あらすじ
三人で旅をしている途中、歩き疲れたので馬でも乗ろうか。
馬賃を値引きして失敗、馬に乗ろうとするが、近くに寄ると馬の背中は意外に高い。
馬をしゃがませろ、梯子か踏み台を持って来いと大騒ぎの後、
馬方の手を借りてどうにか馬には乗ったのだが、「この馬には首がないぞ」と。
後ろ向きに乗っていたのだが、
「後ろに首が付いているとはそそっかしい馬だ。首を切ってこっちに付け替えろ。
両方に首が付いている馬はいねえか。ちょっと腰を浮かすから馬を回してくれ」
と無茶区茶な要求。
どうにか歩きだしたら馬がつまずいたので、馬方が馬を怒る。
「つまづくんじゃねえや、長え面やがって」
「馬の面が長いのは何故か分かるか、飼葉桶が長くて深いから、面が長くなったんだ」
「へえー、馬より先に飼葉桶があったのけ」
道中飽きさせないのが馬子の腕。
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