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【壮絶ルポ】シングルマザー を狙う「ろくでもない男」たち

      2018/04/06

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やむを得ない事情でシングルマザーとなり、頑張って女手一つで子どもを育てている人はたくさんいます。
そんななか、あまりに密着過ぎる母子の間に事件が起きたりすることも少なくありません。
そして、そんなシングルマザーを狙う「ろくでもない男」が存在するのです。
壮絶ルポ 「ろくでもない男」に狙われる「シングルマザー」

壮絶ルポ 「ろくでもない男」に狙われる「シングルマザー」 子ども虐待の原因にも

週刊文春 2017年9月21日号 ニュース, 社会, ライフスタイル
清水 芽々 2018/01/28

子どもの虐待が後を絶たない。
ある調査によれば、虐待者の第1位は「ひとり親家庭」の「実母」。

かわいいはずのわが子に手を上げてしまうのはなぜなのか。
虐待経験のあるシングルマザーたちに話を聞くと“ろくでもない男”というファクターの実態が見えてきた。

◆ ◆ ◆
 
北関東の児童相談所関係者が匿名を条件に語る。

「表だって公表はしていませんが、全国児童相談所長会では、母子家庭を虐待の『ハイリスク家庭』と位置づけています。
実際、私が勤める児童相談所の虐待事例の6割が母子家庭か元母子家庭(再婚家庭)。
再婚相手や、交際している男性が虐待したり、彼らからの何らかの影響で実母が虐待しているケースが多いのです」
 
シングルマザーと内縁の夫(または交際相手)による虐待事件は、枚挙に暇がない。
たとえば、2016年1月、埼玉県狭山市の自宅マンションで顔にやけどを負った状態で死亡しているのが見つかった藤本羽月ちゃん(当時3歳)の事件は記憶に新しい。
 
顔にあざがある写真や無理やり正座させられている写真も報じられ、見る者の涙を誘った。
2017年6月、内縁の夫(26)に懲役12年6カ月の実刑判決、実母(24)も懲役13年の実刑が確定した。

警察庁の発表によると2016年1年間に全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の子供の数は、5万4227人と過去最多となった。
摘発された虐待事件の件数も1081件で、こちらも記録更新となっている。

全国の児童相談所が受ける虐待の通告件数は、統計が開始された1990年度からの25年間で100倍に増えており、2015年度には10万件を突破した。
これは通告の件数であって必ずしも虐待事例が100倍になったとは言い切れないが、かなりの勢いで増加していることは間違いない。
 
なぜ、子供への虐待が増えているのか。
 
厚生労働省・虐待防止対策推進室の調査によると、虐待された子供の養育環境は「ひとり親家庭」、虐待者では「実母」がそれぞれ1位になっている。
つまり「シングルマザー」の家庭ということになる。
シングルマザーは近年増えており、最も新しい国勢調査(2015)のデータによると約181万世帯になるという。
 
もちろん、愛情深く必死に子育てをしているシングルマザーが圧倒的多数であることは間違いない。
筆者自身も4人の子を持つシングルマザーだ。
 
ただ一方で、母と子供だけの家庭だからこそ、虐待に走ってしまう構造的な何かがあるのかもしれない。
実際に虐待経験があるシングルマザーを探し、話を聞いた。

「私は夫の言いなり」――唯香さん(仮名・24)の話

「中学の同級生だった元夫と19歳の時にデキ婚した」という唯香さん(仮名・24)は赤ん坊を抱いて誇らしげに出席した成人式から1カ月後に離婚した。
理由は「夫が働かないこと」。
結婚生活は1年しかもたなかった。

「結婚を反対した親に『ほら見ろ』と嫌味を言われるのがイヤで実家に戻らなかった」
 
という唯香さんは、寮のあるキャバクラで働き始め、お客として来ていた今の夫(34)と知り合う。

「持ち家もあって稼ぎも悪くない。働くことにも疲れて、子供と一緒に居る時間が欲しかった私にとって、『俺と結婚したら専業主婦にしてやる』というプロポーズは魅力でした」
 
