松本清張ドラマ かげろう絵図 あらすじ・キャスト・人物相関図

ドラマ
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フジテレビ 松本清張スペシャル「かげろう絵図」 2016年4月8日(金)よる9:00放送 米倉涼子×松本清張×大奥

kagerouezu[出典:http://www.fujitv.co.jp/]

原作

松本清張「かげろう絵図」(文春文庫刊)

みどころ

物語の舞台は、江戸時代後期、十一代将軍・徳川家斉の晩年。

「お世継ぎ」を決める権限を持つ家斉のお墨付きを巡り、繰り広げられる抗争、策略、熾烈な争い。

国を揺るがす陰謀、大奥と感応寺にはびこる悪事……

江戸城“大奥”の支配を目論む巨悪の腐敗を探るために、縫(ぬい)は単身、毒々しくも華やかな“大奥”に潜入します。

点と点がつながり、明らかとなる真実、果たしてお世継ぎはどうなるのか?

松本清張による、江戸の世を騒がせた一大ゴシップ“感応寺事件”を元に描いた、驚異の歴史サスペンス!

あらすじ

縫(米倉涼子)の実父は、かつて幕府の腐敗を暴こうとして、非業の最期を遂げ、さらには、養父の島田又左右衛門までも、突然の死で失った。
又左右衛門の息子である島田新之助(山本耕史)は、刀を捨て、医学を学ぶことを決めた。
縫、新之助の後見人である、先の寺社奉行・脇坂安薫(竹中直人)に見送られ、二人は別々の道を歩むことになった。

そして五年後、十一代将軍・徳川家斉(津川雅彦)は晩年となり、将軍職を家慶(石橋保)に譲ったが、なおも実権を握っていた。
正室の寔子(白石加代子)をよそに、長きに渡って家斉の寵愛を受けてきた、側室のお美代の方(中村優子)は、家斉亡き後も富と権力を握るため、次期将軍に、自身の孫・前田犬千代を据えたいと強く願っていた。
お美代の方の後ろ盾である中野石翁(國村隼)は、腹心の水野美濃守(木下ほうか)らを使い、家斉に、次の将軍を定めるお墨付きを書かせるべく、策を弄していた。

一方、堕落した幕府と大奥を粛正するため動いていた脇坂安薫のもと、縫は、大奥の実態を探るために、お登美と名乗り大奥に潜入していた。
縫は、お美代の方に気に入られ、中臈(大奥の女中)・菊川(富永沙織)の部屋付きに昇進。
やがて縫は、お美代の実父が住職を務める感応寺の僧侶たちと、佐島(高畑淳子)ら中臈たちが、密通していることを突き止めた。
感応寺と大奥の癒着、奥女中と僧侶の許されざる関係は、自らの身を危険にさらしてでも暴かねばならない……

縫が危険を顧みず、潜入捜査を引き受けたのは、密かに想いを寄せる新之助のためだった。
「政権が正された後には、また侍として表舞台に出て欲しい……」
現在の新之助は、闇医者となり、富本節の師匠・豊春(夏川結衣)という女性の元に身を寄せていた。

ある日、城下町で、水死体で発見された菊川。
菊川は実は、豊春の妹だった。
この事件が、大奥の腐敗に絡んでいると睨んだ豊春は、真相を探るため、中野石翁邸に潜入する。

そんな中、家斉が脳卒中で倒れ、弱っているところを利用し、中野石翁はついに、お墨付き(指示書)を手に入れることに成功!
そこには、「次期将軍は前田犬千代」と記されていた。
後継者争いはこれで決着か、そして、縫、新之助、豊春、三人の恋の行方は?

 

キャスト・登場人物相関図

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縫(ぬい)【登美(とみ)】……米倉涼子
【反石翁派】(大奥)
登美として大奥に奉公する。
ある事件をきっかけに、お美代の方に気にいられ、部屋付きに昇進。
実父を幕閣の陰謀により亡くしている。
堕落した幕閣の悪事と大奥の裏情報を探るため、粛正派のスパイとして大奥に入る。
新之助に淡い恋心を抱いている。
いつか新之助が士官して、武士に相応しい生活を取り戻すことを祈る。

島田新之助(しまだしんのすけ)……山本耕史
【反石翁派】
縫の従兄弟。
父親は実直な旗本だったが、乱れた現在の政道に意見したが為、無実の罪を着せられ処罰された。
新之助自身も反対勢力として虐げられている。
旗本としての出世を諦め、富本節の師匠である豊春の家にやっかいになっている。
医学の心得を生かし、闇医者として生業を立てていて、頭脳と身体能力は優秀。

豊春(とよはる)【おこん】……夏川結衣
【反石翁派】
三味線と富本節の師匠で、新之助の恋人。
政治の表舞台に新之助が戻る際は、出世のために身を引こうと考えている。
大奥に入ったまま行方知れずになり、変わり果てた姿で見つかった妹の死の真相を探るため、中野石翁に近づく。
縫とは、新之助を思う女性として通じ合うものがある。

脇坂安薫(わきさかやすただ)……竹中直人
【反石翁派】
寺社奉行として延命院事件を摘発した硬骨漢、築地の下屋敷に住む。
いまだ堕落し続けている大奥を粛正し、正しい幕府にするため日々動いている。
縫を大奥に送り込んだ、縫と新之助の後見人。

中野石翁(なかのせきおう)……國村隼
『石翁派』
先の将軍、大御所・徳川家斉の相談相手。
お美代の養父。
将軍の最大の寵愛を受けた側室のお美代の地位により、影の実権を握る。
出世を目論む周辺大名からの賄賂で、贅を極めた生活を送る。

徳川家斉(とくがわいえなり)……津川雅彦
50年を超す栄華を極め、将軍職は退いたが、大御所として実権を握る。
そんな最中、脳卒中で倒れたため、現将軍・家慶の後の権力を巡り、周囲があわただしく動き始める。

寔子(ただこ)……白石加代子
家斉の正室だが、今まで一度も愛された事のない、形だけの妻。
家斉亡き後、幕府の命運を握るカギになる。

佐島(さじま)……高畑淳子
(大奥)
大奥の中枢を仕切っている上臈御年寄。
最強の側室・お美代付き。
お美代の父が住職を務める感応寺への代参を熱心に務め、お気に入りの坊主の日祥とただならぬ関係である。

水野美濃守(みずのみののかみ)……木下ほうか
『石翁派』
老中。
中野石翁の腹心。
様々な陰謀を謀る。

お美代の方(おみよのかた)……中村優子
家斉の寵愛を最も長く受けた、最強の側室。

菊川(きくがわ)……富永沙織
(大奥)
縫が部屋付きとしてついた大奥の中臈。
豊春の妹。

落合久蔵(おちあいきゅうぞう)……木村祐一
『石翁派』
添番。
登美として大奥に上がった縫の行動に目を光らせている。

奥村大膳(おくむらだいぜん)……宇梶剛士
『石翁派』
前田家用人。
中野石翁の右腕として暗躍する。

 

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