男はつらいよ 第19作 寅次郎と殿様 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第19作 1977年(昭和52年)8月6日公開


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(49)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(36)
  • 諏訪博:前田吟(33)
  • 諏訪満男:中村はやと(8)
  • 車竜造:下條正巳(62)
  • 車つね:三崎千恵子(57)
  • タコ社長:太宰久雄(54)
  • 御前様:笠智衆(73)
  • 源公:佐藤蛾次郎(33)

  • 巡査:寺尾聰(30)
  • 藤堂久宗(殿様):嵐寛寿郎(75)
    伊予大洲藩十六代当主。世が世なら殿様だが、老いを感じるにつけ、急逝した息子の嫁に一目会いたいと願っている。城趾で500円を拾った縁で、寅さんと知り合う。
  • 吉田六郎太(殿様執事):三木のり平(53)
    大洲の殿様・藤堂久宗に執事として仕える。殿様の前では従順で優秀な執事だが、以外とC調なところもある。はるばるとらやを訪れたときには、彼女とおぼしき女性・こずえを同伴。
  • 藤堂宗通:平田昭彦(50)
    殿様の長男。鞠子とはすでに縁を切ったと、とらやに手切れ金を持って現れる。どこまでもクールで、熱い殿様とは正反対のタイプ。

マドンナ:堤鞠子/真野響子(当時25歳)

愛媛県大洲市に亡き夫の墓参に訪れた時に、寅さんと出会う。その亡夫の父こそ、寅さんが大洲で知り合った大洲藩主十六代目当主・藤堂久宗(嵐寛寿郎)で、血のつながらない父娘は、とらやで再会を果すことになるが……


少女時代をサンフランシスコで過ごし、劇団民藝に入団、女優として舞台やテレビで活躍。『忍ぶ糸』(73年)で映画デビューを果し、『沖田総司』(74年)に出演後、『寅次郎と殿様』の鞠子役に抜擢された。

あらすじ

端午の節句を迎えた柴又に寅さんが帰ってくるが、満男のために買ったこいのぼりを巡って早速一悶着を起こしてしまい、挙句とらやで飼い始めた犬に「トラ」と名付けたのが気に入らず、すぐさま旅に出てしまう。

寅さんが仕事で伊予大洲市に立ち寄った晩、旅館で一人の女性(真野響子)と出会い、何やら寂しげな様子を察した寅は彼女に鮎料理をご馳走する。女性が東京の青砥に住み、柴又の団子屋を知っていると聴いて驚く寅さん。

翌日、寅さんは大洲城の近くで、偶然に知り合った老人(嵐寛寿郎)の家に招待される。二人連れ立って歩いていると町の人々が老人に丁寧に挨拶するのを不思議に思うが、実は老人の正体は大洲の殿様の子孫・藤堂久宗だった。

彼の執事(三木のり平)は寅さんを怪訝そうに思うも、殿様はすっかり寅のことを気に入ってしまい、寅を体よく追い出そうとする執事に対し刀を抜いて怒り出す。どこか世間ズレした殿様にまたも驚く寅さん。

寅さんが東京人だと知った殿様は、東京で亡くなったという次男の話をする。次男には嫁の「まりこ」がいたが、その結婚を「身分違い」として認めず勘当同然の扱いをしたと言う。今はすっかり反省した殿様は、せめて息子の嫁に会って謝りたいと、寅さんに探してくれるように依頼する。

例によって酒の勢いで安請け合いした寅さんだが、殿様は完全に信用しきっており、寅を追いかけて上京してしまった。困り果てた寅さんはとらやの面々も巻き込み「東京にいるまりこ」という情報だけで、自分の足で「まりこ」を探そうとするが当然上手くいかない。

そんなとらやにかつて寅が伊予大洲で出会った例の女性が現れた。彼女の名前は「まりこ」で、かつて愛媛出身の夫と死に別れたというのだ……

ロケ地

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