🚨無料キャンペーン3/29pm5~4/2🚨《心理サスペンス》私の記憶が正しいなら~善い人は、忘れることが上手い。/志那羽岩子著【Kindle出版】

志那羽岩子

私の記憶が正しいなら: 善い人は、忘れることが上手い。 amzn.to

スポンサーリンク

「あの子のこと、まだ覚えてないの?」

十年ぶりに届いた、旧友からのメッセージ。
たった一行。名前すら書かれていない。
藤原奈央、三十二歳。自分のことを「まあまあいい人間」だと思って生きてきた。

——覚えていない。
「あの子」が誰なのか、本当に覚えていない。

旧友に会い、親友に会い、記録を辿るうちに、
奈央の「きれいな記憶」の底から、別の物語が浮かび上がる。

大学時代、サークルにいた一人の女性。
おとなしくて、映画が好きで、いつも写真の端に立っていた。
彼女はある日、いなくなった。
奈央はそれを「事情があったのだと思う」と片づけていた。

三人の旧友は、全員が同じことを覚えている。
奈央だけが、覚えていない。

「あなたの記憶と、私の記憶は、たぶん全然違う」
「味方でいないと、次は自分がターゲットになるから」
「覚えていないまま生きていくことは、私のことをもう一回消すのと同じ」

善意に見える言葉で、誰かの居場所を奪うことはできる。
しかも本人は、それを覚えていない。
覚えていないから、自分は善い人間のままでいられる。

これは、そういう人間の物語。

あなたも——覚えていないだけかもしれない。

【こんな人に読んでほしい】
・湊かなえ、真梨幸子、秋吉理香子が好きな方
・「信頼できない語り手」ものが好きな方
・読後に日常の見え方が変わる小説を探している方
・人間関係の「見えない暴力」に興味がある方

志那羽岩子による心理サスペンス。
一人称の語りが崩壊する、約三万八千字の中編小説。

『私の記憶が正しいなら』を書きました。

志那羽岩子です。
新作『私の記憶が正しいなら——善い人は、忘れることが上手い。』をKindleで出版しました。

今回はホラーではありません。
心理サスペンスです。幽霊も怪異も出てきません。出てくるのは、自分の記憶を信じている一人の女性と、彼女が忘れたことを覚えている旧友たちです。

きっかけは、ある疑問でした。
「善い人が、無意識に誰かを傷つけていたとして。そしてそれを本気で覚えていなかったとして。それは許されるのか」

この問いに答えを出すつもりで書き始めたのですが、書き終えてみると、答えは出ませんでした。出なかったことが、たぶんこの小説の正直なところです。

主人公の藤原奈央は三十二歳の会社員です。自分のことを「まあまあいい人間」だと思っています。大学時代の友人とは自然に疎遠になった。それは社会人なら普通のことだと思っている。

ある日、十年ぶりに届いたメッセージ。
「あの子のこと、まだ覚えてないの?」

奈央は「あの子」が誰なのかわかりません。本当にわからない。思い出そうとしても、名前も顔も出てこない。

でも旧友たちは全員、覚えている。奈央だけが覚えていない。

この小説は、奈央の一人称で書いています。読者は奈央の目を通して物語を読むことになります。奈央が見ているものだけが見えて、奈央が覚えていないものは見えない。

それがどういうことなのかは、読んでいただければわかります。

一つだけ言えるのは、この小説を読み終えたあと、自分の記憶を少しだけ疑いたくなるかもしれない、ということです。覚えていないことの中に、何が埋まっているか。忘れたのではなく、覚えていないことにしたものが、どれだけあるか。

怖い話は書き慣れていますが、今回が一番怖かったかもしれません。幽霊より怖いものを書いた気がしています。

『私の記憶が正しいなら——善い人は、忘れることが上手い。』
著:志那羽岩子 Kindle版・Kindle Unlimited対応
定価:99円

前作もよろしければ。

『不可視のビーコン』著:志那羽岩子

『#ずっと見てたよ:推し活記録と、消えたアイドルの話』
著:志那羽岩子

『在宅勤務ログ——記録は、まだ続いている。』
著:志那羽岩子

《7.83 ――地球は、まだ鳴っている》著:志那羽岩子

[志那羽岩子 ◆PL8v3nQx6A]

コメント

タイトルとURLをコピーしました