映画『フレンチ・アルプスで起きたこと』 町山智浩の解説/ネタバレ・あらすじ・ 批評
2020/07/16
フレンチ・アルプスで起きたこと FORCE MAJEURE/TURIST
2015年7月4日(土曜日)公開

映画評論家の町山智浩さんが『フレンチ・アルプスで起きたこと』について語って下さいました。
【作品紹介】今夏公開『フレンチアルプスで起きたこと』 第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門 審査員賞受賞。スキーリゾートで休暇を過ごすスウェーデン人家族の状況が、ある事件をきっかけに一変する様をブラックユーモアを交えて描く人間ドラマ。 pic.twitter.com/ftZV6y1KHI
— ヒューマントラストシネマ有楽町 (@htc_yurakucho) 2015, 2月 16
町山さん解説・書き起こし
町山さん、試写会でですね、私あのアベンジャーズ観ることできまして、エイジオブウルトロン……
おっもしろかったですね~(山里)
⇒ 映画 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 町山智浩の解説/ネタバレ・あらすじ・ 批評
でも、またそれを抜いちゃったんですよ、アメリカ映画の新しいのが……
先週っていうかこないだ、おとといぐらいに、『ジェラシックワールド』って映画が『アベンジャーズ』抜いちゃったんですって。
ジェラシックパークのね、復活編ですけどね、まそれは来週お話します。
(今日のお話は、なんですか?雪山で…… というお話だそうですね)
『フレンチアルプスで起きたこと』っていうタイトルですね。
(なに…この怖い音楽…)
はい、これね、ヴィヴァルディの四季から、夏っていうパートなんですけど、ヴィヴァルディってみんな、”春”がやたらと、聞いたことありますよね?
はい、これね、夏を聞くとね、すごいおどろおどろしいんですよ。
あのね、そうそうそう夏はね、ものすごい暑いんですねイタリアだから、作曲されたのがね。それで、ものすごく暑くて、うだるような暑さんところで、嵐っていうか夕立ちみたいなのが来るっていうのを音楽で表現してるんですけど。
これがなんとアルプスの雪山にピッタリなんですよ、この『フレンチアルプスで起きたこと』っていう映画は。このせっぱつまった感じみたいなのがね、ずっと全編に出てきている映画なんですけれども、これはですね、去年『ゴーン・ガール』っていう映画がありましたねぇ?
⇒ 映画『ゴーン・ガール』 町山智浩の解説/ネタバレ・あらすじ・ 批評
まさか、旦那を徹底的に責める映画になるとは思わなかったわけですよ。
(夫婦で見ると問題だ、っていう、ねぇ…)
もうダメ夫っていうか、夫はみんなダメっていうか、男はみんなダメっていう映画でね男いじめの映画でしたけどあの、それよりももっとすごいですよ、これ。
(えっ?あれでもだいぶエグかったですけどねゴーン・ガールも)
いや、こっちはね、あんな風に直接、血みどろのことがあったりとか、ものすごい暴力的なこととか、ぜんぜんないんですけど。本当に日常の話なんですね。この『フレンチアルプスで起きたこと』っていうのは。誰にでも起こることなんだけど、もんのすごい怖いんですよ。
でね、どういう話か?っていうと、まずその主人公はスウェーデンから来た金持ちの中産階級の三十代の夫婦なんです。
で、旦那は結構お金を持っていて。でも、すごい忙しくて家族サービスをしてないんで、わざわざフランスまで来てアルプスのスキー場でまあけっこう1週間ぐらい泊まって家族サービスをするんですね。
で、子どもは男の子と女の子でまだ小学校低学年ぐらいの子たちなんですよ。
で、その、ずっとスキーをやって。すっごいリゾートホテルでね、キッチンとかあって、家みたいなんですよ、マンションみたいな感じ。でもものすごい巨大で何もしなくてもいいっていう。お母さんたちを家事から開放してあげるようなところなんですね。
