私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由- 主演・瀬戸康史×上野樹里 キャスト・あらすじ・人物相関図
2023年4月7日(金) 23:15~2夜連続放送 テレビ朝日系
ネットには今、発達障害という言葉が溢れています。
ツイッターでは、発達障害の子どもの子育てに悩む人たちのツイートをよく目にします。
身近にそういう人がいなかった事もあって、どれほど大変なのかはよくわかりません。
だからこそ、このようにドラマを通して学ぶことができるのはありがたいなと思います。
「この《傾いた個性》があったからこそ強くなり、小説家になれた」と原作の市川さんがおっしゃるように、個性として考えるととても素敵なことです。
今も生きづらさに悩んでいる当事者の方々が勇気をもらえたら良いなあと思います。
原作:市川 拓司『私小説』(朝日新聞出版刊)
「ぼくは選択的発達者だ。ある集団に属する人間たちの能力や人格を平均化したとき、そこから大きく外れている項目がいくつもあるのが選択的発達者。おおむねどの項目も平均からさほど離れていないひとたちは平均的発達者。」
「ぼくは数分執筆しては数分走るというインターバール方式で小説を書いている。選択的発達者であるぼくの脳は過敏であると同時に、ひどく興奮しやすくも出来ている。危機的状況に置かれたときの人間と一緒だ。よく言う「闘争か逃走か」。ぼくはありえないほどの平和主義者なので闘争という選択肢はない。つねに逃走。ゆえに、ぼくにとって走るってことは「逃走」の代替行為なのだとも言える。」
愛妻家で発達障害を抱えた恋愛小説家の、日々追想発作に苛まれるスリリングで感傷的な日常を描く。
――目次――
目覚め/熱帯雨林/ぼくは欲情する/フルタイムの病人兼小説家/一千年眠りたい/選択的発達者/世界は怖すぎる/ 危ないよぉ! /世界の終わり/インターバル式執筆法/緑を巡るツアー/エロティック/未知なものは恐い/花はどこへ/ヒーローの物語/母性の物語/ぼくの胃腸は弱くない?/脳が拒否した食べ物たち/混ぜるな危険/オサラバ/モルモットと研究者/満腹感は不快感/自律ちゃん/仙人になりたい/毎日がワンダーランド/ひとり静か/眠るな危険/思い出せない/完全呼吸停止/あの辺りの問題/一卵性親子/彼女は生命維持装置/副作用なし。効果大/上昇スパイラル/彼女に中毒/ある種の超能力/人間関係の一極集中化/ゴージャスなひきこもり/がっつかない/瞑想のように/軽く二千回以上は聴いている/ゾーンに突入/苦しみの補償作用/走る父親、踊る母親/気の毒なスリッパ/腹七分目/ぼくの口は赤ん坊/タコライス事件/ぼくは人間じゃない/六万回の殺人/最低ランクの情けなさ/地雷原/なんという人生! /Let’s increase the sum of all affection of the world/行いをあらためよ! /人体模型/磔になったあのひと/究極の見かけ倒し/ぼくは曲線で出来ている/飛び降りることに取り憑かれて/三度の飯より努力が好き/猪突猛進の末の頓死状態/一度は健康になってから死にたい/締め付け厳禁/セクシェ/ペアルック/細さには実害がある/ケッ、ケッ/もっと水を! /選択的発達者チックな個性/庭に穴を掘ってその中で暮らす/69/最高の快楽/天国って、けっきょく/身体を触れ合わせるということ/器は心を映す/bow! /なんで、そんなモノ出すの?/強制イジェクト/アレみたい/愛妻家は男の甲斐性/不潔! /「作家なんてやっていけるのか?」/乙女の潔癖/二次元コンプレックス?/スキナヒトカラスキニナッテモライタイ/彼女は男前/和子/疑似的な死/なんて小説的な人生! /すごいな潜在意識/両性具有者の墓/かなり倒錯しているとはいえ/チクチク/手製の革ベルト/シャネルのNo.5を数滴よ/ぼくは「座る派」ではないけど/心の慣性力/もっと格安な光を! /なんかターシャ・テューダーみたい/完全にイカレテル/モッタイナイ/宗教がかってる/取り憑かれたように浪費している/ゼイリブ/黒ずんだ泥ダンゴ/おやすみ、いい夢を/パブロフの犬のよだれ/ぼくの右手はどこだ?