考えます。

もしも、言葉でお願いすることが出来れば、怒りは使わなくてもいいはずなのです。
なのに、怒りという感情で自分の言う事を聞かせようとする……
「怒りは、未熟なコミュニケーションのとり方」なのです。
「自分は怒っている」と、言葉で冷静に伝えてみましょう。

冷静になれば、怒っていたと思っていたことが、実は怒りではなかったということに気づきます。
たとえば、子どもの帰りが遅いと、最初に怒りの感情が起きます。
しかし、よくよく考えると、これは『心配』だったり『不安』だったりするのです。
だから、子どもが帰ってきたときに、「どこほっつき歩いてたんだ」ではなく、
「心配してたんだ」と伝えれば良いのです。

人間の悩みは全て、対人関係の悩みである

こうした人間の悩みというものは、全て一つの事柄に行き着くとアドラーは言っています。
他人と関われば必ず摩擦が生じます。

他人との摩擦を減らすコツが2つあります。
一つは、自分と他者を比べない。
もう一つは、人からどう思われるかを気にしない。

もし、そんな風に思うことが出来れば、人生は非常に楽なものになるでしょう。
[出典:2016年4月30日 世界一受けたい授業]


嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え / 岸見一郎

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