そう。バケーションっていう感じでやっている。しかも、スウェーデンから来てて、スウェーデンの方が雪、あるんじゃねぇの、とか思うわけですけど。なんで南の方までわざわざ下りてくるんだよ!とか思いますけど(笑)
そう、金あるからね。で、まあ優雅にやっていると、お昼を食べてるとそのテラスみたいなところでお昼を食べているとですね、「ドーン!ドーン!」って音がするんですよ。
で、これ、あの雪崩を防ぐために、大ッきい音を、火薬とかで立てて、人工的に雪崩を断続的に起こさせて、大きい雪崩が起きないようにしてんですね。
ところが、ちょっとその人工雪崩がものすごい量になって、こっちの方に落っこってくるんですよ。家族のいるところに、主人公たちの。
で、どんどん迫ってくるぞ!ってなって、「バーン!」と来ちゃうんですよ、とうとう。雪崩が直撃しちゃうんですよ、そのテラスを、ご飯を食べていた……
で、その時に、なんと、四人家族なのに、旦那が一人で逃げちゃったんですよ。
奥さんは、子ども二人をこう抱えて、かばって、助けようとしたんですけど、旦那一人でスマホだけ持って逃げちゃったんですよ。
(うわーっ!う、わああああ!)
そう、ところがその雪崩は、単にテラスの下にぶつかって起こった雪煙だけだったんで、なにも起こらなかったんですけど。
でも奥さんは見ちゃったんですよ旦那が逃げるのを。
自分が逃げたことが。で、奥さんも、それを責めちゃマズいなと思って、責めないんですね。
そう。それで、なんでもなかったように振る舞い続けるんですけど、どうしても奥さんの中に、『あ、この人は私たちをおいて逃げたんだ。私たちをおいて逃げた人なんだ』って思うから、どんどんどんどんこう、旦那とも話ができなくなって落ち込んで、鬱になっていくんですよ。
でも、責められないんですよ。それで、この映画の原題はですね、『FORCE MAJEURE』(フォースマジュール)っていうんですね。
これね、フランス語なんですけど、『不可抗力』っていう意味なんですよ。
これね、保険用語なんですね。災害保険とかの言葉で。その、地震とか洪水とか台風とか天災があった時は、これもうコントロールできないから、免責になるんですよ、保険が。
それと同じで、この父親がとった行動っていうのはわざと考えてやったんじゃなくて、本能的に反応しちゃった行動だから。
(とっさに体が動いちゃった……)
そう。だから、それを責めてもしょうがないな、って奥さんは思ったんですよ。すごくズルくて、いろいろ悩んだ末に逃げたわけじゃないから。反射的に、本能的に行動したから旦那がね。
(でも女の人は忘れないですよ、そういうことは、ね。赤江珠緒)
忘れないんですよ。で、とうとう思わず、出ちゃうんですよ奥さんの方に。
こうしゃべっている時に、「雪崩みたいなことがあったね」みたいな話をしてると、
「でもあなた、一人で逃げたわよね」って。
そう。そうすると、どうなるか?どうなると思います?旦那は、それを言われた時。
(バレてないと思ってるから「逃げてないよ、守ろうと思ったんだよ」みたいなことを取り繕っているんですかね?)
そう。逃げたってこと自体を否認しちゃうんですね。逃げてないよって言うんですよ。
で、これが面白いのがね、旦那は本当に逃げてないと思い込んでんですよ。
そう。でね、これは人間の心理で、自分の心を防衛するために。要するに壊れちゃうと。人間は弱いから、心を守るためになかった記憶を捏造するらしいんですね。
で、これもよくある行動らしいんですよ。子どもの頃とかもあったじゃないですか。嫌なことがあると、ニセの記憶を作っちゃうことって。
(あ、そうですね。だから人によって思い出が違うことになっているっていうの、ありますもんね)
そう。嫌な思い出とかは、消すんですよ人間は。別のニセの記憶を作って。
だからそんな感じでこの旦那は逃げなかったことにしてるんですよ。
でも、スマホ持っていたでしょ?
