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【感動】難民になった猫 クンクシュ 生き別れから奇跡の再会!!

      2019/07/17

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毎日新聞[2018年8月27日]の記事より

 

難民になったねこ クンクーシュ

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迫害を受けた家族と愛猫の絆

イラクからの難民・スーラさん一家と飼い猫のクンクシュ

ギリシャ・レスボス島
バカンスの観光地として人気のこの島は、紛争が続く中東から多くの難民が押し寄せ、ヨーロッパへ逃れる際の拠点となっていました。

2015年10月、そんなレスボス島に向かう難民の中に、スーラさん一家の姿もありました。父親は7年前にガンで死去し、母スーラさんは、子供5人と飼い猫のクンクシュとともに、紛争が続くイラクから、安全なノルウェーを目指していました。

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しかし、一週間かけてようやくレスボス島に辿り着いたその時、事件は起こりました。飼い猫のクンクシュがボートを飛び出し、逃げ出してしまったのです!

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母・スーラさん

「必死にクンクシュを捜しました。難民支援ボランティアの人たちにも協力してもらって・・・。でも、3時間かけても見つけることはできませんでした」

更に不幸が、家族を襲うことになります。折しも、ヨーロッパの一部の国では、溢れる難民を受け入れきれなくなり、国境の封鎖が始まったのです。

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”一刻も早くノルウェーに向かわなければならない”
クンクシュを発見できないまま、一家は島を離れるしかありませんでした。

長女・リハーブさん(当時18歳)

「妹たちは、クンクシュを島に置いていくと知って、泣き叫んでいました。けれど、どうすることもできなかったんです」

その後スーラさん一家は、飢えや寒さを凌ぎながらも、ヨーロッパ各国を転々とし、ようやくノルウェーに辿りつきました。

8しかし、彼女たちに笑顔はありませんでした。父を失い、テロに脅える日々の中、心の拠り所となっていたクンクシュに、もう二度と会うことは叶わない。家族の一員を失ったショックは大きかったのです。

そして、離れ離れになって4ヶ月近くが経った2016年2月18日、ノルウェー・オスロでの突然の涙……

”一体、家族に何が起きたのか!? ”

そこには、思いもよらないストーリーが隠されていたのです。

 

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ボランティア女性に保護されたクンクシュ

その真実を知る人物は、アメリカ・ミシガン州のエイミー・シュローズさん(当時25歳)
当時彼女は、ボランティアの一員として、レスボス島の難民キャンプで働いていました。

エイミー・シュローズさん

「ある日、私たちが島のカフェで休憩していると、一人ぼっちでいる白猫を見つけんです」

2015年11月7日、家族が島を離れて1週間後に撮った写真には、薄汚れて、見るからにやせ細った白猫が写っていました。

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その白猫は、他の猫から苛められ、餌にもありつけずにいました。

エイミー・シュローズさん

「ボランティア仲間から、白い猫を探している家族がいたと聞いていたので、すぐにピンときました。探していたのはあの猫に違いない、そう思いました」

すると彼女は、自らの手で、クンクシュの世話をする事を決意、忙しいボランティア活動の合間を縫って、飼い主の情報を集め始めました。

エイミー・シュローズさん

「危険な旅に連れてくる猫なら、家族にとって、よほど大事な存在だったに違いないと思いました。何とか無事に、飼い主の元に返してあげたかったんです」

16 17 ところが、予期せぬ事態が待っていました。

“助けが必要な人間が大勢いるのに、なぜ猫1匹を助けるのか? ”

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同じボランティア仲間から、エイミーの活動を批判する者が現れたのです。しかし、彼女は飼い主探しをやめませんでした。

エイミー・シュローズさん

「難民たちの中には、故郷を追われ、家族や友人と離れ離れになってしまった人も多いんです。飼い主を探し出すことが出来れば、そんな彼らに、勇気と希望を持ってもらえるんじゃないかと思ったんです」19

世界中に広がる協力の輪

しかし、これまでレスボス島に押し寄せた難民は、年間数十万人。すでに島を離れた者も多く、クンクシュの家族がどこへ向かったかなど、もはや分かるはずもありません。そんな時、彼女に協力したいという人物が現れたのです!

アシュリー・アンダーソンさん(32歳)、彼女もまた、レスボス島で難民ボランティアとして働いていた一人でした。

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アシュリー・アンダーソンさん

「明るい話題が、難民たちを勇気付けることにも繋がる、そんなエイミーの気持ちに、私も共感したんです。 そこで私たちはまず、飼い主を探すためのポスターを作るところから始めました」

彼女たちは、島中にポスターを配り、情報提供を求めました。それだけでなく、世界の50以上のメディアに連絡し、クンクシュの話を広めてくれるよう依頼したのです。
すると、思いがけないことが起こりました。活動を知ったアメリカの女性が、捜索用のウェブサイトを立ち上げてくれたのです。

23 24 すると、サイトを見た世界中の人々から、家族捜索の費用、そして栄養失調に陥っているクンクシュの治療費にと、およそ1500ドルもの募金が寄せられました。

25 さらに、クンクシュの記事を翻訳し、サイトに掲載してくれる人も現れ始めました。記事は最終的に、7つの言語に訳され、計25ヶ国ものサイトに掲載されました。

26いつしかエイミーさんの思いは、世界中に広がっていったのです。
すると、イラクに住むスーラさんの知り合いが、偶然、アラビア語で書かれたクンクシュの記事を発見、すぐさまノルウェーに住む一家に連絡を入れたのです。

そしてついに、運命の日は訪れました。

離れ離れになって4ヶ月の2016年2月18日、ノルウェー・オスロ。

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ついにクンクシュとの再会を果たしたのです!

猫の「難民」 家族と再会

2016年3月 スーラさん一家

スーラさん一家は、クンクシュと共に家族全員、ノルウェーの難民施設で暮らしています。子供たちも学校に通い始め、少しずつ日常の生活を取り戻しつつあるといいます。

母・スーラさん

「クンクシュと会うことはもう無理だと思っていました。エイミーやアシュリー、協力してくれたたくさんの方々のお陰です。本当に感謝しています」

「もう絶対に私たちの前からいなくならないでね」

(了)

[出典:2016年4月7日放送「奇跡体験!アンビリバボー 動物映像2時間SP」]

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