『どうする家康』第22話:設楽原の戦い/ネタバレ・あらすじ(2023年6月11日放送)

どうする家康
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第22話:設楽原の戦い(2023年6月11日)

ネタバレ・あらすじ

信長の戦術と策略
瀬名は信康と亀姫の子供時代を懐かしく思い出す。彼らが亀姫の虫恐怖症を見て、信康がその生命を大切にすることを思い出す。それと同時に、現在の浜松城では、信康と万千代が対話している。

天正3年5月、奥三河の長篠城
長篠城は武田軍の包囲下にあり、陥落間近の状況だった。しかし、徳川と織田の援軍が到着し、その兵力は約3万人にも上る。これにより、長篠・設楽原での家康と信長の連合軍と武田軍の決定的な戦闘が始まる。 武田軍の兵力は1万5000人で、雨に打たれながら織田軍が攻撃せず防御に専念している様子に、山県昌景と穴山信君は不快感を覚える。

彼らは何を考えているのかと疑問に感じる。 信康やその家臣たちは織田軍の消極的な姿勢にも失望する。我慢できずに家康は、織田の陣地へ向かい、トラブルを防ぐために左衛門尉が同行する。

家康は、すぐに攻撃して長篠城を解放すべきだと主張する。しかし、信長は自分たちからの攻撃は考えておらず、武田軍を撃退しにきたわけでも、長篠城を救出しにきたわけでもないと明言する。

家康がその目的を問うと、信長は碁を打つかのようにふるまう。 家康は左衛門尉の作戦を提案する。その作戦とは、夜に3,000から4,000の兵を長篠城の裏手に配置し、鳶ヶ巣山の砦を奪うこと。これは敵の退路を遮断し、前方から攻撃する、いわゆるキツツキ戦法である。

しかし、それは非常に危険な作戦である。 信長は家康にその作戦を「実行する」と言わせ、自身の家臣がそれを 行えないと述べる。しかし、自分の家臣ではない者がそれを実行するなら問題ない。それを提案したのは自分だから、その達成に自信があるはずだと主張する。 家康たちは、信長の策略に引っかかる。信長は意図的に家康たちにその作戦を言わせ、それを実行させるように仕向けたのだ。

戦闘前の奇妙な状況と万千代の驚愕
信康、平八郎、数正が名乗りを上げるが、地形に不慣れだと主張する左衛門尉が起立する。家康、信康、家臣たちは、「絶対に死なないで」「死ぬな」と繰り返し言う。左衛門尉は、「死ぬな」の声援を止めさせる。

海老すくいをリードする数正に、「これは何?何なの?」と驚く万千代。 武田軍はキツツキ作戦を察知していた。織田軍は1,000以上の鉄砲を保有しており、退路が閉ざされる前に撤退する必要があるかもしれないと考える武田の家臣たち。 通常の武将なら撤退するだろうが、勝頼がどう行動するか、と信長は静かに見守っている。 長篠城の奥平勢が力尽きかけていると、鉄砲の音が響き始める。

勝頼の決断と信長の本当の目的
最終的に、鳶ヶ巣山砦が奪われ、穴山信君が撤退を提案する。勝頼は父、信玄がどう行動するかを問う。信玄は必勝の見込みがない戦いはしなかった、と答える。 その正解だと信長は述べる。信玄が天下を取れなかったのはそのせいだ。

どれほどの確実な勝利を続けても、一度の大胆な一手には敵わない。 勝頼は、兵士たちを見つめ、撤退するのが最善策だが、それでいいのかと問う。信長と家康が並んで立っている。これほどのチャンスは二度とない。生き延びたい者は逃げてもいい。

しかし、戦場で名を残したい者にとっては、今日ほどふさわしい日はない。 虹を指差して、勝利の前兆だと叫ぶ勝頼。私たちの父が言っていた。武田信玄を超えてみせよ。私たちの最強の兵士たちよ、信長と家康の首を取ってみせよ。私が君たちの骨を拾うだろう!兵士たちは雄叫びを上げる。 勝頼の言葉に心を動かされた山県昌景は先陣を切ることを申し出る。

勝頼の命令により、武田の兵士たちは一斉に攻撃を開始する。 一方、鳶ヶ巣山砦を落とした左衛門尉は、長篠城の奥平のもとへ。 信長や秀吉が徳川の本陣にやってくる。戦況が最もよく見えるのは徳川の本陣である。 信長は、信康が「なぜここに来たのか」という質問に答える。武田を追い払いにきたのでも、長篠を救いに来たのでもない。武田を滅ぼしにきたのだと。

織田信長の圧倒的勝利
武田軍が迫る中、織田軍は鉄砲を一斉に発射し、前線の兵士が撃ち終えるごとに次の兵士がローテーションで入れ替わる戦術で、一切の隙を見せずに武田軍を壊滅させていく。この未曾有の戦闘状況に、家康、信康、万千代は驚きと恐怖を隠せない。秀吉は、力だけでなく資金力も戦争で重要だと語り、3,000もの鉄砲を誇示する。

山県昌景の英雄的な最期
先陣を切った山県昌景は自身も傷を負いながら戦い、多くの戦士と共に命を落とす。本陣にいる勝頼は言葉を失い、設楽原の戦いはそこで終わりを告げる。

新たな敵の存在
酒宴の中、信長は最も恐るべき次の敵が誰であるかを問う。北条などという答えを出す佐久間信盛に対し、信長は取り残された者は置いていくと冷たく返す。秀吉は次の敵が家康であることを悟るが、それを隠す。

家康とその家臣団織田軍への参加
織田の圧倒的な力を目の当たりにした家康とその家臣団は、織田の家臣となることを受け入れる。家康が信長の家臣となり、武田を完全に滅ぼした後、次の敵として北条や上杉、伊達を見据える。

信康の心の闘い二俣城攻めとその後
二俣城攻めでは、信康が勇敢に戦い、その活躍を自慢する。しかし、かつては虫すら殺せなかった彼の変貌を見て、瀬名は心配する。家康は信康の戦術的な才能と武将としての立派さを認め、心配する必要はないと言う。しかし、信康は夢の中で武田の兵に襲われたり、非人道的な戦闘をフラッシュバックしたりするようになり、その精神状態が悪化する。その様子を察した五徳は、信長から家康を見張るよう指示されていた。

瀬名の心配信康の精神状態
瀬名は、縁側で一人泣いている信康を見つけ、何かを思う……


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