湊かなえ原作『少女』映画化!あらすじ・キャスト・相関図・主題歌情報

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映画「少女」湊かなえ(原作)×三島有紀子(監督)×本田翼×山本美月

2016年10月8日(土)公開

原作:湊かなえ(みなとかなえ)「少女」

少女 [ 湊かなえ ]

73年広島県生まれ。
05年第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。
07年第35回創作ラジオドラマ大賞を受賞。
同年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。
08年同作品を収録した『告白』(双葉社)でデビュー。
同作は「2008年週刊文春ミステリーベスト10」第1位、09年第6回本屋大賞を受賞した。
12年「望郷、星の海」で第65回日本推理作家協会賞短編部門を、16年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞を受賞。
主な著書に『贖罪』『夜行観覧車』『境遇』『母性』『リバース』『ポイズンドーター・ホーリーマザー』など多数。
『告白』をはじめ多くの作品が映像化されている。
映画化されているのは、『告白』(10/中島哲也監督)、『北のカナリアたち』(12/阪本順治監督)、『白ゆき姫殺人事件』(14年/中村義洋監督)。
[出典:映画「少女」公式サイト http://www.shoujo.jp/]

監督:三島有紀子(みしま・ゆきこ)

大阪市出身。
18歳からインディーズ映画を撮り始め、神戸女学院大学卒業後にNHKに入局。
「NHKスペシャル」「トップランナー」など数多くのドキュメンタリーを企画・監督、キャリアを積む。
03年に劇映画を撮るために独立。
助監督をやりながらオリジナル脚本を書き続け、09年に 『刺青~匂ひ月のごとく~』で映画監督デビューを果たす。
その後も『しあわせのパン』(12)、『ぶどうのなみだ』(14)と、オリジナル脚本・監督で作品を発表。
『ぶどうのなみだ』は第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待され、世界的に高い評価を得た。
15年には池辺葵の人気コミック『繕い裁つ人』を映画化。
『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』は大切なことを守りながらひたむきに生きる人たちを美しい映像とともに描いた感動作にして代表作に。
また、近年はWOWOWのダークミステリー『硝子の葦』(原作・桜木紫乃)、ダメな中年サラリーマンが主人公の短編『オヤジファイト』など次々と新境地を開拓。
[出典:映画「少女」公式サイト http://www.shoujo.jp/]

『少女』予告編

みどころ

原作は、2008年「告白」でデビューし、第6回本屋大賞を受賞した湊かなえ先生の2作目で2009年に発表された「少女」。

現在、累計100万部を超えるベストセラーの映画化となります。

「告白」は、2010年に松たか子さん主演で映画化され、大変な話題を呼びました。

17歳の少女が、闇を抱えて毎日を過ごすなか、「死とは何か?」「死を知りたい」と思うようになるのですが……。

原作は「いじめ」「自殺」「痴漢冤罪」「援助交際」など、現代社会の闇を盛り込んだストーリーで、湊先生お得意の「イヤミス」(読んだ後に嫌な気分になるミステリー)ですが、映画はどんな結果が待っているのか、期待したいです。

主題歌:GLIM SPANKY「闇に目を凝らせば」

あらすじ

「どうせなら死ぬ瞬間を見てみたい。そう思わない?」

「死って、モノじゃなくて現象だと思う。」

【由紀の闇】
読書好きで休み時間はひとり静かに本を読み、授業中は小説を書いている由紀。
クラスの女子が親友の敦子を集団でいじめていても助けることはできずにいた……。

ある日、いじめがエスカレートして倒れた敦子は、保健室のベッドのなかで「死にたい」と訴えかける。
そんな”闇”を抱える彼女に由紀は「暗闇の中を一人ぼっちで綱渡りしている、そんな気持ちなのかもしれないけど、そんなことないから」と優しく手を差し伸べる。
そしてその夜、書きかけの小説を完成させる。
しかし、その翌日に原稿が何者かに盗まれてしまったことで、由紀はある危険な行動に出てしまう……。