ビデオ、スイッチ入ってたんですよ。
もう逃げられないんですよ。という映画がこのね『フレンチアルプスで起きたこと』なんですけど、これは怖いですねえ~。
(そういう精神的なとこ、じわじわじわじわ責められるんだ)
そう。それで本当に誰にでも起きることなんですよ。
(ありますよ、これ!)
ありますか!?
(あのね、私ね、夜道を旦那と歩いている時に、暗闇からね、ギャーッ!っていう声が聞こえて、えっ?と思ったら、よくよく見たらタヌキ同士がケンカしてただけなんですけど……いや、その時ね、旦那が、スッと私の後ろにね、隠れたんですよ。スッと(笑) それはね、忘れないですよ)
赤江さんをタヌキの餌食にしようとしたんだ…… うわっ…(笑)
(いや、町山さん。タヌキの餌食ってなんすか)
あ、そうか。それはないか。でもこれ、山里さん、どうです?
(僕、逆で。なんかね、昔、それこそ付き合っていた彼女さんと、なんか肝試しかなんか行ってね。押入れの中に二人で隠れた時、あったんですよ。そん時に、押入れがドンドン!ってなった時に、彼女の顔面蹴って外に出ちゃったんです。いや、最低。ヒドい!っつって。顔を腫らした彼女が押入れから出てきて。あ、ゴメン!って(笑)
(これ、男女の差なんですかね?わかれるんすかね?)
これね、なんかね、監督がスウェーデンの人なんですけど。実際にそういう友達の夫婦が、なんか南米かなんかに旅行に行った時に、強盗に拳銃を突きつけられたらしいんですよ。
その時に、その友人の旦那の方が逃げちゃったらしくて……
で、ずーっとその夫婦が夫婦ゲンカするんですって。その監督の前で。そのことを思い出しては。
でも、ズルズル離婚しないでいるらしいんですけど。それを見て、ひらめいたらしいんですよ監督は。
過去にそういう災害とか、飛行機事故とか、船の転覆事故とか、そういうことがあった時に、実際に男と女のとる行動にはどのような差があるのか?って調べたんですって。
そしたら、圧倒的に男が逃げるらしいんですよ。
データで出ちゃっているらしいんですよ。
これ、映画会社も詳しいデータとかをパンフレットとかに載せてますけれども。そう。それでね、だからこういう事故があったり、海難事故とかがあった時は夫婦とかほとんど別れちゃうみたいなことが資料に書いてあって(笑)
あとね、お母さんとかは子どもがいたら絶対に子どもを守るんだけど、結構旦那は守らないみたいな。
これね、データが出ちゃっているんだけど。やっぱりね、生物学的な問題みたいですね。
女の人はやっぱりどんなことがあっても家族を守るっていうのが生物学的にあるみたいなんですけど、男って、家族を守る動物ってすごく少ないんですよ、自然界に。
鳥の類と、ライオンと、何種類かしかいないんですよ、あんましいないんですよ(笑)。
大抵は、ヤリっぱなしで、子育てとか奥さんに任せて、あとはまた他んところに行っちゃうのが熊とかみんな他の動物ですね。虎とかね。
もともと生物学的にはオスってあんまり家族を守らないくせに、それなのに、人間社会って男は家族を守れって言われてるんですよね。
(だから守らないから、そういう言葉が生まれたのかもね?)
