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スキャンダル日本史「東大卒の文豪を襲ったドロドロの嫁姑問題」林修 初耳

      2018/05/27

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スキャンダル日本史「東大卒の文豪を襲ったドロドロの嫁姑問題」林修 初耳

東大卒のエリート「森鴎外」

スキャンダル日本史 第21弾のテーマは「2人の美女に翻弄された東大卒エリート」で、今回の主人公は、東大の前身、東京帝国大学を卒業した森鴎外。
「舞姫」「山椒大夫」「高瀬舟」など、数多くの名作を世に残してきた森鴎外は、本職は陸軍軍医として最高位まで昇進した医学博士でもありましたが、この自他共に認める東大卒エリートが、2人の美女にどのように翻弄されたのでしょうか?

時は1888年(明治21年)のこと

陸軍軍医をしていた当時26歳の森鴎外の元に、ある日エリーゼという外国人女性が訪ねてきたのですが、彼女がまず1人目の美女でした。
森鴎外は、22歳から4年間ドイツに留学していたのですが、その時ドイツ人美女・エリーゼと恋に落ちたのですが、その後日本に帰国した鴎外を追いかけてきたのです。
「彼女と結婚してこそ、男ではないだろうか」と思った鴎外でしたが、周囲から「国の金で留学して、恋にうつつを抜かすとは」と大非難を受け、2人は引き離されることになりました。
気落ちした鴎外のために親族が勧めたのが、同じ軍人の娘だった登志子との結婚でした。

「新しい恋愛で前の恋を忘れる」これで鴎外の気持ちが落ち着いたかに見えました。
しかし、彼は周りの人たちが震撼する「ある作品」を発表したのです。
それが「舞姫」でした。

舞姫は、ドイツに留学していた日本人エリート官僚とドイツ人少女との恋愛模様を描いた作品で、モデルは当然、森鴎外とエリーゼでした。
登志子と結婚したにも関わらず、エリーゼを諦めきれない鴎外は、その気持ちを小説にして世に発表してしまったのです。

これによって親族は大騒ぎすることになり、登志子とは2年と経たず離婚してしまいます。
その後40歳まで独り身だった鴎外だったのですが、母の紹介で出会った女性にまたしても翻弄されることに。
その、当時22歳だった志げ子という女性が2人目の美女でした。

「志げ子です」と挨拶する彼女を見て、「まるで美術品みたいだ」と鴎外。
彼は18歳も年下の志げ子に年甲斐もなくゾッコンし、心底惚れたのですが、ここからがスキャンダルです。

鴎外は、嫁と母の間で板挟みの状態に

「何にも出来ないじゃないですか、家事!」と義母に言われ、「……はい」と答える志げ子。
こうして鴎外は、嫁姑問題に巻き込まれていくのです。

「おはようございます」と、毎朝遅く起床してくる志げ子にイラつく姑ですが、志げ子は志げ子で、姑に対し不満を持っていました。
鴎外の給料は母がすべて管理し、志げ子にはわずかな小遣いだけでした。
事あるごとに2人は衝突を繰り返し、食事も別々にとるようになったのです。

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志げ子に「もう耐えられません。私にも考えがあります」と言われ、また母には「お前、あの女をなんとかしておくれよ」と言われる鴎外。
板挟み状態の鴎外は、このままでは離婚の危機です。
「志げ子を今度こそは手放したくない」と思った鴎外は、どのようにして離婚を回避したのでしょうか?

嫁姑問題をこうして解決した

「この家から出て行ってもらいます」と義母に言われ「近々そうさせてもらいます」と言葉を返す志げ子。
”ああ、また志げが腹を立てておる。なんとかならんもんか…。そうだ!”と、鴎外は渾身の策を思いつきました。

「おい志げ、小説を書いてみないか?」と鴎外に言われ、志げ子は「えっ!?」と驚きました。
鴎外は、志げ子の姑へのモヤモヤした気持ちを解消させるために、彼女に小説を書かせたのです。

当初は、ストレス発散のために書かせていたのですが、何と志げ子は「森志げ」として作家デビューし、自身の結婚生活を書いた小説「波瀾」「あだ花」を発表、女流作家として歴史に名を残すまでになったのです。
しかし、この小説が売れるのも当然なことで、実はほとんど鴎外が手直ししていたのです。
嫁姑の諍いを必死に収めるために奮闘した夫なのでした。
[出典:2018年4月1日(日)放送「林先生が驚く初耳学!」]

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