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『天使の耳~交通警察の夜』/東野圭吾先生:原作 ネタバレあらすじ・キャスト人物相関図 #2,670-0616

ドラマ

更新履歴
2023年3月16日(木):初投稿
2026年6月16日(火):放送済み情報・続報(BSプレミアム・NHK総合再放送)を追記、原作刊行年の誤記を修正、読者レビュー引用を要約に変更

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ドラマ「天使の耳~交通警察の夜」(前後編)キャスト・あらすじ・人物相関図

2023年3月20日(月)BS4K 前編20:00〜21:29、後編21:30〜22:59

東野圭吾による交通事故ミステリー短編集を原作に、NHK BS4Kが制作した特集ドラマ。2023年3月20日に前後編が一挙放送され、同年6月にNHK BSプレミアムで、2024年4月にはNHK総合「ドラマ10」枠で全4話に再編集のうえ地上波初放送された。

原作:東野圭吾「天使の耳」(講談社文庫)

原作について

1992年1月、実業之日本社より『交通警察の夜』として単行本が刊行。1995年7月に講談社文庫版として改題・再発売された全6篇の短編集だ。各篇は完全独立の構成で、いずれも日常の交通事故をめぐる人間の業と運命の急転を描く。ドライブレコーダーが実用化される以前の時代を背景に、証拠なき事故の真相をどう解明するかという問いが、各篇のエンジンになっている。煽り運転・違法駐車・ポイ捨てといった今日でも身近な問題が題材に選ばれており、30年以上前の作品でありながら風化しにくいのはそのためだ。

読者からは「ドライブレコーダーがない時代だからこそミステリーが成立する」「短編なのに密度が高く、どんでん返しが鮮やか」といった評価が多い。6篇のうち特に「天使の耳」と「通りゃんせ」を挙げる声が目立ち、障害の有無で人間性を決めつけることへの鋭い問いかけが作品全体を貫いていると指摘される。

原作『天使の耳~交通警察の夜』~ネタバレあらすじ

全6篇それぞれの概要と結末は以下のとおり。

「天使の耳」

深夜の交差点で軽自動車と高級車が衝突し、軽自動車の運転手・御厨健三が死亡した。高級車側の友野和雄と同乗の畑山瑠美子は健三の信号無視を主張し、健三の妹・奈緒は友野の信号無視を訴えた。視覚障害を持つ奈緒の証言の信用性が焦点となる。

ネタバレ
奈緒は事故直前にカーラジオから流れていたアーティストの曲のフレーズを手がかりに、兄が青信号で交差点に進入したタイミングを正確に証言してみせた。最終的に友野が畑山との口論に気を取られ信号を無視したことを認めた。だが後日、警察官の陣内は銀行前のデジタル時計の証言から、健三と友野の双方が信号が赤に変わる4秒前に交差点に入っていたことを把握する。奈緒が事故直後に公衆電話を使ったのは時報を聞いて自分に有利な証言を組み立てるためだったと判明する。視覚障害者は嘘をつかないという先入観が、警察と読者をともに騙す構造になっている。

「分離帯」

スリップしたトラックが中央分離帯を越えて対向車と衝突し、トラック運転手が死亡した。県警交通課の世良は、運転手の未亡人が高校時代に想いを寄せた同級生だと気づく。目撃証言から左側に駐車していた高級車の急発進が事故の引き金だった可能性が浮上し、世良は車の所有者を追う。

ネタバレ
高級車の所有者である中年女性は、分離帯を越えようとした際に落としたサンダルを拾いにいってトラックにひかれそうになっただけで、法的責任を問えなかった。失望した未亡人・菅沼彩子は後日、同じ中年女性にひかれた。彩子は法律の矛盾を自らの身体で証明しようとしたのだ。

「危険な若葉」

急いでいた男が若葉マークの女性ドライバーを激しく威嚇し、事故を起こさせた。男は現場から逃走したが、被害女性には記憶障害が残った。

ネタバレ
記憶を失ったとされる真智子は警察に対し、雑木林で男が幼い子どもに近づくのを目撃したと証言。同じ場所で少女の遺体が発見されたことで男は少女殺害事件の有力容疑者として連行された。男が少女事件とは無関係だったにもかかわらず、威嚇運転をした事実が警察の不信を招いた。記憶障害は芝居で、真智子は男のテニススクールを割り出してリストバンドを盗み、看護師の妹に血を付けさせて証拠を捏造していた。

「通りゃんせ」

彼女の「大丈夫」という言葉を信じて駐車禁止区域に車を止めた雄一は、翌朝、当て逃げされた痕跡を発見した。諦めていたところ、犯人の前村から連絡が入り修理代の弁済を申し出られる。

ネタバレ
前村は別荘の管理を依頼し、食事中に「新年の夜に違法駐車の車に道を塞がれ、搬送が遅れた子どもが亡くなった」という話をした。雄一はその違法駐車がかつての自分だと気づく。帰路の山道で前村の車が行く手を塞ぎ、雄一の車は崖際で傾く。前村は最終的にロープで雄一を救出し、謝罪を聞いたあとただ「早く行ってくれ」と言った。

「捨てないで」

高速道路で対向車から投げ捨てられたコーヒー缶が後続車の助手席の女性の目に当たり、失明させた。婚約者の深沢は車種と缶を手がかりに犯人を追うが、突き止めることができなかった。

ネタバレ
缶を投げた男・斉藤は別の場所で別の罪を犯していた。愛人の春美を山中湖の別荘へ誘い出し殺害したのだ。警察が別荘で春美の殺害証拠を捜索した際、たまたま残っていたコーヒー缶の指紋が決め手となって斉藤は逮捕された。女性を失明させた缶が、殺人事件の解決を引き寄せた格好だ。