…とかいう気持ちにもなりますね、本当にね。
でね、この映画ね、ただね、これで旦那が四苦八苦していくのをずっと見せていくんですけど。
もう、いろんなことを考えるんですよ旦那はね。まず、『もうこれで俺はダメなんだ。この夫婦はもうダメなんだ』と思って、他行こうとかも思ったりもするんですよ(笑)。
要するに、他の女の子に目移りし始めるんですよ。もうこっち、ダメなんだと思って。これも面白いですね。
それでね、あとね、お酒飲んで騒いでいる若者たちとすれ違ったりするところでも、『ああ、俺も昔はこうやって、ただ何も考えないで騒いでいたのになあこの頃に戻りたいな!』みたいな風に、どんどん精神が崩壊していくんですよ。
そう。家族を持ってきたってことの重圧に、壊れそうになるんですよ。旦那が、この事件以来。
でね、これ、なんにも起こらない映画なのにね、実際はね。ものすごい怖くて。
で、たとえばその後もスキーし続けるんですけど。そのリフトに乗るじゃないですか。
リフトってさ、柱のところを通過する時、ガタン!って揺れるでしょ?
それだけで、観客がビクッ!ってするんですよ。何が起こるんだろう、次は?みたいな。
うわッこわ!みたいな。なにもかもね、大変なことが起こるような気がしてね。ものすごい緊張感にね、せめられるんですけど。
で、もうとことん追い詰められていくわけですね。旦那は、あらゆることで。
で、もう本当に逃げ場がなくなった時、どうなると思います?旦那。
(えっ、どうなるんだろう?精神的にどんどんどんどん追い詰められて。でも、事柄として何かが起きたわけでもないのにね)
そう。要するに自分自身が追い詰められていくんですよ自分にね。
で、これは予告編にもあるんで言っちゃっていいと思うんですけど、突然泣き始めるんですよ、この旦那。もう、もうどうしようもないってなった時に。
もう床に座って子どもみたいにうぇーん!って泣きながら。「なんでそんなことやっちゃんだよ、なんで逃げちゃったんだよお、ゴメンよお」ってやり始めるんですよ。
でね、これは心理学的にはね、退行って言われる現象なんですね。
もう、完全にどうしようもないと赤ちゃんに戻っちゃうみたいなんです。
でも、ねえ大の男がですけど。しかも、ヤンエグみたいなね立派に仕事している男なんですけども。
ただね、これは自己防衛本能として赤ちゃん戻りをしているから要するに赤ちゃんに戻れば守ってもらえる、許してもらえると思うわけですよ、奥さんに。
「もうダメなんだー」ってやったら、奥さんもしょうがないから慰めてくれるだろうと思ってやっているわけですね当然ね、無意識のうちに。
でもね、この奥さん言うんですよ。
「あんた、涙出てないわよ」
これ、どっかの県議みたいですよね?
(じゃあ、後は号泣して逆ギレするしかないですよ、ここからは)
そう。野々ちゃんみたいな。だからあれ、なんでああいうことをやったのかってのが、これ見るとよくわかって。これ、逃げ場がないと、退行して赤ちゃん戻りすれば、周りがよしよしって言ってくれると思うとあれをやるんですね。
(はあ~、あ、だからか。この町山さんの公式コメント、この映画に関して『ゴーン・ガールをはるかに超えた男への罰ファニー・ゲーム。アルプスにカラ出張県議風泣き真似がこだまする』)
そうそうそう。でもね、この泣くシーンで、アメリカの映画館の観客がどうなったか?っていうと、爆笑しましたよね。みんなね。これ、当然爆笑ですよ。
そう。これね、コメディーなんですよ。
ちょっと逃げちゃったんだけど。でも、逃げたこと自体は、自分自身は止められないんですよ。本能的に逃げたわけだから。彼は。いろいろ葛藤があって逃げたわけじゃないんだ。なんの考えもなく、体が反射的に逃げちゃったわけですよ。
(まあ、ある意味反応がよかったっていうことも言えるんだけど…)
で、彼は一体その後、どうすれば、このどうしようもない失点を取り戻せるだろうか?っていう映画なんですよ。
((取り戻せるのかなこれは、もうどんどん株下がっていってる感じが…泣いちゃったりして)
そう。まあね、これはね、これ、見てね、『俺はぜったいに逃げねえよ』とか、誰も言い切れないんだもん。だって本能的な、そう反射的な行動だから、無意識に近い。『絶対に俺はそういうことしないね』とか、言えないんですよね。
で、あと、『昔、そういうことなかった?』って言われた時に、『いや、ないと思うよ』としか言えないんだよね。
否認行動を起こしているから人間は。そういうことを実際にやって、要するに女の子がいる前で逃げちゃったことがあったとしても、それ、覚えてないんですよ男は。記憶から抹消するから。
でも、女の子は覚えているよ!