結局、娘(4)が2歳のときに再婚した唯香さんだったが、現実はシビアだった。

「結婚して初めてわかりましたが、夫は自分が最優先されないと気が済まない人でした。急に熱を出した子供を病院に連れて行ったら『メシの支度をしてない』とキレられました」
 
子供の遊び相手をしている時でも、自分の身の回りの世話を言いつけ、すぐに従わないと怒鳴り散らす。
母親との触れ合いを邪魔されて愚図る子供には、容赦ない鉄拳が飛んだ。

「幸い私に暴力を振るうことはなかったんですけど、私が言うことを聞かないと子供にシワ寄せが行くので、私は子供のために夫の言いなり。気がつけば『なんでアンタはパパを怒らすようなことをするの!』と私も逆ギレみたいに手をあげるようになりました」
 
リビングで子供を打ち据えていた時のこと。
たまたまパトロール中の警察官に見つかり、血だらけの子供はすぐに病院に搬送され、唯香さんと夫は警察で事情聴取を受ける。

「夫はお酒を飲んでいたので、『酔った勢いでついやり過ぎてしまった』と説明したら解放してもらえました。万が一逮捕されたりしたら生活できなくなるのでホッとしました」

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現在も親子3人で暮らしているという唯香さん一家。

「さすがに体罰は手加減しています。マジギレしそうな時は子供を無視します。相手にしないのがお互いのためだから」

「無視」も精神的虐待なのだが……。

「母親に十分かまってもらえないのは可哀想だけど、夫のおかげでお金の心配をしないで暮らせる。母子家庭時代はホント経済的にキツかった。愛情はお金で買えないって思われるかも知れないけど、愛情でご飯は食べられない」
 
お金より子供を優先すべきではと尋ねると、「そんなのキレイごと」と一蹴された。

「彼が欲しいのは私だけ」――咲子さん(仮名・38)の話

「周りに何を言われようと今は気になりません。あれこれ言うだけで助けてくれるわけじゃないし」
 
と吐き捨てるのはシングルマザーの咲子さん(仮名・38)。
3年前「夫が仕事人間でかまってくれなかった」ことを理由に離婚した。

7歳と3歳の子供を引き取り、2016年の秋から介護の職場で知り合った26歳の男性と同棲中だ。
彼は咲子さんのことは「かまってくれる」が、子供たちの面倒は一切見ないという。

「だって彼が欲しいのは私だけ。おまけがふたつも居て申し訳ないくらいです」
 
咲子さん曰く「子供たちに気兼ねしている」
彼の機嫌を取るため、毎週末はふたりだけでドライブや旅行を楽しんでいる。

「食事は置いて行っているし、冷暖房も有ります。勝手に外へ出られないようにドアの外側にも鍵をつけました」

子供たちは昼となく夜となく母親を恋しがって泣き、ドアには南京錠がかかっている。
どう考えても普通ではない状況に同じアパートの住民が警察に通報。
子供たちは児童相談所に送致され、咲子さんらは、警察から厳重注意を受けることとなった。
 
咲子さんと彼氏は「なんか白い目で見られるようになったので気分が悪かった」と子供を児童相談所から引き取って、間もなく転居。
その後も同じようなことを繰り返した。

「それでもついて来てくれる彼には感謝しかない。彼が今ではほとんど働かなくなったことも気になりません」
 
一方で週末ごとに放置される子供たちが「不注意でケガをしたり体調を崩したりすることも気にならない」という。

「子供ってそういうもんでしょ? 親子の縁は切れないんだし、今は彼のケアの方が大事です。子育ては私の若さや美しさという『女』として重要な部分を奪って行くけど、彼はそこを満たしてくれる。母よりも女を優先するってそんなに悪いことですか? 私は前の結婚で女としてすごく寂しい思いをしたから、子供たちにはママの幸せのために我慢してもらいたいと思っています。おかあさんが笑ってないと子供も笑顔にならないでしょ?」

