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男はつらいよ 第46作 寅次郎の縁談 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

   

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第46作 1993年(平成5)年12月25日公開

第27作『浪花の恋の寅さん』以来、松坂慶子が二度目のマドンナを演じて、寅さんとの楽しい日々が描かれる。
瀬戸内海に浮かぶ小さな琴島は、現代社会から隔絶されたユートピアのような雰囲気で、駐在さん(笹野高史)、住職さん(桜井センリ)、おばさん(松金よね子)たち、島の住民たちも、どこかのんびりとしている。

新国劇のベテラン、島田正吾が葉子の父でハイカラな老人、田宮善右衛門を好演。
宴会で葉子とタンゴを踊るシーンは幸福感に満ちている。また第1作のマドンナを演じた光本幸子が、第7作『奮闘篇』以来久々に、冬子役で出演。

『釣りバカ日誌』のハマちゃん(西田敏行)も意外なかたちで登場する。

キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(65)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(52)
  • 諏訪博:前田吟(49)
  • 諏訪満男:吉岡秀隆(23)
  • 車竜造:下條正巳(78)
  • 車つね:三崎千恵子(73)
  • タコ社長:太宰久雄(70)
  • 御前様:笠智衆(3月16日逝去・享年88歳)
  • 源公:佐藤蛾次郎(49)

  • 冬子:光本幸子(50)
    御前様のお嬢さん。第1作『男はつらいよ』で寅さんが恋をしたが、冬子の結婚で失恋。第7作『奮闘篇』では赤ちゃんを連れて里帰り、今回もまた御前様のところへ、娘を連れて里帰り。寅さんのことを「寅ちゃん」と呼ぶ幼なじみ。
  • ポンシュウ:関敬六(65)
  • 和尚:桜井センリ(67)
  • 花嫁の父:すまけい(58)
  • 駐在:笹野高史(45)
  • 寝台特急瀬戸号 高松行で満男に文句を言う客:人見明(71)
  • 船員:神戸浩(30)
  • 亜矢:城山美佳子(24)
    琴島で働く看護師。大阪の看護学校を出て、瀬戸内海の小島で勤務、高齢化している島民たちからも慕われている。東京から来た青年・満男に惹かれている。
  • 田宮善右衛門:島田正吾(88)
    葉子の父。香川県琴島に住む老人。かつては羽振りが良かった大旦那。遺産は実子たちに生前分与をして、今は自適に暮らしている。タンゴを好み、外国葉巻をたしなむモダンボーイだった。

マドンナ:葉子/松坂慶子(当時41歳)

神戸で飲食店を経営していたが、病気になり、父の住む琴島で療養中。父・田宮善右衛門の正妻の子ではないが、一番可愛がられている。満男を連れもどしに来た寅さんと心を通わせ、楽しい日々を過ごす。

中学時代からテレビドラマに出演、1970年大映から本格的映画デビューを果たし、数多くのドラマ、映画に出演。野村芳太郎監督の『事件』(78年)、『悪いやつら』(80年)での演技で注目を集め、『青春の門』(81年)と『蒲田行進曲』(82年)、そして『死の棘』(91年)では、各種主演女優賞に輝く高い評価を受けた。シリーズでは第27作『浪花の恋の寅次郎』、本作『寅次郎の縁談』でマドンナを二回演じている。

あらすじ(ネタバレ注意)

晩秋を迎えた頃、柴又に帰った寅さんは、さくら達の様子を見て、尋常ならざる雰囲気を感じ取る。聞けば、大学卒業を目前に控えながら29社受けて就職先が決まらない満男が、ヤケを起こし家を飛び出して、それから1週間が経過してるという事だった。
間もなく、満男からままかりの入った小包が届き、寅さんはそれを頼りに瀬戸内海の志々島まで満男を連れ戻しに行く。

満男は島の仕事を手伝い、看護婦亜矢(城山美佳子)とも仲良くなる。満男を探し出した寅さんは東京へ帰るよう説得するが、島の暮しが気に入った満男は寅の言葉に耳を貸さなかった。

満男が下宿している家の美女葉子(松坂慶子)に坂の途中で逢うと、一目で恋に落ちてしまう。

葉子は父である善右衛門(島田正吾)と暮らしている。
葉子はこの老人が別の女に産ませた隠し子である。宴会になり、老人はタンゴまで披露する。

翌日、寅さんは島から帰ろうとするが、葉子にひきとめられたのと、時化(しけ)で船が欠航で帰京を延期する。一方、満男は病院の看護婦と親しくなり、寅の歯がゆい恋愛について語る。すると亜矢は「満男さんにも遺伝してるんやね」と悪戯っぽく笑う。

そして彼女は手編みのセーターをプレゼントした代わりに、満男が着ていたトレーナーを自分で着る。二人はじゃれあううちに納屋の中で抱擁し、「好き」と呟く亜矢に満男もキスをする。

葉子は、寅と金毘羅参りに出かけた。葉子はまんざらでもない様子だったが、温泉に誘われた寅さんは「俺、風呂には入らない」と男女の関係になることを避けている様子。

帰宅後、葉子は満男に寅が独身か尋ねる。
満男は、今までの恋愛遍歴を教え、寅の批評を行うが、葉子は少し怒って「男は顔やお金じゃないのよ」と言う。

人生経験を積んだ女には寅の魅力が分かる。
「電気ストーブのようなあたたかさじゃのうて、ほら、寒い冬の日、お母さんがかじかんだ手をじーとにぎってくれた時のような、体のシンからあたたまるようなあたたかさ」という。

「じゃあ伯父さんと結婚してくれればいいじゃないですか」と満男がいうと、葉子は少し戸惑いながら「そういうことは本人の口から聞きたいの!」と怒ってしまう。

そして、満男がそのことを寅に話すと寅も怒ってしまい、結局二人は島を離れることになる。

翌朝、船から降りた亜矢は満男の突然の帰京に怒りを露わにして泣く。
が、満男はそれを振り切って船に乗る。

泣きながら手を振る亜矢と、やっぱり泣きながら応える満男の姿のバックに徳永英明の曲が流れる。

寅さんは祭で仕事をすると言って別れる。満男は柴又に戻る。

年が明けて、くるまやに来た葉子は「寅さんに会いたかったのに」と笑うが、寅さんは旅の空。

最後のシーン、地方巡業中の寅さんは新しい恋人と初詣に行く亜矢と再会する。
そして「満男、お前はまた振られたぞ。ザマあ見ろ」と叫ぶ寅であった……

ロケ地

 

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