『悪女について』ネタバレあらすじ・キャスト・人物相関図/田中みな実:主演ドラマ

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悪女について 主演:田中みな実 キャスト・あらすじ・人物相関図

2023年3月13日(月) よる9時~10時29分<BS4K> ⇒⇒⇒2023年7月4日(火) 夜6:15

有吉佐和子の名作長編小説を現代に置き換えてドラマ化。
自殺か、他殺か、謎の死を遂げた虚飾の女王の実像は―

スキャンダルにまみれた実業家、富小路公子は、高校中退で無一文だったが、数字に強くすぐに商才を発揮する。独特の言葉使いは高貴を演出し、人懐っこさと回転の速さを武器に、猛スピードで資産家へと駆け上がる。男社会を逆手にとって男たちを翻弄しながらも、だまされた男たちにも、それとは気付かれない様な奇想天外な手口で、欲しいものは必ず手に入れる。

関係者たちの口から語られるその実像は真っ二つ。
「素晴らしい女性」なのか、「悪辣非道の女」なのか―。

今なお読み継がれる名作を、バブル期の混乱から現在まで続く景気低迷の時代を舞台に、昭和・平成・令和をまたいで、社会のシステムや人間の情を巧みに操って、堂々と生き抜いた「悪女」と言われる女の一代記を、生々しくも爽快に描き、その実像に迫る。

(出典:4Kドラマ「悪女について」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/l9x_f71s2twj/)

原作:有吉佐和子「悪女について」

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あらすじ概要

富小路公子の謎の死から半年。
彼女を取り巻く悪い噂は後を絶たない。
小説家の梶谷亜弥は、悪女小説を書こうと奮起。
富小路公子と関係のあった男たちなどに会い、証言を集めて、「悪女」の実像を追い始める。

16歳からラーメン屋と宝石店で働きながら、株を学び、土地にも興味を持つ。
どの人にも彼女なりの真心と愛をもって接し、誰もが自分だけと信じて疑わず、妊娠に逃げ腰の男たちには平然と「一人で産んで育てる」とそれを実行する。
そして五年後、二人の息子を連れて戸籍謄本を手に、ある男の実家に現れる。
慰謝料で土地を手に入れ、数年後には富小路ビルが建つまでに。
その鮮やかすぎる変遷に複雑な思いの亜弥だったが、やがて、公子の虚飾の人生に隠された心の在り処にたどり着く。
悪女と呼ばれてもなお貫いた一人の女の生き様を描く。

(出典:4Kドラマ「悪女について」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/l9x_f71s2twj/)

キャスト・登場人物相関図

富小路公子(鈴木君子)/田中みな実:突如としてその生涯を閉じた、謎に包まれた女性実業家。彗星の如くビジネス界に現れ、不祥事にもまれながら一代で莫大な財産を築き上げた。

尾藤輝彦/細田善彦:公子が16歳だった頃に寄宿していた、尾藤家の長男。

尾藤玲子/床嶋佳子:輝彦の母親で、尾藤家の誇りを持つ。公子を気に入っているが……

渡瀬義雄/泉澤祐希:公子の法的な最初の夫。公子が17歳で同じラーメン屋で働いていたときに同棲し、公子は妊娠するが……

沢山栄次/尾美としのり:公子が働いていた小さなラーメン屋と宝石店を経営。

沢山朝子/渡辺真起子:沢山の妻で、宝石店の経営を担当。夫と公子の間柄に疑念を抱いている。

伊藤弁護士/林家正蔵:公子の再婚相手である富本寛一の弁護士。

高倉健/橋爪功:情報の仲介者。

鈴木タネ/戸田恵子:公子の母。公子が寛一と結婚している間、孫の義彦と義輝の世話をする。

梶谷亜弥/木竜麻生:作家。若年にして青春小説で一世を風靡したが、現在は創作の低迷期にある。公子の関係者への取材を実施。

吉田翔吾/吉沢悠:亜弥の担当編集者。亜弥の悪女についての小説の執筆に向けた取材をサポートする。


【田中みな実さん コメント】
原作は広く愛され、過去に映像化もされています。気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています。
“公子を類稀な愛しいキャラクターに”
平松監督のその言葉に背中を押され、どんな生き方をしていようと、公子をとことん愛し抜こうと心に決めました。
あなたの目には公子が悪女に映るでしょうか、それとも。

(出典:4Kドラマ「悪女について」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/l9x_f71s2twj/)

ネタバレあらすじ(原作小説)

物語のスタートは一見悲劇的で、一代で巨大な財産を築き上げた女性実業家、富小路公子が謎の死を遂げたところから始まります。そして、記者が彼女の生涯を紐解くために関係者へのインタビューを開始します。

育ての親は、八百屋で稼ぎの少ない父と盗み癖のある母、鈴木タネ。そんな親元で育った鈴木君子(後に富小路公子に改名)は、華族の出自から養子に出されたという嘘をつき、人々の同情を引いていました。

