柳家小さん（五代目）

道楽の末、勘当中の若だんな、出入りの大工・熊五郎宅の二階に居候の身。 お決まりでかみさんがいい顔をしない。 飯も、お櫃を濡れしゃもじでペタペタたたき、平たくなった上っ面をすっと削ぐから、中ががらんどう。 亭主の熊は、ゴロゴロしていてもしかた...

文無しの熊五郎。 朝湯から帰って一杯やりたいと思っても、先立つものがない。 のみてえ、のみてえとうなっているところに、隣のかみさんが声をかけた。 見ると、大きな鯛の頭と尻尾を抱えている。 猫の病気見舞いにもらって、身を食べさせた残りだという...

落語「万金丹」 ●あらすじ 江戸を食い詰めた梅吉と初五郎の二人連れ。 道中で路銀が底をつき、水ばかり飲んで腹は大シケという、餓死寸前の大ピンチ。 とある古寺に、地獄にホトケとばかり転がり込む。 いざとなればタコの代わりくらいにはなるから、坊...

落語　「将棋の殿様」　柳家小さん（五代目） 将棋の殿様（しょうぎのとのさま）は落語の演目のひとつ。上方落語における大名将棋（だいみょうしょうぎ）もこの項目で説明する。 講談が元になったいわゆる「釈ネタ」で、大久保彦左衛門の逸話がもとになった...

柳家小さん（五代目）三人無筆（さんにんむひつ） 1966年（昭和41年）録音 三人無筆は古典落語の演目の一つ。原話は、明和9年に出版された笑話本・「鹿子餅」の一遍である『無筆』。元々は『向こう付け』という上方落語の演目。別題は『帳場無筆』。...

柳家小さん　十八番「うどん屋」。 まくらは、くずや、そば屋の小声で呼ばれたほうが儲けが多いときがあるという振りで、うどんなんか風邪でも引かないと江戸っ子は食べなかったという出だし。 本題は、生酔いの酔っ払いがうどん屋へのからみから始まる。 ...

強情灸（ごうじょうきゅう）は古典落語の演目の一つ。 元々は上方落語の『やいと丁稚』の演目。 得意にしていたのは8代目三笑亭可楽や5代目古今亭志ん生、5代目柳家小さん。 あらすじ ある男が友達に、灸をすえに行った時の自慢話をしている。 大勢の...

落語　　　「たぬき」　　柳家小さん ★聴き比べ　⇒　たぬき

落語　「大工調べ」　柳家小さん