/神経という振り子/枕元の宝水/すごい入れ子構造/スポンッ/エレファント・マン/多眠族の彼女/スイッチオフ/深夜の木琴の音/十代のチェリーボーイ/夢は魔法のポケット/なりきり力/夢の第二ラウンド/恋の変奏曲/死神が付け入る/ぼくの奥さんは超能力者/弱い夫でゴメン/最期は妻の顔を見つめながら/夜は快楽の宝庫/なので冷却剤/ぼくはゾンビ/群れない/寝室のオデュッセウス/致死性の呪文/いまはまだやらない/即身仏?/危険なパジャマ/一万回のセックス/究極の貞操帯/ロックオン/縦ノリの貧乏揺すり/恋のスイッチが見つからない/さよならさえ言わず/愛のリロード/ひとの憎しみを喰らう人間/地球人の常識、銀河系の常識/穏やかなる仲間たち/愛しい者よ健やかなれ/植物が進化した生き物/追想発作/それに浸る、耽る/避難民の少年/おれたちのグループ最高/危険な古い本能/孤立したサル/敵はどこにいる/なぜナイチンゲールが女性なのか/すべては若さゆえ/申し訳ない/バナナとナッツバーとおにぎり/船はどうでしょう?/やっぱりやめます/パリノート/息子が代わりにベトナムへ/奇跡の対処法は/赤い血がつく/こんな破天荒な主人と/夢より出でて夢へと還る / あとがき
市川拓司:プロフィール
1962年東京都生まれ。作家。
2002年「Separation」でデビュー。
2003年発表の「いま、会いにゆきます」が映画化・テレビドラマ化され、140万部のベストセラーとなり、2018年には映画版が韓国でリメイクされた。
著書に「恋愛寫眞 もうひとつの物語」「ぼくらは夜にしか会わなかった」「世界中が雨だったら」「壊れた自転車でぼくはゆく」「私小説」などがある。
(出典:原作 スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』 テレビ朝日 https://www.tv-asahi.co.jp/shishosetsu/original/)
みどころ
発達障害を抱える夫と、寄り添い続ける妻…
2人が紡ぐ《心温まる優しい世界》が
この春、日本中をそっと包み込む――
主演・瀬戸康史×上野樹里
ベストセラー作品『いま、会いにゆきます』を生み出した小説家・市川拓司氏を支えたささやかな愛と日常-。
《不滅の夫婦純愛》を2夜連続でドラマ化!
発達障害を抱える夫と、寄り添い続ける妻――恋愛小説家・市川拓司氏を支える《不滅の夫婦純愛》を、至高のタッグ《主演・瀬戸康史×上野樹里》でドラマ化!
《普遍的な愛の尊さ》を切なくも温かく綴り、日本中を感涙させたファンタジー恋愛小説『いま、会いにゆきます』。
2003年に発刊され、翌年公開の映画も興行収入48億円の大ヒットとなった、あのベストセラー作品を生み出したのが恋愛小説家・市川拓司氏です。
発達障害を抱え、社会生活で数々の困難に直面しながらも、この《傾いた個性》があったからこそ強くなり、小説家になれたという市川氏。
さらに…彼がさまざまな苦難を乗り越えていく上で絶対になくてはならない存在――それが高校時代に出会って以来ずっと支え続けてくれた妻でした。
そんな市川さん夫婦が実際に育んできた《愛のかたち》を基に、《発達障害を抱える夫と、彼に寄り添い続ける妻の純愛物語》を描くスペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』がこの春、2夜連続で放送されます。
本作は2018年に発刊された市川氏の同名タイトル著書を軸に、映画『いま、会いにゆきます』も手掛けた岡田惠和氏が脚本を担当。
さらに…《主演・瀬戸康史×上野樹里》――微に入り細を穿つ表現力で日本のエンタメ界を牽引する2人が、《不滅の夫婦純愛》をしなやかに熱演!