彼女が15歳の頃、男性ばかりの夜間の簿記学校に通い始め、そこで出会った沢山栄司から宝石店の仕事を引き受けます。

ところが、彼女は沢山が経営するラーメン店で働く渡瀬義雄と恋に落ち、妊娠します。しかし、渡瀬は公子との結婚を望まず、姿を消してしまいます。

その結果、妊娠していた公子は渡瀬の実家に向かい、慰謝料としてなんと5千万円を受け取ることに成功します。現在の価値に換算すると、これは約3億円に相当します。

この大金を元手に、公子は土地を購入してビジネスを始め、目標としていた宝石のブローカーとしての道を歩み始めます。その後、二番目の夫となる富本寛一の助けを借りて、田園調布の土地を手に入れ、さらにビジネスを拡大していきます。

田園調布に建てた豪邸で、公子は母親に預けていた子どもたち、義彦と義照を呼び寄せ、共に生活を始めます。

莫大な富を手に入れた公子は、愛犬の華子を溺愛し、専属のデザイナーやメイクアップ師、料理人などを抱え、テレビのコメンテーターとしても活躍します。さらには若い婚約者も手に入れ、まさに全盛期を迎えていました。

しかし、そんな彼女が自社ビルの7階から転落し、亡くなってしまいます。公子の死は、果たして自殺だったのか、他殺だったのか、あるいは単なる事故だったのか?

公子と関わった27人の関係者から集められた証言を通じて、彼女の生涯とその謎について浮かびあがった真実とは?!

ロマンスとリッチネス:公子の驚異的な人生とその愛人たち”

公子の短く華やかな生涯の中で、少なくともわかっている範囲では4人の男性と恋に落ち関係を持っていました。

1人目は経営者の【沢山栄次】
彼女がまだ15歳で簿記学校に通っていたときに出会いました。
次に出会ったのが【渡瀬義雄】
彼女の最初の夫で、共にラーメン店で働きながら同棲しました。
3人目は【尾藤輝彦】
公子が一時的に同居していた家の長男です。
そして、最後に出会ったのが彼女の二番目の夫、【富本寛一】
公子が子供を持っていることを知った彼は結局離婚を選びました。

沢山、渡瀬、そして尾藤の三人は、ほぼ同時期に公子と恋愛関係にあり、彼女は2人の子供を妊娠。彼女はそれぞれの男性に対して「あなたの子よ」とささやいていました。しかし、その子供たちの実の父親は、今もなお不明です。

生涯の終わり近くになって、若い支配人である小島誠との婚約もありました。
公子は恋愛を通じて財産、土地、そして経営ノウハウを得て、一文無しから巨万の富を築き上げました。美しさと魅力で男性を利用してきたと言えるかもしれませんが、一人だけ、尾藤輝彦だけは彼女のサポートを断った人物でした。

公子は家柄にコンプレックスを抱いていたため、尾藤家は彼女にとって理想的な存在でした。そのため、彼女の尾藤に対する感情は本物だったと思われます。
その証拠に、彼女が女性実業家として成功した後でも、尾藤がニューヨークから帰国した際には部屋を用意するなど、彼との関係を続けていました。

さて、彼女の2人の息子の父親は誰なのでしょう?
原作では明らかにされていませんが、長男の義彦の父親は尾藤輝彦であると推測されます。義彦は尾藤に似た端正な顔立ちをしており、優秀な成績を保っていることから、彼の血が流れていると思われます。

一方、次男の義輝の父親は、渡瀬か沢山、または原作には登場しない他の男性かもしれません。義輝は長男に比べると学業成績はそれほどではありませんが、彼は母親を心から愛し、尊敬していました。
母親の公子を「悪女」と罵る人々に対し、「ママは悪女なんかじゃない。夢のような生涯を送った魅力的な女性だった」と彼は証言しています。

しかし、それにしてもいったい公子の死の原因は何だったのでしょうか?
自殺、他殺、あるいは事故?
その答えは明かされていません。
彼女の次男が語るには、公子は生前、「窓の端まで歩き、『飛んでるみたいでしょ。透明に、美しく、清められ、そして飛ぶの…高く高く』と言いながら、腕を広げていた」と述べています。

公子は底辺から出発し、一世を風靡した女性実業家となり、莫大な財産を築き上げました。そして、全てを手に入れた彼女が、あの日風に吹かれて落下したのか、あるいは突然飛びたくなったのか、それとも何者かに突き落とされたのか……

その真実は誰にも分からず、読者自身の解釈に任される結末となっています。

4Kドラマ「悪女について」 番組概要

【放送予定】2023年3月13日(月) よる9時~10時29分<BS4K>
【原作】有吉佐和子「悪女について」
【脚本・演出】平松恵美子
【音楽】村松崇継
【出演】田中みな実、木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功 ほか
【制作統括】嶋村希保(松竹)、小松昌代(NHKエンタープライズ)、尾崎裕和(NHK)

(出典:4Kドラマ「悪女について」制作開始のお知らせ NHK https://www.nhk.jp/g/blog/l9x_f71s2twj/)

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