松村邦洋「鎌倉殿の13人」を語る【ブックガイド・目次】

鎌倉殿の13人

三谷幸喜原作・脚本の2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

その見どころとは?――芸能界No.1の歴史通にしてYouTuber、松村邦洋が、1年間を楽しみ尽くそうと、ひたすら“大河愛”“鎌倉愛”を無手勝流に、熱く熱く語り続ける!

史上名高い治承・寿永の乱、源平合戦で家勝利を収めたのは、言わずと知れた源氏の一族。
武家の頂点に立ったのは、その頭領・源頼朝だった。
しかし、突如訪れた頼朝の死を境に、アウトレイジな御家人や幕府官僚たちが入り乱れ、血みどろのサバイバル・トーナメント戦が始まった!

昨日の味方は今日の敵。仲間・親兄弟が入り乱れ、だまし討ち、謀殺、暗殺と何でもありのバトルが連綿と続く中で、最後の最後に勝ち残り、権力の頂点に立ったのは何と、マジメでおとなしかった“あの人”だった……

松村邦洋・談
歴史好きのボクが、小学生の頃から観続けてきたNHK大河ドラマ。1979年の『草燃える』以来、ボクが一番好きな時代「鎌倉」を、2022年は久々にじっくり楽しめるんですよね。
源頼朝亡き鎌倉幕府の中で繰り広げられた、血で血を洗うサバイバル・トーナメント。この一冊で何倍も深く、濃く味わうことができますよ!

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目次

第1章:10年以上前の大河『草燃える』を今、見返してみた

源氏と北条一族、御家人たちのドロドロの闘争劇
平家を滅ぼして、めでたしと思いきや……
おとなしいお姉ちゃんっ子が、冷酷な権力者に
最後のクライマックス、承久の乱!
『草燃える』と『時宗』『太平記』で予習しときますかね
政子&義時コンビは、弟が仕切った吉本の創業家と同じ
承久の乱後800年は「2021年」。なんで1年ズレた?
『鎌倉殿の3人』はこんな展開じゃないですか?
5月くらいに壇ノ浦ですかね
頼朝の戦は0勝1敗1引き分け
峰竜太さんへの海老名家のお力添え
足湯を貸してくれた人に「お前は風呂と名乗れ」
頼朝のほんとの後継者は、義時なんですよ
流刑の地・佐渡は”ドサ回り」の語源
比企、常盤、伊東……名前でつながる鎌倉と芸能界
滝田栄さん「ああ、そう」(苦笑)
大河俳優は、みんな蹴鞠がうまい!
鶴太郎さんの「あ~け~ち~さ~ま~あ」
アンジェラ・アキさんと戦国大名
伊東四朗さんの『ファミリーヒストリー』
ホリプロのアイドル、比企理恵はあの一族?
『電波少年』で、常盤貴子さんに褒められて
「松村さんは口が堅いから」三谷さんが教えてくれた
『金八先生』と大河キャストが多数重なった件
一話だけ出て、一話で死ぬ役が多い理由
「私は何をしたらいいんです?」指示待ちの政子

第2章:なぜ、ボクは「鎌倉時代」が一番スキなのか

歴史をつくった夫婦「頼朝&政子」
「政子」の読み方は「マ●コ」?
政子、頼朝の愛人の家をぶっ壊す
成長した頼朝の隠し子を、政子は……
何でも初めて。だから苦労した鎌倉幕府
「下請けSP」が雇い主を倒した承久の乱
サブロー・シローさんのは「乱」だけど爆笑問題のはそうじゃない
頼朝は、義経より義時を選んだ
義経はもう、イヤな奴にしていいんじゃないですか?
林家三平師匠を呼び捨てにしたら……
義経は、天才・新庄と同じですよ
『闇営業」をやっちゃった義経
「道草食ってんじゃねえよ!」頼朝がキレたワケ
「頼朝追討」が「義経追討」に早変わり
義時みたいな成功者に、世論は味方しない
源氏か平氏、どっちかじゃないとトップに立てない
『平氏と平家』は違うんですよ
「平」「藤原」と名乗っていた秀吉、家康
親兄弟でモメる源氏、仲がいい平家
正々堂々、行儀よく戦う平家
なぜか早死にする鎌倉の将軍・執権
「和田が執権やるくらいなら、北条のほうがいいかな」
渡辺謙さんの時頼は「毒殺された」設定

第3章:幕府を支えた頭脳派・武闘派(文官編・御家人編I)

頼朝を支えた元貴族たち
13人って、誰と誰のことなのか?
頼朝に、朝廷との交渉術を教えた2人
大江広元・中原親能兄弟――幕府の実質ナンバー2の弟、サポート役の兄
「涙を流したことがない」冷徹な腕利き
義経討ちにかこつけて、「守護・地頭」を置く
広元もやっちゃった闇営業
実朝にも信頼されていた広元
実朝暗殺を予感していた? 広元
実朝の楽しみは官位をもらう事くらい
承久の乱、泰時に「すぐ出撃しろ」と叱咤した広元
雷にビビる義時に「大丈夫です」
広元の資料が無ければ、御成敗式目は生まれなかったかも
子孫はあの「三本の矢」の戦国大名
三善康信・二階堂行政――初代の最高裁判所長と二階堂家の祖先
実家は代々算術が専門の理系の血筋
近所のお寺の仏堂が「二階建て」だった
安達盛長――説得・仲介の達人。流人時代から頼朝をサポート
頼朝と政子を仲立ちしたキューピット
本名は、藤原。実は、後白河法皇の手下だった?
足立遠元――平治の乱で激闘した老将、幕府では政所動務の知性派
絵に描いたような”戦うサムライ”
「ちょっと待ってろ」と敵を射殺、奪った刀を部下に与える
政所でただ一人の「知的武闘派」
八田知家――頼朝とお父さんが同じ”かもしれない”武闘派
ウィキでも10人いる義朝の子たち
奥州合戦の「東海道大将軍」も頼朝に怒られてた
いったい何だったのか?曾我兄弟の仇討ち
本当は、弟・範頼をかついで頼朝を倒すクーデターだった?