息苦しさを感じがちな現代を生きる人々の心に、そっと寄り添うように…共感と癒やし、前向きに穏やかに明日を生きる活力を与えてゆきます。
「すべてをさらけ出してお芝居ができた」、「臨機応変に動いてもしっくりきた」… 瀬戸&上野、12年ぶりの再共演で心から共鳴! 《心温まる優しい世界》を構築
前後編にわたり、スペシャルドラマ『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』の語り手となるのは、主演の瀬戸が演じる主人公・伊佐山ジン。
そして、上野が演じる彼の妻・優美です。
人一倍繊細であるがゆえ、無作為に人々から発せられる悪意に耐えきれず、突発的に心身が乱れてしまうジン。
そんな彼が心から愛する存在で、また自身も大きな愛と一歩引いた俯瞰の目で夫を包み込む妻・優美。
この夫婦の深い愛を、NHK大河ドラマ『江 ~姫たちの戦国~』(2011年)以来…12年ぶりの共演となる瀬戸と上野が体現します。
「ここまでガッツリ、一緒にお芝居するのは今回が初めて」という2人。
ですが、その心は言葉を介さずとも、自然と共鳴!
「ジンは優美が大好きで、心から愛している――その揺るがない愛一本で、ジンを演じようと心掛けていました。優美を演じる樹里さんは素直で嘘がない方なので、僕もすべてをさらけ出す気持ちでお芝居ができました」と瀬戸。
一方、上野も「瀬戸くんは『江』で演じられた美男子・森蘭丸のイメージが強かったんですけど、いざ撮影が始まったら…動きから何からジンそのもの! 撮影現場でお互い妥協することなくお芝居を追求することができましたし、それぞれ臨機応変に動いてもしっくりきたんです」と、歓喜の笑みを浮かべます。
そんな2人が本作で作り上げるのは《心温まる優しい世界》。
キュッと胸が締め付けられたり、微笑ましい気持ちになったり、じんわり心が温まったり…。
周りの人とちょっと違うかも…と思う行動や心模様も、唯一無二の個性と捉え、のびのびと向き合って生きることで、その先にはキラキラとした新しい世界が待っている!
「誰一人取り残さない」を原則とするSDGsでも、ダイバーシティ(多様性)とインクルーシブ(共生)が開発目標として掲げられる今――瀬戸&上野が先入観に囚われることなく、心のままに演じる《誰もが享受すべき、ささやかな愛と日常》に、どこまでも心満たされてください。
(出典:スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』 テレビ朝日 https://www.tv-asahi.co.jp/shishosetsu/#section-intro)
キャスト・登場人物相関図
伊佐山 ジン(いさやま・じん) ……瀬戸 康史
発達障害を抱える恋愛小説家。
少年のように無邪気である一方、その心はとても繊細。人の悪意に触れると、悲しくてその場から動けなくなり、心身ともに追い詰められてしまう。
攻撃的すぎる世の中を、自分が書いた言葉で少しでも中和できたら…と思い、高校時代に出逢った妻・優美のサポートのもと、小説を日々執筆している。
その原動力は言わずもがな、愛してやまない妻・優美。
自著のヒロインは常に妻であることを公言し、ひたむきな愛を注ぐ。
伊佐山 優美(いさやま・ゆみ) ……上野 樹里
ジンの妻。
フィットネス・インストラクターとして働きながら、発達障害を抱える恋愛小説家の夫・ジンを支える。
いわゆる“普通”とは違うジンのことも、おかしいと思わず、むしろ楽しむ女性。
常にジンの精神状態に気を配っているが、その根底にあるのは…まごうことなき愛。
時には優しく包み込むように、時には一歩引いた俯瞰の目で、ジンの道標となってゆく。
(出典:キャスト スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』 テレビ朝日 https://www.tv-asahi.co.jp/shishosetsu/cast/)
スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』 番組概要
脚本:岡田 惠和
音楽:福廣 秀一朗
企画・プロデュース:渡辺 ミキ(ワタナベエンターテインメント)
ゼネラルプロデューサー:服部 宣之(テレビ朝日)
プロデューサー:井上 衛(ワタナベエンターテインメント)
監督:野尻 克己
制作協力:ワタナベエンターテインメント
制作著作:テレビ朝日
(出典:スタッフ スペシャルドラマ『私小説-発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』 テレビ朝日 https://www.tv-asahi.co.jp/shishosetsu/staff/)
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