男はつらいよ 第10作 寅次郎夢枕 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第10作 1972年(昭和47)12月29日


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(44)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(31)
  • 諏訪博:前田吟(28)
  • 諏訪満男:中村はやと(3)
  • 車竜造:松村達雄(58)
  • 車つね:三崎千恵子(52)
  • タコ社長:太宰久雄(49)
  • 御前様:笠智衆(68)
  • 源公:佐藤蛾次郎(28)

  • 川又登:津坂匡章(秋野太作)(29)
  • 親分(寅さんの夢の中で出演):吉田義夫(61)
  • 岡倉金之助:米倉斉加年(38)
    御前様の甥。東大理学部助教授のインテリで、とらやの二階に下宿する。食事中も書物を手にしているほどの勉強の虫で、相当の変わり者。米プリンストン大学への転職の話もあるが、千代に夢中になってしまい……
  • 旧家の奥様:田中絹代(63)
    甲州路にある大きな旧家の奥様。旅先の寅さんが世話になる。テキヤ仲間の伊賀の為三郎の末路を奥様から聞いた寅さんは、我が身のことと重ね合わせ、旅の暮らしの寂寥を感じる。

マドンナ:志村千代/八千草薫(当時41歳)

寅さんとさくらの幼なじみ。子供の頃、寅さんは二人は「デカらっきょに、チビらっきょ」とからかっていた。結婚に失敗し、柴又で美容院を開く。何かにつけ気にかけてくれる寅さんに、家庭的な幸福を夢見る。

宝塚歌劇団で娘役として活躍、東宝映画でデビューを果し、1950年代から銀幕で数多くの映画に出演。稲垣浩監督の『宮本武蔵』(54年)や、イタリアとの合作『蝶々夫人』(55年)、そして豊田四郎監督の『雪国』(57年)では岸恵子と共演。テレビ、舞台などでも幅広い活躍をし、TBS「岸辺のアルバム」(77年)ではテレビ大賞の主演女優賞を獲得。

あらすじ

 

旅先で弁当を使わせてもらった旧家の奥様(田中絹代)から、テキ屋仲間の哀れな末路を聞かされた寅さんは、柴又へ帰ってくる。ところが寅さんの部屋は、御前様の親戚の大学助教授・岡倉金之助(米倉斉加年)が下宿中。

面白くない寅さんは、また旅に出ようとしたが、門前で美容院を始めた幼なじみの志村千代(八千草薫)と再会し、思いとどまることに。
お千代と再会した寅次郎は、その美しさにたちまち友達以上の感情を抱くようになり、暇を見つけては千代との逢瀬を楽しんだ。ところが、東京大学の素粒子物理学専攻の助教授も密かにお千代さんに好意を抱いていたことが発覚。寅さんがこれを面白がり悪ふざけして岡倉は寝込む始末。岡倉の気持を知った寅さんは千代に代理で告白する。
「私、寅ちゃんとなら一緒に暮らしてもいい……」
千代は寅さんからのプロポーズと勘違いして承諾、必死に誤解を解くが寅さんには割り切れない寂しさが残った。
数日後、失恋した岡倉はアメリカ留学へ旅立った……

ロケ地

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