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タイタニック号沈没の真相(世界まる見え)

   

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「タイタニック号沈没の原因は火災だった」

タイタニック号が氷山にぶつかって沈没したことはよく知られているが、実は、最近新たに発見された写真によって、その説がひっくり返されるかも知れないのだ。
それでは、タイタニック号が沈んだ本当の理由とは何だったのだろうか?

今から105年前、1912年

当時史上最大であり、最新鋭の設備を搭載した豪華客船タイタニック号は、華々しく処女航海に出発した。
しかしその途中、氷山に衝突し、約1500人を巻き添えにして沈没したというのが、よく知られているタイタニック号の悲劇である。

しかし近年、古いアルバムが発見された。
それにより、氷山とは別の驚きの事故原因が浮上した。
果たして、タイタニック号が沈没した本当の理由とは何なのか?

ジャーナリストのセラン・モロニーは、タイタニックの沈没を30年間追い続けている。
タイタニック号は、前もって氷山があるとの警告を受けていたにも拘わらず、なぜか進路を変えずスピードも落とさなかった。

また、神でも沈められない不沈船と呼ばれていたのに、たった2時間30分で海に沈んだという不可解な事実、モロニーは「沈没の裏には氷山以外の要因もあったはずだ」と考えている。
そんなモロニーのもとに、100年以上も屋根裏部屋に眠っていた古いアルバムが持ち込まれた。
それは、共同研究者であるスティーブ・ラフィールドがオークションで手に入れたものだが、そこには、建造開始から完成までのタイタニック号を写した見たことのない写真が並んでいた。

これらの写真は、タイタニック号の電気技師がプライベートで撮影したもので、この中に気になる写真があった。
タイタニック号の船体に黒い影のようなものが見える。

これを見た二人は、「あるトラブル」を思い出した

実はタイタニック号は、出航時に船内の石炭倉庫で火災があったことが知られているのだ。

しかし、たいした被害は出なかったとされ、あまり問題にはならなかった。
その石炭倉庫の場所というのがちょうど、黒い変色部分の裏側なのだ。

果たして本当に、たいしたことはなかったのだろうか?
モロニーは、石炭火災の専門家・ギエルモ・レイン博士に写真を見せて話を聞いたところ…

レイン博士曰く「これはきっと石炭が自然発火したもの」だと。
実は、石炭は自然発火しやすい燃料で、空気に触れると酸化、そのさいに発熱を伴う。
石炭の量が多ければ、温度が1000℃近くになることもあり、気づいたときには手遅れということも多い。

では、その火災はいつから起きていたのだろうか?

この写真が撮られたのは出航の数週間前であり、モロニーが当時の資料を徹底的に調査したところ、タイタニック号の石炭係が、この火災について話している新聞記事を発見した。
石炭係は、「火災は消すことはできず、タイタニックは燃えながら走っていた、客には知らせていなかった」と。

なぜ火災が起きているのを知りながら、船を出航させたのだろうか?
実は、タイタニック号を持っていたホワイトスターライン社は、経営難で数年前に買収されていた。
そして新しい親会社からは、一刻も早く利益を出すようにと厳命されていたのだ。

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そこでまず経費を切り詰めるため、タイタニック号の設計を修正することにした。
鉄板などの厚みを減らし、救命艇の数を半分に削減した。
しかし、安上がりに作った船体は多くの危険をはらんでいたのだ。

タイタニック号より先に就航した姉妹船・オリンピック号が事故を起こしたときの写真を見ると、質の低い鉄板ゆえに船体が大きく引き裂かれている。
この船とタイタニック号は、ほぼ同じ強度で作られていたと言う。

ちなみにこの事故の莫大な修理費は、ホワイトスターライン社が負担することになり、更なる経営難に陥る。
それを挽回するのがタイタニック号の役目だったのだ。
タイタニック号は何が何でも出航し、利益を上げるしかなかったのである。

おそらく船長たちは、走っているうちに火災はどうにか消せると思っていたのだろう。
そしてタイタニック号は、きわめて危険な状態のまま、でイギリス・サウサンプトンからニューヨークに向け処女航海に出発した。

乗客たちは世界一安全な船と信じ、優雅な船旅を楽しんでいたが、ニューヨークまであと3日となったところで氷山と遭遇
実は事前に船長らは、氷山に注意せよとの警告を2度にわたって受けていた。

しかし、船は進路も変えず、スピードも落とすことなく氷山に突っ込んでいった

それは一体なぜなのか?

実は当時、炭鉱ストライキの真っ最中で石炭の入手が難しかった。
そのためタイタニック号は、ニューヨークにたどり着くギリギリの量しか石炭を積んでいなかったのだ。
つまり、氷山を避け、遠回りする余裕がなかったと思われる。

一度減速したら、再び走り出す際に大量の燃料が必要になる。
それで石炭が足りなくなって、途中で船が止まりでもしたら、会社の評判は地に落ちるだろう。
彼らは、氷山にぶつかる可能性は小さいが、燃料切れで恥をかく可能性は大きいと考えたと思われる。

さらに、船内火災に対処するには、燃えた石炭をエンジンの窯に放り込むしかなかった。
そのためどうしてもスピードが出てしまい、そもそも減速できなかったとも考えられる。

そしてタイタニック号は、いくつもの石炭倉庫を、隔壁と呼ばれる鉄の扉で仕切っていた。
万が一氷山にぶつかり水が入ってきたとしても、被害をそのブロック内で最小限に食い止める仕組みになっていた。

しかし、隔壁が焼けた石炭に直接触れる構造だったため、熱によるダメージを受け続け、強度が4分の1にまで低下していた。
そんな状態で氷山と衝突、浸水の勢いに対し、高熱で弱った隔壁はひとたまりもなかったのだ。
「こうして浮力を失ったタイタニック号は、わずか2時間半で沈没したのだ」とモロニーは結論づけた。

しかし、なぜ100年間も明るみに出なかったのだろうか?
事故後イギリス政府は、真相究明のため事故調査委員会を設置したが、火災についてはほとんど言及されなかった。
なぜなら、調査委員長を務めたマージー卿なる人物が、海運業界と深いつながりを持っていて、業界に都合の悪い証言を全て却下したからだという。
[出典:2017年9月18日世界まる見え!テレビ特捜部「ミステリークイズ3時間SP」]

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