男性脳と女性脳の違い 脳は簡単にダマされる
最新科学で分かった意外な脳の新事実、男性脳と女性脳の違い 脳は簡単にダマされる!?
脳科学的に、より心配性なのは「男性」と「女性」のどちらだと思いますか?
より心配性なのは、実は「女性」。
精神を安定させ、幸福感をもたらす脳内ホルモン「セロトニン」。
その「セロトニン」の分泌量が、女性は男性よりも少ないので心配性になりがちです。
より心配性な女性は、旅行の時にどうしても荷物が増えがちです。
一方で、いざトラブルが起きた時にストレスに弱いのは男性。
上司に怒られた後、いつまでも落ち込んでいるのは男性です。
一方、女性は、すぐに気持ちを切り替える事が可能です。
男性の方が、ストレスを感じた時に出るストレスホルモン「コルチゾール」が多く分泌されるからです。
コルチゾールが多いと、不安や緊張が高まります。
自殺者は男性の方が圧倒的に多いのは、男性はいざという時、気持ちを切り替えにくいためだと言われます。
様々な雑誌で取り上げられる「男性と女性の脳の違い」を、脳科学のスペシャリスト・中野信子先生が教えてくれます。
年をとるとキレやすくなるのは「男性」「女性」!?
年をとるとキレやすくなるのは「男性」と「女性」のどちらだと思いますか?
「男性」の方が、年をとってキレやすくなります。
最近増えている「キレる高齢者」。
子どもにタバコのポイ捨てを注意されて首を絞めた男性がいましたが、実際に新聞沙汰になる多くは男性です。
高齢者の傷害事件は、女性に比べて男性は約13倍!
その原因としては、男性の方が【怒りを抑える前頭前野】の老化が早いからです。
一方、女性は、エストロゲンなどの女性ホルモンが脳の老化の進行を緩やかにしてくれます。
ケンカした時、相手を無視するのは「男性」「女性」!?
ケンカした時、相手を無視するのは、「男性」と「女性」のどちらだと思いますか?
「男性」の方が、ケンカした時、相手を無視します。
言語を中心としたコミュニケーションを司るのは、上側頭溝(じょうそくとうこう)。
一般的に女性の方が、男性よりも上側頭溝が発達しています。
ですから、ケンカをした時も、女性は言語でコミュニケーションを図ります。
しかし男性はうまく言葉が出なくて黙りがちになり、結果、無視をしていると思われてしまうのです。
わずかな色の違いを見分けるのが得意なのは「男性」「女性」!?
わずかな色の違いを見分けるのが得意なのは、「男性」と「女性」のどちらだと思いますか?
実験の結果、「女性」の方が色を見分ける能力が高い事が判明しました。
嗅覚が優れているのは「男性」「女性」!?
嗅覚が優れているのは、「男性」と「女性」のどちらだと思いますか?
実験の結果、男性の正解率が50%だったのに対し、女性の正解率は75%。
嗅覚が優れているのは「女性」でした。
においを感じ取るのは、嗅玉(きゅうきゅう)という脳内細胞で、女性の嗅玉の数は男性より43%も多い事がわかっています。
女性は、男性が気づかないようなにおいにも敏感。
なので、香水の匂いなどから浮気を見つけたりする事があるかもしれません。
パートナーを探す時、男性の場合は圧倒的に【視覚】で選びますが、女性は匂いで異性を見分けて、パートナーを組むべきかを判断します。
また女性は、【匂いと過去の記憶】を繋げておくのが得意です。
一般的に、【空間認識力】は脳の構造的に、男性の方が優れています。
脳は簡単にダマされる?
社会的に問題となっている「ブラック企業」問題。
「そんな会社、辞めてしまえばいいのに」と思いますが、実はブラック企業などにダマされやすい脳を持つ人がいて、性別に関係なくダマされてしまうのです。
【20代と30代の男女16人の被験者を8名ずつのグループに分けて実験】
全員ひたすら、1時間、輪ゴムをつなげて長くするという作業をしました。
作業が終わると、Aグループには3000円、Bグループには500円の報酬を渡しました。
帰り際、被験者全員にアンケートに答えてもらうと、報酬の高かったAグループは、8人中6人が「退屈だった」と回答し、報酬の少なかったBグループは、8人中6人が「楽しかった」と回答しました。
いったい何故このような結果になったと思いますか?
≪報酬の高いAグループの脳内≫
「退屈で大変な作業だった」「でも、作業に見合った報酬がもらえた」と納得。
悩むことなく「退屈だった」という素直な感想が生まれます。
≪500円しかもらえなかったBグループの脳内≫
「退屈で大変な作業だった」「それなのに報酬が少なすぎる」と、納得できません。
この2つの矛盾した思いがある状態のことを「認知的不協和」と言います。
このような場合、脳は、なんとか自分を納得させようと、どちらかの考えを変えてしまうのです。
そこで、退屈で大変だったけど、「楽しかったかもしれない」「だったら、少ない報酬でも満足だ」と、脳が勝手に妄想を作り出すのです。
【ブラック企業の社員の脳内】
「給料が安いうえに休みもない」「確かにつらいけど、自分で選んだ仕事」。
この矛盾した2つの考えを解消するため、「やりがいがあって楽しい」「よし、頑張ろう!」と、つらい境遇にもいつしか、脳が自分自身をダマしてしまうのです。
人の心を巧みに操る「サイコパス」と呼ばれる人たちがいます。
犯罪者に多く、彼らはこのような脳の仕組みを悪用していると言われています。
[出典:2017年2月4日放送の「世界一受けたい授業」]
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