侠飯～おとこめし～ドラマあらすじ・キャスト相関図

2016/06/25

ドラマ24「侠飯～おとこめし～」主演：生瀬勝久

2016年7月15日（金）深夜0時12分スタート
毎週金曜曜　深夜0時12分
テレビ東京・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ九州放送
※テレビ大阪のみ、翌週月曜深夜0時12分

原作：福澤徹三「侠飯～おとこめし～」（文春文庫刊）

エンディングテーマ

wacci「歩み」

みどころ

「侠飯～おとこめし～」は、生瀬勝久さんが演じるヤクザの組長・柳刃竜一が、あることから大学生の家に住みつき、なぜか絶品の料理をふるまうという「任侠×グルメ」の異色ドラマです。
ヤクザの組長が料理好きというのもインパクト大ですが、それ以外の登場人物も、一筋縄ではいかない個性的なキャラクターばかりです。
ヤクザの抗争に巻き込まれ、柳刃組長を自宅アパートに匿う事になる、とても不運な大学生の良太役を柄本時生さんが演じます。
柳刃が披露する料理も注目するところですが、就職活動中で迷いを抱えている良太が、柳刃の生き様から自分がこれからどう進むべきかのヒントを得る、「良太の成長物語」も楽しみの一つです。

【“ヤクザ”が料理をしている理由とは】

昭和の時代、男のかっこよさっていうのは任侠だったと思うんです。
任侠とは必ずしもヤクザのことじゃなくて、弱きを助け強きをくじく、いざとなったら己を捨てる自己犠牲の精神です。
そういう任侠に生きる「男」がかっこいいという共通認識があったから、若者はそれを軸に目指す方向を考えられたし、物事の善し悪しを測りやすかった。

ところがいまの時代は「男らしさ」が単なるマッチョや不器用さだととらえられていて、効率的で結果を求める生きかたが主流になっています。
効率的で結果を求めるのは経済の考えかたであって、任侠の精神とは対極にあるものです。
自己犠牲なんて非効率の極みですからね。
人生において経済効率を第一とする風潮は若者にも広まっていますから、金持が尊敬され貧乏人はさげすまれる。

昔は地域社会が機能していたので「街場のかっこいいひと」というか、その町のヒーローがいました。
そういうひとは往々にして貧乏なんだけど、生きかたで尊敬されている。
いまはそういう人種は絶滅して、ブラック企業の経営者のように他人を犠牲にしてでも金を独占する人種が尊敬の対象になっています。
でも、そんな経営者のもとに集まるひとは、ひとじゃなく金を尊敬してるだけなんで、金の切れ目が縁の切れ目です。
仕事だって料理だって、儲けや効率ばかり優先してたら、いいものはできない。
あえて面倒なことをやるのは非効率的だけれども、そこに「人生の味」があるんじゃないでしょうか。

[出典:“ヤクザ”が料理をしている理由とは『侠飯』（福澤徹三著）インタビュー・対談本の話編集部（本の話WEB > http://hon.bunshun.jp/articles/-/2996?page=2 ]

あらすじ

就活中の大学生・良太（柄本時生）は、突然ヤクザの抗争に巻き込まれてしまった！
柳刃組組長・柳刃竜一（生瀬勝久）に命を救われたことで、なぜか良太は自分の部屋で柳刃をかくまうはめに…。

一刻も早く出て行って欲しい良太を無視して、柳刃は冷蔵庫の残り物を使って勝手に料理を作り始める。
しかし、一見組み合わせられない残り物で作った料理は驚くほど美味かった…
そうして、ヤクザと大学生の“飯”でつながった、奇妙な共同生活が始まる。

[出典:【ドラマ24】「侠飯～おとこめし～」（テレビ東京 > http://www.tv-tokyo.co.jp/otokomeshi/ ]