あらすじ
ある大店(おおだな)の若旦那の徳三郎は、道楽が過ぎて勘当になる。
しかたなく、馴染みの船宿の二階で居候の身の上となるが、突然「船頭になりたい」と船宿の親方に頼み込む。
「簡単に見えても、船を漕ぐのは難しい」と断ったものの、徳三郎に押し切られて、やむなく承諾した親方は、船頭たちを呼び集めてそのことを伝えようとする。
すると、呼ばれた船頭たちは、親方から小言で呼ばれたと勘違いし、先に謝ってしまえとばかりに、自分たちのしでかした失敗を次々に白状してしまう。
さて、船頭仲間に加わった若旦那だが、そう簡単に船を漕げるわけがない。
ある日、船頭が出払ったところに、常連の客が船を出してほしいと船宿にやってくる。
船宿のおかみは船頭がいないからと断るが、暇そうに居眠りしている徳三郎を客が見つけてしまう。
客にせがまれて、おかみの心配をよそに、若旦那は客の二人を乗せて大川(隅田川)に船を出すことに……
[出典:http://suumo.jp/journal/2013/08/30/50846/]
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