「やっていることはネグレクト(育児放棄)では?」という問いには、「母子家庭の時も同じような感じだったし、今の状態が前より悪いとは思わない」と答えた。

「娘たちを見る彼の目つきが……」――亜矢さん(仮名・41)の話

16歳と12歳の娘を持ち、1年前から内縁の夫(43)と暮らしているという亜矢さん(仮名・41)に会うと、別の種類の悩みを抱えていた。

「最近、娘たちを見る彼の目付きが気になって仕方ない。万が一、間違いがあったらと思うと気が気じゃないのですが……」
 
ただ、内縁の夫との同居を解消するつもりはなく、それどころか金遣いの荒い彼のために半年前から風俗で働いているという。

「10年前に離婚した時は娘達に恥ずかしくないよう、どんなに困っても水商売にすら手を出さなかったんですけどね」
 
と自嘲気味に笑う亜矢さんにとって彼の存在は「必要不可欠」だという。

「『愛人と一緒になりたい』と前の夫に言われて離婚した時、自分は必要のない存在なんだとすごく落ち込みました。
でも子供たちは私を必要としてくれると必死に女手ひとつでやって来ましたが、40の声を聞いた時『このままずっとひとりぼっちで老いて行くのか』と思って恐ろしくなったんです。
 
子供たちだってやがては自分の人生を考える年齢になります。
その時に私がひとりのままだったら負担に思うかも知れないし、足枷になるかも知れない。
私を必要としてくれるパートナーを見つけた方が子供たちも安心するんじゃないかと。

だったら一刻も早い方がいい、そんな風に考えていた時に知り合ったのが彼なんです。
彼というパートナーを見つけたことで子供たちが安心して巣立って行けると考えました」
 
ただ、亜矢さんも心配するとおり、交際男性の娘に対する性的虐待もシングルマザーが抱えるリスクのひとつである。
あらためてそのことを聞くと、「私が選び、私を選んでくれた人なので信じるしかないですね」と語った。

“ろくでもない男”の狙い目

虐待の誘因となる男性を葛藤しつつも受け入れる母親たち。
なぜ、こうなってしまうのか?
 
埼玉県内の福祉施設で母子家庭支援のカウンセリングを行っているベテランカウンセラーは次のように説明する。

「実は“ろくでもない男”にとってシングルマザーは狙い目なのです。
自覚の有る無しに関わらず、シングルマザーは精神的にも肉体的にも飢えている人が多い。
“コブ付き”であることをハンディキャップのように考えてしまい、男性を選ぶ基準が甘くなりがちです。
 
再婚を考える理由のトップに相手の経済力を挙げるわりに実際付き合う男性はお金がないことも珍しくなく、逆に男性から食いものにされる場合もあります。
シングルマザーは児童扶養手当も貰えるし、医療費がタダになることも多い。
母子家庭等就業・自立支援センターなどから仕事のあっせんも優先してもらえるので、ダメな男性にとって、一緒に暮らして損はありません。
 
最近は、連れ子目当てにシングルマザーとの結婚や交際を希望するロリコン男性も増えています。
そういう男性に限って物腰が柔らかいので、母親はつい油断してしまうんです」
 
こうして“ダメな男”と交際し、子供への虐待が始まっても、「母子家庭認定の取り消しを恐れ、男性の存在をあきらかにしないために虐待を隠ぺいするケースもある」(同前)という。
 
子供がいることで勝手に自己評価を下げる必要はない。
冷静に男性の本性を見極める強さを持ってほしい。

[出典:壮絶ルポ 「ろくでもない男」に狙われる「シングルマザー」(文春オンライン > http://bunshun.jp/articles/-/5828 ]

仕事と子育ての両立に疲れてしまい、”誰かに頼りたい”と思うのは当然のことです。
そんな心の隙間につけ込む悪い男がいることを考えると、本当に切なくなりますね。

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