朝ドラ「おしん」第19話

俊作は射殺され、おしんは悲しむ間もなく兵隊たちに連行されていきました。「お前の家はどこだ？」「名前は？」「あの男とどこで暮らしていた？」何を聞かれてもおしんは「なしてあんちゃんを殺した！」としか言いません。

軍人は脱走したら銃殺です。おしんは「あんちゃんは良い人だ。ただの漁師だ」の一点張り。どこで暮らしていたと聞かれてもわからないと答え、他に誰か一緒にいたかと聞かれても松爺の事は一言も言いません。

「わからないはずがないだろう！」と頬を叩かれても、おしんは絶対に言いません。結局、おしんは解放され、送っていくと言われても断って一人で家に戻りました。

村では死んだはずのおしんが帰ってきたのでお騒ぎです。家に戻ってみると、母のふじが「お前生きてたのか。よく無事で帰ってきたな」と抱きしめました。しかし、父の作造はおしんを何度も平手打ちします。

「よくおめおめと帰ってきたもんだ。俺たちがどだい心配したか。お前のためにどだいひでえ目に遭ったか知ってるのか！」

ふじがおしんをかばって家に入れようとすると作造が「家さ入れる事なんねえ。勝手なまねしやがって。それで通ると思ったら大間違えだ！奉公の辛抱も出来ねえような情けねえガキは、親でも子でもねえ、とっとと出てけ！」と。

おしんは黙って立ち上がり、元来た道を戻ろうとします。どこさ行くと尋ねるふじに「俺、ここさ帰れねかったんだ。俺さ悪いんだから」と言って行こうとします。ふじと祖母のなかはおしんを引き留め、作造の気が変わるまで納屋で我慢しろと言います。

ふじは布団と飯を持ってきました。なかも「これ食べろ」と言って（おそらく自分の飯）を持ってきました。おしんはその晩、納屋で寝ます。深夜に作造が起きて外に行きます。それをふじが見ていました。作造は納屋で寝ているおしんの様子を見て、布団をかけてあげました。ふじはそれに気づいて見なかった振りをします。

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翌日、作造が仕事に出た後になかがおしんに「家に入って寝ろ。ゆっくりご飯食べろ」と言って家に入れます。その後、作造とふじが戻ってきて、おしんに「脱走兵と逃げたのか？」と問いただします。

「脱走兵のどこが悪い。あんちゃんは良い人だ。撃ち殺されるような事はしてねえ！」と言うおしん。脱走兵は国賊だと言っておしんを何度も叩く作造。おしんは吹き飛ばされて鼻と口から血を出して気絶してしまいました。