男はつらいよ 第11作 寅次郎忘れな草 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第11作 1973年(昭和48年)8月4日公開


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(45)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(32)
  • 諏訪博:前田吟(29)
  • 諏訪満男:中村はやと(4)
  • 車竜造:松村達雄(59)
  • 車つね:三崎千恵子(53)
  • タコ社長:太宰久雄(50)
  • 御前様:笠智衆(69)
  • 源公:佐藤蛾次郎(29)

  • 吾作(寅さんの夢の中出演):吉田義夫(62)
  • 栗原久宗(北海道酪農場オーナー):織本順吉(46)
    寅さんが一生骨を埋める覚悟でつとめた、北海道の酪農場のオーナー。決意とは裏腹に寅さんは、重労働に根を上げて病床につく。忙しい最中にも関わらず手厚い看護をしてくれる
  • 石田良吉:毒蝮三太夫(37)
    リリーが結婚するすし職人。千葉県の新松戸で「清寿司」を開店させ、リリーの女将ぶりもあって、店は繁盛するが……

マドンナ:リリー/浅丘ルリ子(当時33歳)

本名、松岡清子。かつてレコードを出したことがある旅回りの歌手。街から街へ、キャバレーからキャバレーへと、日本全国を旅暮らし。北海道の網走で、寅さんと出会い、同じ境遇から意気投合。その後、二人は長い愛の物語を紡ぎだすこととなる。

日活映画『緑はるかに』(55年)でデビュー、芸名はその時の役名で、画家の中原淳一が命名。日活では小林旭、石原裕次郎映画のヒロインをつとめ、同時に蔵原惟繕監督の『夜明けのうた』『愛の乾き』などの女性映画に主演。『男はつらいよ』のリリー役は、11作『寅次郎忘れな草』、15作『寅次郎相合い傘』、25作『寅次郎ハイビスカスの花』、48作『寅次郎紅の花』で、四回演じている。

あらすじ

実父の七回忌に柴又へ帰った寅さん。満男のためにピアノが欲しいという、さくらの願いを叶えるべく、寅さんが奔走して手にいれてきたのは玩具のピアノだった。結局、それが大騒動へと発展し、北海道へ旅立った。
初夏の北海道網走に出向いていた寅さんは、そこでドサ回りの三流歌手リリー松岡(松岡清子)と出会う。何かにつけて悪態をつく男勝りのリリーに寅次郎も最初のうちは手を焼いた。が、やがてそれが虚勢だと気づいた寅次郎は、自分の身の上とリリーの育った環境が良く似ていることから同情心を抱く。リリーも心に傷を負った寅次郎の話を聞くうちに、寅次郎を兄のように慕うようになった。寅さんは堅気になって地道に生きようと、酪農家の手伝いを始めるが、三日目で熱を出し、さくらに引き取られ柴又へ戻った。
そこでリリーと再会。
リリーはとらやへ度々訪れ家庭の味に触れるにつれて、安飲み屋の女将をしている母に会いたくなった。
しかし、金をせびる母に幻滅、その夜、酔って寅さんに絡み、寅さんが話しを聴いてくれないととらやを飛び出してしまう……

ロケ地

 

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