男はつらいよ 第35作 寅次郎恋愛塾 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第35作 1985年(昭和60年)8月3日公開


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(57)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(44)
  • 諏訪博:前田吟(41)
  • 諏訪満男:吉岡秀隆(15)
  • 車竜造:下條正巳(70)
  • 車つね:三崎千恵子(65)
  • タコ社長:太宰久雄(62)
  • 御前様:笠智衆(81)
  • 源公:佐藤蛾次郎(51)

  • ポンシュウ:関敬六(57)
  • あけみ:美保純(25)
  • 旅の雲水:梅津栄(57)
  • 民夫の兄:築地文夫
  • 牛山教授(民夫の恩師):松村達雄(71)
  • 小春(コーポ富士見の大家):杉山とく子(59)
  • 酒田民夫:平田満(32)秋田出身の秀才、司法試験を目指して勉強中だが、コーポ富士見の二階に住む、江上若菜のことが気になって、手に着かない。そこで寅さんが恋のコーチに就任、恋愛塾を開設するが……
  • 江上ハマ:初井言榮(56)上五島に住む、江上若菜のおばあちゃん。路上で転んでいるところを、寅さんとポンシュウに助けられ、御礼に二人を家に招待。酒盛りをして楽しい夜を過ごすが、その晩、天に召される。敬虔なクリスチャン。

マドンナ:江上若菜/樋口可南子(当時27歳)

長崎県上五島出身。母は彼女を産んだ後に亡くなっている。不幸な生い立ちにも関わらず、ポジティブに生きる努力をしている。お婆ちゃんの死を看取った寅さんと知り合いになったことで、人生の新しい局面を迎える。仕事は写植オペレーター、博の世話で再就職。


1978年、大学在学中にスカウトされ、テレビドラマでデビュー、1980年『戒厳令の夜』で映画に初出演してゴールデン・アロー新人賞を受賞。『座頭市』(89年)、『陽炎』(91年)、『阿弥陀堂だより』(2002年)などの映画、テレビドラマ、CMなどで活躍。

あらすじ(ネタバレ注意)

ポンシュウ(関敬六)と長崎県は五島列島にやってきた寅さんは、古い教会がある青砂ヶ浦の道で転んで怪我をしたクリスチャンのおばあさん(初井言榮)を助けたことから、その晩もてなしを受ける。
しかし、その晩おばあさんは急病のため天に召される。

おばあさんの最期に立ち会った寅さん、教会でミサが執り行われている最中、亡くなったおばあさんの元に、たった一人の孫娘:若菜(樋口可南子)が東京から駆けつける。


典礼聖歌82番「神を敬う人の死は」

悲しみに暮れる天涯孤独の娘の姿に、寅さんは深い同情心を抱きながら、故郷の柴又に帰った。
間もなく、若菜から礼状が届くと、寅さんは記されていた住所を頼りに彼女のアパートを訪ねた。そこで、若菜が失業中である事を知った寅さんは、写植オペレーターの技術を持つ彼女の再就職を、博にたのむ。

そんなある日、寅さんは若菜のアパートの隣に住み、司法試験の勉強をする堅物の青年民夫(平田満)と知り合う。民夫の若菜に寄せる想いを知った寅さんは、心中複雑ながら、民夫に恋のイロハを教え込むのであった。

寅さんの恋愛指南のおかげもあり初デートは会話も弾みうまくいきアパートの若菜の部屋に誘われる。しかし前夜緊張のあまり一睡もしていなかった民夫は若菜が正直な自分の気持ちを話している最中に眠ってしまい機嫌を損ねてしまう。

そのことを寅さんに相談すると女の気持ちが分からない奴は死んだ方がいいと言われる。それを真に受けた民夫は司法試験をあきらめ失意のうちに秋田に帰郷し行方不明になる。

心配して秋田にやって来た寅さんと若菜らは夏のスキー場で民夫を無事に見つけ出す。リフトの上から想いを打ち明ける若菜。民夫はその後司法試験を諦め中学校の教師になり若菜と結婚した……

ロケ地

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