「鏡の中で」

東西化学陸上部のコーチ・中野文貴が深夜の交差点で原付バイクと衝突し、ヘルメット非着用のバイク運転手が死亡した。中野は全面自認するが、現場のスリップ痕が証言と合わない。

ネタバレ
交通警察官の織田が中野の教え子・田代由利子の首にシートベルト跡を見つけたことで真相が浮かぶ。海外生活が長い由利子は左側通行に慣れており、右折すべき交差点で左へ進んでバイクと接触した。中野は重要な試合を控えた由利子をかばって身代わりになっていた。

ドラマ みどころ

交通課を舞台にした東野圭吾原作のヒューマンミステリー。

誰もが身近でありながら、その「瞬間」を目にしていなければ真実はわかりにくいのが交通事故だ。捜査員たちは無力感と法律の壁に直面しながら、被害者や遺族の痛みを抱えたまま奔走し、たったひとつの可能性から真実を突き止めようとする。しかし—たどり着いた真実の先には、さらなるどんでん返しが待ち受ける。交通課捜査係のバディが、交通事故という非日常が浮き彫りにする人間の業をあぶり出す。

(出典:4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/490hxocqezjf/)

あらすじ(ドラマ版)

陣内瞬(まどか)(25)。総務課から交通課に配属されたばかりの新人交通警察官。教育係の巡査部長・金沢行彦(48)とバディを組んで最初に臨む現場は、深夜の交差点での衝突事故だった。外車の運転手は青信号を主張し、一方の軽自動車の運転手は病院で死亡。双方にドライブレコーダーはなく、真相は宙に浮いたかに見えたが、死亡した運転手の妹が「兄は青信号だった」と訴え出る。妹は、目が不自由だった。事故当時、カーラジオから流れていた松任谷由実の「リフレインが叫んでいる」の歌詞のタイミングで青信号を証明してみせると言うのだが——。

他に、ポイ捨てされた空き缶で失明した婚約者のため犯人を追った行動が思わぬ殺人事件の解決につながるエピソード、あおり運転に遭った若葉マークの女性が隠し持っていた真相、心無い路上駐車がもたらした取り返しのつかない結果など、日常に起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を、バディ捜査官の奮闘を通して描く。

原作は6篇すべて独立した構成だが、ドラマ版では「鏡の中で」を除く5篇を再構成し、陣内と金沢が連続する事件を担当するという一貫した物語として仕上げている。

(出典:4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/490hxocqezjf/)

キャスト・登場人物相関図

陣内瞬(じんない・まどか)〈25〉……小芝風花
総務課から交通課に配属されたばかりの新人交通警察官。

◆小芝風花さん(陣内瞬 役) コメント
東野圭吾さんの短編小説を読ませて頂いた時、とてつもない殺人鬼が出てくる訳でも無いのに、背筋が凍るような怖さを感じました。ポイ捨てや路上駐車など、身近すぎる違反や事故。そこから膨れ上がる人の憎悪、迎える結末にとても考えさせられました。ドラマの台本を読ませて頂いた時、あの短編小説をこうやって繋げたんだ!と感動しました。素敵な作品にできるように頑張りますので、楽しみに待っていてください。

金沢行彦(かなざわ・ゆきひこ)〈48〉……安田顕
交通課の巡査部長。瞬の教育係で彼女とバディを組む。
沢山の方々から愛される東野圭吾さん原作の作品に携われること、大変光栄に思います。また、主演の小芝風花さんは彼女が幼いころから交流がありました。このような形でご一緒できるのは、非常に感慨深いです。素敵な作品にできるよう精一杯取り組ませていただきます。皆様、ぜひご覧ください。

斎藤課長……檀れい
交通課課長。
東野圭吾さん原作のドラマ化ということで、わくわくした気持ちで台本を読ませて頂きました。”誰でもやっている”そんな無責任な気のゆるみが大きな事故に繋がる、その怖さを台本を読みながら感じました。一人でも多くの方にご覧頂けたらと思います。

泉里香 飯沼愛 中村ゆりか 前川泰之 溝口琢矢 吉住 石田ニコル 足立梨花 植木祥平 小松利昌 前田航基 阿部亮平 森迫永依 草川拓弥(超特急) 稲葉友 小栗基裕 赤坂泰彦(声) 高島豪志 ノモガクジ 内藤理沙 大河内浩 窪塚俊介 中島ひろ子 山下容莉枝 東貴博 星野真里

(出典:4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/490hxocqezjf/)
(出典:4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」放送日と新たな出演者決定! NHK https://www.nhk.jp/g/blog/t14kxyabzz/)
(出典:天使の耳 Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E8%80%B3)

放送情報・番組概要

【初回放送】2023年3月20日(月) NHK BS4K
前編:20:00〜21:29 後編:21:30〜22:59

【BSプレミアム放送】
前編:2023年6月10日(土)22:00〜23:29
後編:2023年6月17日(土)22:00〜23:29

【NHK総合「ドラマ10」放送(再編集版・全4回)】
2024年4月2日(火)〜4月23日(火)毎週火曜22:00〜22:44

【原作】東野圭吾「天使の耳」
【脚本】荒井修子
【音楽】JUSTIN NIGHT
【制作統括】黒沢淳(テレパック)、小松昌代(NHKエンタープライズ)、長谷知記(NHK)
【演出】河原瑶

(出典:4Kドラマ「天使の耳~交通警察の夜」放送日と新たな出演者決定! NHK https://www.nhk.jp/g/blog/t14kxyabzz/)

文責:ライターズラボ編集部(2026年6月16日(火)09:29執筆)

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