「死ぬ瞬間ていうか、生きている最後の顔をみないと、本当の意味での死を理解するなんて無理だと思うけど。」

「助けて、由紀。死にたい。」

「努力を重ねて、ここまで生きてきた。迫害されるようになってからも、努力は怠らなかった。」

【敦子の闇】
幼い頃から剣道を習い将来有望と期待されていた敦子。
ところが、高校の団体戦でミスをしたことを機にいじめの対象に。
その時ケガした足はすでに完治しているものの学校では足を引きずったふりを続けている。
敦子にとって唯一の友だちは由紀だと思っていたが、ある時から2人の関係がぎくしゃくしているように感じ、距離を置くようになる。
けれど由紀のことが気になり、何が彼女を変えてしまったのかそっと見守る、
そして、由紀の”闇”を目撃する。
そんなとき、紫織という生徒が転校してくる。
彼女に誘われ、敦子はあることを断り切れずに共犯者になり……。

[出典:映画「少女」(公式サイト > http://www.shoujo.jp/ ]

キャスト・登場人物相関図

桜井由紀……本田翼
桜川高等学校2年の女子高生。
ニヒルで冷静な性格で、親友の敦子からは何を考えているか分からないと思われている。
認知症の祖母を両親と共に介護していた。
一つ年上の牧瀬と交際している。
敦子をモデルに書いた小説を、元担任に盗作される。
ある事情から左手が不自由になり、握力が3㎏しかない。

草野敦子……山本美月
桜川高等学校2年の女子高生。
天真爛漫で、少々空気が読めない性格。
元剣道部で、有名私立への推薦も決まっていたが、中学最後の県大会で2勝2敗のところを惜敗して以来、学校裏サイトに自分の悪口が書かれていないか見に行くのが日課になっている。
過度の不安症で、神経質でもあり、過呼吸で倒れることがある。

高雄孝夫……稲垣吾郎
敦子には「おっさん」と呼ばれている。
特別養護老人ホーム、シルバーシャトーに勤務する中肉中背の中年男性。
敦子曰く、外国の映画に出てきそうな日本人代表。
必要最低限のことしか喋らず、地面ばかり見ていて暗い性格。
文学愛好家で、バツイチ。

滝沢紫織……佐藤 玲
2年に黎明館高校から桜川に編入してきた転校生。
親友の死を由紀と敦子に語る。

小倉一樹……児嶋一哉
由紀と敦子の元担任の国語教師。
本職は作家と自称している。
由紀の作品、「ヨルの綱渡り」を盗作して、新人文学賞を受賞する。
作家活動に専念するため退職するが、「事故」により死亡。
黎明館の女生徒と交際していた。

牧瀬光……真剣佑
このあたりで一番偏差値の高い男子校に通う、由紀の交際相手。
電車のホームで投身自殺を目撃して以来、由紀たちと同じように死を目の当たりにしたいと思っている。
高三の夏に数Ⅰ基礎をやっているなどあまり成績はよくなく、会話の内容も程度が低いため、調子のいいバカと思われている。
実際は、サイコパス的な凶暴さや反社会的性格を持っている。

田中昴
S大学付属病院の小児病棟に入院している小学5年生。
「タッチー&昴」と、マイフレンドフォーエバーで声優を務めたアイドルに重ねられている。
か細く、綺麗な顔をした男の子。
タッチーから手術の成功率が7%と教えられ、由紀の目的の対象となる。

タッチー(肉まん)
「タッチー&昴」のタッチー。
由紀からは、その風貌から肉まんと呼ばれる。
太一からタッチーとされているが…昴の手術前に、両親が離婚してから会っていない父親と会わせてあげたいと由紀に懇願する。

大沼さん
シルバーシャトーの介護スタッフ。
リーダーで、ボランティアの敦子の指導を担い、高雄と一緒に仕事をするように命じる。
敦子曰く、30半ばできりっとしたおばさん。

小沢さん
シルバーシャトーの介護スタッフ。
敦子曰く、40代くらいのおばさん。

由紀の祖母
姓は水森。
認知症でシルバーシャトーに入居している。
由紀のことを「フジオカ」と呼ぶ。

岡田さん
読み聞かせボランティア団体「小鳩会」の代表。
厚化粧に重そうな体、赤い口紅をべっとりと塗り、おばさん臭を漂わせている。
聞いたことのない宗派の「アーメン系」。
赤ずきんやさるかに合戦の残酷な結末をハッピーエンドに脚色する。

三条
三条ホームの社員。
由紀が昴の父親を探す際に展示場に夜8時に来ることを条件に情報を提供すると言う中年男性。

星羅
黎明館高校の生徒で、紫織の親友。
別の学校の教師と交際しているのを、裏サイトに書かれ槍玉にあげられ、自殺する。
[出典:少女(湊かなえ)Wikipedia ]

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