★三遊亭歌笑(三代目)妻を語る

三遊亭歌笑(三代目)

歌笑が落語家になるきっかけは兵隊検査で丙種合格であったことに失望し上京したこと。
昭和12(1937)年に三代目三遊亭金馬に入門し金平の名をもらう。
東宝専属で寄席に出ない金馬を離れ、二代三遊亭円歌門下に移り、かつて金馬が名乗った歌笑を襲名して昭和22(1947)年10月に真打昇進。映画によれば、苦悶した末に古典は自分に合わないと考え、初恋の人からもらった『啄木詩集』に触発されて以降翻訳された「詩集」なども熱心に読み耽り、独自の新作づくりに打ち込んだ。
その成果が『純情詩集』『豚の夫婦』『妻を語る』などの作品となり、SP盤に残された高座の中のいくつかはCD音源としても入手可能だ。

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