下半身太りの原因は子宮冷え#656

下半身太りの原因は子宮冷え

下半身太りの原因は子宮冷え

多くの女性が悩む「下半身太り」

多くの女性を悩ませる下半身太り。
大手下着メーカーが「体型の崩れを感じた部分」を調査した結果、上半身の体型崩れに比べ、下腹・ヒップ・太ももと、みなさん下半身の崩れを感じているといいます。
お笑い芸人のゆりやんレトリィバァさん26歳も、下半身太りで悩んでいます。
ゆりやんさんが下半身太りになやむ理由、それは「股ズレがひどくて歩けない」。
ゆりやんさんの下半身太り、かなり重症のようです。

下半身太りの原因、むくみや運動不足だけだと思っていませんか？
しかし、調査を進めると、ある意外な原因がわかったのです。
子宮のスペシャリスト、産婦人科クリニックさくら院長・桜井明弘先生によると…。

「下半身太りの原因は、【子宮冷え】にあるのです」

子宮冷えは、医学的な定義はありませんが、子宮の周りの血管の血流が滞ることです。
放っておくと、ひどい生理痛や生理不順の原因になることがあります。

下半身太りの原因は「子宮冷え」

出産をはじめとする、女性にとって大切な役割を持つ子宮。
子宮の周りの血管の中で、最も注目したいのが、子宮に向かって流れる《子宮動脈》。
この子宮動脈の血流が滞ってしまう状態のことを「子宮冷え」といいます。

子宮動脈の血流が滞るということは、下半身全体の血の巡りが悪くなっているということ。
すると、必要な栄養が届きにくくなるのと同時に、老廃物も溜まり、その結果、下半身に脂肪が付きやすくなってしまうのです。

なぜ子宮冷えは起こるのか？

現代人の特徴として、座りっぱなしの生活が多いからではないかと先生は言います。
座っている姿勢によって、血管が圧迫されます。
座っている時間が長く、足を動かさないと、ますます血流が滞ります。
これが子宮冷えの原因になるのではないかと思われます。

実はこれ、男性も他人事ではありません。
男性も女性と同じように、骨盤内の血流が滞ると、下半身太りの原因になります。

誰でもできる！「簡単子宮冷えチェック」

みなさん、お尻を触ってみてください。
「冷たい」と感じたあなた、子宮冷えかも知れません！？

なぜ、座りっぱなしが子宮冷えを招くのか？

立っている時は、子宮動脈は正常に血液を送ります。
しかし、座っていると、血管が脂肪などで圧迫され、血液を滞らせてしまう原因になります。

ゆりやんレトリィバァさんの子宮動脈の血流を見てみると、正常な状態に比べ、血流が途切れている部分があります。
この途切れている瞬間、子宮への血流が止まっているのです。
それだけでなく、ゆりあんさんの場合は、子宮動脈が圧迫されて狭くなることにより、微量ですが血液が逆流しています。

下半身太りの原因「子宮冷え」解消法とは？

骨盤美容家の柳沢とも子先生が教える、1日3分で出来る「子宮冷え取りエクササイズ」。

「子宮冷え取りエクササイズ」とは、子宮を中心としたお腹回り、お尻・太もも、ふくらはぎの3ブロックの筋肉に分けてアプローチし、下半身全体の血流を促すエクササイズです。

【子宮冷え取りエクササイズ①】
《子宮周りの血流を促す「フラミンゴ」》

①足を肩幅まで開き、腕を横に伸ばします。

②片足を反対側の足の膝の高さまで上げて、上半身をゆっくりねじり、ゆっくりと戻していきます。
これを左右5回ずつ、2セット行います。

足が上がらないときは、つま先立ちでもOKです。

つま先立ちのときは、お腹をへこませることで、足を上げたときと同じくらいの負荷がお腹にかかります。

★

【子宮冷え取りエクササイズ②】
《お尻から太ももまでの血流を促す「スケーターキック」》

このエクササイズは、イスを使って行います。

①イスの背もたれに手を置き、足を肩幅まで開きます。
②軽く屈伸したあと、片足を後ろに蹴ります。
同じように、反対側の足も行いましょう。
これを左右1セット、30回行います。
片足を思い切り上げる必要はありません。
床から5cm程度上げるだけでもOKです。