(覚えてる覚えてる、うん)
そう、一生覚えているよ。嫌だなーと思いますね。
すごく嫌なのは、この逆のパターンがないことなんですよ。
殆どないですよ。実際、っていうのはもし、女の子が男を捨てて逃げても、別に誰も責めないから。
女の子もそれで悪いと思わないもの。
これ、男にしか起こらないんですよ。
(これもまた、カップルとかで見に行ったら大変そうな映画ですね)
そう。で、カップルで見るの大変なんですが、カップルで劇場に招待します!
(おお、劇場に~、かなり悪趣味ですねえ~)
これね、アカデミー賞候補になると思われてたんだけど、ならなかったんですよ。これ、本当にね、アカデミー候補になるべき映画でしたね。
強烈でした。はい。
(はい。わかりました~、楽しみになりました~。
町山さんもそういう場合は、やっぱり、なんとも言えない… わからない…)
なんとも言えないですね。でも反射的に行動できるように訓練しないとダメですね、軍隊とか消防隊とかに入ってね、はい。
無意識のうちにやれるようにしないと……
(はい!町山さん、ありがとうございました~
ありがとうございました!)
どぉもでした!
スポンサーリンク
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。
関連記事
-
-
映画『トゥモローランド』 町山智浩の解説/ネタバレ・あらすじ・ 批評
トゥモローランド TOMORROWLAND 2015年6月6日(土)より公開! …
-
-
アリス・イン・ワンダーランド2 時間の旅 あらすじ登場人物 映画鑑賞ガイド
映画「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」 2016年7月1日(金)公開 『 …
-
-
映画『S-最後の警官』ネタバレ・あらすじ・キャスト・人物相関図DVD好評レンタル中
S―最後の警官―奪還RECOVERY OF OUR FUTURE 映画2015年 …
-
-
天空の蜂 映画 ネタバレ・あらすじ キャスト人物相関図
映画 天空の蜂(てんくうのはち) 2015年9月12日(土)全国公開! 1995 …
-
-
町山智浩が三隅研次『剣三部作』&『人間の條件』について語る
映画評論家の町山智浩さんが 三隅研次監督&市川雷蔵主演映画・『剣三部作』 小林正 …
-
-
ジブリ『風立ちぬ』テレビ放送決定!2015年2月20日
「風立ちぬ」いよいよテレビ初放送! 日テレ2015年2月20日 21:00~ …
-
-
四月は君の嘘 実写版映画 あらすじ・キャスト主題歌鑑賞ガイド
映画「四月は君の嘘」広瀬すず×山崎賢人 2016年9月10日(土)公開 原作:新 …
-
-
『風に立つライオン』さだまさし小説映画化!あらすじ ネタバレ
さだまさしの人気小説『風に立つライオン』が大沢たかお主演で、ついに映画化! 20 …
-
-
10クローバーフィールド・レーン ネタバレ あらすじ・感想・批評
映画「10 クローバーフィールド・レーン」 メアリー・エリザベス・ウィンステッド …
-
-
《変身》東野圭吾 映画 ネタバレあらすじ感想・キャスト相関図
映画「変身」あらすじ・ネタバレ・感想 原作:東野圭吾「変身」(講談社刊) 変身 …