あらすじ
主人公は職人さん。なかでも出職といい、大工や左官といった現場に出向いて仕事をします。何の病気か判りませんが目を患っていて仕事に行けません。
昔の職人は賃金の支払いが日払いのため、仕事に行けないと即座に生活に支障をきたすことになります。そこで薬屋で薬を買ってきて自分で治そうとします。
「中に効能書が入っているので、その通りに使いなさい」と言われたが、字が読めないとも言えず、そのまま帰ってくる。
効能書には『めじりにさすこと』と書いてあります。そういえば風呂屋ののれんに似たような字があったのを思い出し『女じりにさすこと』と理解してしまいます。
目に注すはずの目薬を何故尻に注すのか不信に思いながらも、いやがる女房を四つんばいにさせ、しりのくぼみに買ってきた粉の目薬をのせます。
女房はあまりのくすぐったさで、思わず一発屁を放つ。
すると、のせた目薬が飛び散り、職人の目にも入り
「ああ、なるほど。こうやって使うのか」。
プロフィール
春風亭 小朝(しゅんぷうてい こあさ、1955年3月6日 – )は、日本の落語家、俳優。
本名は花岡 宏行(はなおか ひろゆき)。 東京都北区出身。東京電機大学高等学校卒業。前座名は春風亭 小あさ(読み同じ)。
出囃子は『さわぎ』。キャッチフレーズは『横丁の若様』。落語協会所属で、同協会元理事(2001-2006年)。
芸能事務所春々堂(はるはるどう)を経営し、自らのマネージメントも行っている。以前はオフィスてるてる(師・5代目春風亭柳朝の会社)所属。
シンガーソングライターの泰葉は元妻。
来歴
フジテレビ『しろうと寄席』(フジテレビ)で5週にわたり勝ち抜きチャンピオンに。
1970年4月、5代目春風亭柳朝に入門(前座名は「小あさ」)。2番弟子となる。昼間は高校に通いながらの前座生活であった。
1976年7月、二つ目昇進。
1978年、第7回NHK新人落語コンクール最優秀賞。
1980年5月、36人抜きで真打昇進。抜いた中には兄弟子春風亭一朝ら、現落語協会幹部役員6人(うち常任理事4人)も含まれ、師匠柳朝の弟弟子林家九蔵(現三遊亭好楽)、林家上蔵(現3代目桂藤兵衛)よりも先に真打へ昇進する。フジテレビ『THE MANZAI』では明石家さんまとコンビを組み、『オレたちひょうきん族』にもコンビ漫才を披露した。また『ひょうきん族』の姉妹番組『笑ってる場合ですよ!』にて木曜レギュラーとして出演(1981年頃まで)。
1984年、文化庁芸術祭優秀賞。
1986年、芸術選奨新人賞。
1987年、初代林家三平の次女・泰葉と結婚。テレビ時代劇『三匹が斬る!』に燕陣内(たこ)役で出演(1995年まで)。
1990年10月、一か月連続独演会(銀座博品館劇場)。
1996年、浅草芸能大賞大賞。
1997年、NHK総合テレビにて『ふるさと愉快亭 小朝が参りました』を担当し、日本武道館で独演会を開く。
2003年、落語界の斜陽化を憂う賛同者と六人の会を結成。
2007年、妻・泰葉と離婚。
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