★柳家喬太郎/錦木検校(にしきぎけんぎょう)

柳家喬太郎

あらすじ

大名・酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)が末子、格三郎が父親に疎んじられ下屋敷に住まわされていた頃に知り合った按摩の錦木。たいそう腕もよく話もいろいろうまい。
その按摩から、自分の骨組みは大名の骨のようだ、大成する人物のものと言われた格三郎。
万にひとつもそんなことはありえないが、もし大名になったら錦木を按摩の最高位である検校にしてやると約束する。
時は過ぎ、大名になった格三郎のもとへ、風邪をこじらせてよろよろで臭いもするような錦木がやってきた。
いぶかしがる家来を差し置いて、酒井雅楽頭は言う。

「覚えておるぞ。錦木に検校の位を授ける」

しかし、錦木はその場で絶命していた……。

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