★立川志の輔/買い物ブギ

立川志の輔

あらすじ

ある男がドラッグストアで、奥さんから頼まれた買い物リストにそって、新米のちょっとぬけた店員と問答しながら買い物をするという話である。
新米店員が、昼食で留守の店長の代わりに店番をしているが、質問に答えられなくてしどろもどろ。そこに戻ってきた店長もしどろもどろ。見かねたおばちゃんのお客が怒り出す。
日常何とも疑問に思わないことがこんな落語ネタになるのかと感心しきりだった。

トイレの消臭剤
「森の香り」いいね~!でも…トイレで森の香りを思い出すのはいいけど、森でトイレを思い出したらまずいね。いったいどこの森の香りだい?
「ヨーロッパの方の森です」じゃ大丈夫だ。行くことないからこれもらうわ。
これ、「おいしい猫のえさ」って書いてあるけど、いったいだれが「おいしい」って言ったんだい?猫が言うわけないし…、飼い主が食べながらおいしいっていうわけでもないし…。
猫じゃないですか? バカ言え!猫が言うわけねーだろう!あとで店長に聞いてみてくれ。

掃除用の洗剤あるかい?
はい、こちらが風呂用で…こちらがキッチン用で…こちらがトイレ用です。じゃこれはなんだい?それは何にでも使える洗剤です。
えぇ~!じゃ風呂専用もキッチン専用もトイレ専用もいらないじゃないか?!
風呂専用の洗剤の気持ちになって考えてみろ。
いきなりなんにでも使える洗剤が出てきて風呂をきれいにしてしまった日にゃ…風呂専用の洗剤の立場がないじゃないか!!

まぁこんな感じで新米店員にへんちくりんな質問を浴びせていくのだが、あとで店長に聞いてみますと答えるばかり。
戻ってきた店長も、そんな馬鹿な質問をするのはばかじゃないかと新米店員をしかる。
なに?!お客に向かってバカとはなんだ!!お客と店長でバカ問答を始める。
それをそばで聞いていたおばちゃんがこういう。

レジほったらかして…まったくもう、私から見たら三人とも馬鹿よ。
薬局なんだから馬鹿につける薬でも置いたらどう!!
お客さん、すみません~。
馬鹿につける薬はありません。
馬鹿は…ですから。

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