第4章:濡れ衣、謀殺、暗殺……普通に死ねなかった御家人たち(御家人編Ⅱ)

必見! アウトレイジな生きざま、死にざま
負ければ、家族や血のつながった者が皆殺しに
上総介広常・千葉常胤――房総の2大豪族。強力な助っ人の明暗」
17騎で約500勝を蹴散らした武闘派の一人
東京湾をぐるっと左周りする奇跡のキャラバン
「父の代から源氏です」
傲岸不遜…馬に乗ったまま頼朝に挨拶
佐藤浩市さんの広常は、『新選組!』の芹沢鴨?
双六の最中、景時に咽喉を切られて暗殺された
朝廷の指図を受けない東の国を目指した? 広常
梶原景時――頼朝への”チクリ”が嫌われて追放された文武両道男
敵にいながら石橋山で頼朝を助けた
安定した大手に留まるか、不安定でも中小に移るか
戦の後のリポートがしっかりしてた
天才・義経から「役立たず」呼ばわり
『お笑い界の頼朝』は、たけしさん、紳助さん。義経は?
でも、やっぱり何人もぶっ殺してきたサムライ
御家人66人!に嫌われて追放された
比企能員――頼家の”後見役”北条に暗殺された最大のライバル
「政子、黙ってろ」ぐらいは言えそうな実力派
部下の子の愛人を略奪した二代将軍・頼家
頼家はまだ死んでないのに……北条が動いた
竹藪の中に引きずり込まれ、刺殺される
頼家が政子に「あなたを必ず殺してやる」と
弱肉強食の時代にホワイト過ぎた比企氏
畠山重忠――非業の最期を遂げた武勇・怪力の「武士の鑑」
東国一の相撲取りの肩の骨を砕いた
『草燃える』ではモロボシ・ダンが演じた重忠
7日間眠らず、食わず、口きかず
重忠とよく比べられた悪役・梶原景時
重忠を追い込んだ時政と牧の方
万単位の幕府軍に、134騎で正面衝突
北条時政――実は後妻がすごかった?謀略に長けた初代執権
実は、頼朝の監視役か保護役だった?
清盛に頼朝を殺させなかった2人のキーマン
池禅尼が頼朝を預けた姪っ子夫婦とは?
牧の方の京都人脈が時政を出世させた?

第5章:最後に勝ち残ったのは誰か(御家人編Ⅲ)

和田義盛――気は短いが弓矢の達人、侍所の初代トップ
親戚の三浦氏と、いつもいっしょに密談
侍所の別当職を、梶原景時にダマし取られる
比企の乱の時は、北条側についた義盛
義時が義盛を挑発して起こした「和田の乱」
同族の義盛を、ドタンバで裏切った三浦義村
和田のタタリ? 鎌倉で大地震
閻魔様まで投げ飛ばす! 怪力・朝比奈義秀
三浦義澄・義村――父は武闘派、息子は権謀術数で北条とがっちりタッグ|
義澄も平治の乱 悪源太の7時』の一人
若くして御家人的人中、序列で4番目に
義村の娘が泰時と結婚、三浦・北条の強力タッグ
「三浦の犬ッコロは、親友でさえ食っちまうらしい」
実朝暗殺「三浦義村黒幕説」は、本当なのか?
承久の乱、朝廷側についた弟・胤義を切り捨てる
シェイクスピア劇ばりにリハーサル? 政子の大演説
天皇の後継選びにまで手を突っ込んだ義村
評定衆を設け、御成敗式目にサインもした
北条義時頼朝から英才教育を受け、頂点に立った二代目執権
『ゴッドファーザー』のマイケルに似ている
浮気が発覚、総スカン食った頼朝から離れなかった義時
若いうちから「頼朝が一番信頼する側近」に
36歳の若造が、じいさん御家人たちと肩を並べる
父子で連携して、伊豆の御家人・仁田忠常を葬る
重忠の乱後、おおっぴらに時政にタテついた義時
守護の”世襲制”をなくすために義時がやったこと
義時、正真正銘の幕府ナンバーワンに
清盛が望み、頼朝が実現した武士の世を受け継ぐ
「御家人たちは、義時を裏切って朝廷になびくだろ
御家人の「寝返り候補」リストをいち早く入手する
「上皇の周りにいるクズどもの悪行を、消してやらんとな」
裏切ったら、お前らの家族がどうなるか……
幕府軍が勝ち進む中、義時が落雷に震え上がったワケ
幕府軍、京都を破壊し尽くす
「オレがやりたかったわけじゃない。部下がやった」
新しいシステム「新補地頭」と「六波羅探題」
長寿で、理想の家臣みたいな人

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