【感動】ゴルゴ松本『命の授業!』少年院での魂の授業

芸能

心が大事なんだよ。魂は輝くんだよ!

ゴルゴ松本少 年院でボランティア 心が動く……漢字を使った魂の授業。

”道を踏み外してしまった若者が更生するきっかけになれれば……”
という思いで、2011年から少年院を精力的に訪れて、講演活動をされています。

命の一文字で一世を風靡したゴルゴさんは、漢字の成り立ちを猛勉強して、独自の解釈による授業をしています。

その授業が、熱く、不思議な説得力を持っていると評判になっているのです。

金スマSP ゴルゴ松本『少年院で魂の授業』より

少年たちの未来のために

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今回、後輩芸人のザブングルを連れて静岡県静岡市の少年院「駿府学園」に来ました。

ここに入っている少年たちの罪は、窃盗・傷害・道路交通法違反(暴走族)。

一番多いのは、バイクや自動車などを盗む窃盗。

収容期間は平均半年。

年に1~2人は、親が出所後に引き受けない場合も。

散々迷惑を掛けられて、「もう疲れた、もう関わりたくない」

そのように親に拒否される子どももいます。

帰る家がない家庭環境から、大人を憎み、社会全体を敵だと思っている少年もいるといいます。

将来を悲観する子どもたちに、未来に希望を持たせられるよう、勉強や職業訓練など、様々な試みを行い、少年たちの更生と社会復帰を目指しています。

ゴルゴさんは、少しでもそのお手伝いになればと思い、活動をしているのです。

今後に生かしてくれたら良いなって

子どもたちは、大人に対して何か、不信感を持って悪さしたりとか、犯罪に加担した子が多いので、同じ男同志とか、人間だよって、親戚のおじさんみたいな感覚で

接していこうと思っています。

一人でも心の中に、なにか伝わるものがあって、感じてくれて、今後に生かしてくれたら良いなって。(ゴルゴ松本)

人との出会い

ゴルゴさんの授業が始まります。

「人と人っていうのは、必要ない人とは出会わないんだ」

多かれ少なかれ、出会った人を傷つけてしまった少年たちに、出会いの貴重さを話します。

一秒間に一人ずつ会っていく計算。

一分間に60人、一時間に3600人、100年間で、31億5360万人。

それだけのスピードでそんなに(100年)生きても、世界人口に会えないんだ。

ゆっくりなペースでも人と出会うことを

日本では「ご縁」って言うんだ。

必要ない人とは、全く世界の裏側でも会わない、必要な人とは、世界の裏側の人とも会うんだ。

こうやって出会ったということは、意味があるの、全部。

そういう考えね、これが大切!

今日の出会いもいわば奇跡。

そこから何かを感じ取ってほしい。

そう訴えるゴルゴさんです。

言霊の意味

日本語の中には、言霊(ことだま)があるって聞いたことある?

言葉に魂が宿る……

言ったことは実現するということ。

口癖ってあるでしょ?

「うるせえな」

そういう言葉を吐いただけで、その状況が常に来るわけ。

言葉、昔は言の葉って言ったんだ。

何故、葉っぱの葉があると思う?

夏になるとバーッと広がって、枯れてまた出てくる……

言ったことは葉っぱのようになるよってこと。

繰り返し繰り返し、「再生」するってこと。

だから、口癖で、マイナスな事、ネガティブな事を言うと、そういう状況が常に付きまとってくる。

じゃなくて、こっから変えるんだ!

ポジティブな、プラスな事を言ってくと、状況が全部変わる。

これは100%、こうなると思っていいよ。

言霊の実践

黒板に「運」と書いたゴルゴさん。

これからじゃんけん大会をして、勝ち続ける人は、今日はなに出しても勝つ、負け続ける人は、なに出しても負ける。

この瞬間、運が良いか悪いかが決まる。

そう言って、じゃんけん大会が始まりました。

そして、見事5連勝した最強運の少年と、5連敗した最弱運の少年二人を選出。

よ~し、これを逆転させるからな!

不安に思ってたから負けたな、じゃあこれを逆にしようか?

「俺は負けない」って書いて。

5連敗の少年が黒板に書きます。

ハートマークつけろ。ハートだ! 魂の叫びだよ。

そして、ここでみんなに宣言しろ。

駿府学園の外まで聞こえるくらいに大声で。

何度も何度も「勝つぞ」を言わせたあと、じゃんけんをすると、見事に勝ちました!

抱き合うゴルゴさんと少年。

ゴルゴさんの言葉の勢いに乗せられ、最弱運だった少年が勝利しました。

すげえな、勝ったな。

あいこになったときどう思った?

勝ってやろうと思いました。(少年)

だろう、心の中から体から気を出せば、こうなるんだよ。

俺が彼に対して「言霊」を入れたわけ。

俺は負けないって、彼が自ら自分でのっけたんだ。

そしたら、彼(最強運)は、逆に不安になってくる。

それを聞いたことで……

世のなかってそういう言葉がたくさんあるから、

どれをチョイスするかで、この先人生が決まっていく。

はたらくの意味

将来何になりたいと質問するゴルゴさん。

お金持ちと答えた少年に、金持ちになるには、仕事しなきゃいけねえな、どんな仕事で金持ちになりたい?

なるべく楽な仕事。(少年)

仕事のことを、「にんべん」に「動く」で「働く」

はたらく……らくっていう字、入ってるな。

楽に稼げる仕事って、ないんだ。

この「らく」は、自分の周りにいる家族や、はた……傍、まわりにいる人たちを楽にさせる。

傍(はた)……そば、かたわら、そばにいる人。

傍らを楽にするため、はたらく。

自分を楽にしたかったら一生懸命働く。

中途半端はねえんだよ、世の中。

大金持ちになるには、強い心がなきゃだめ。

辛いから逃げたらだめなんだ

あっ! 命の授業 [ ゴルゴ松本 ]

幸(しあわせ)、幸せの逆、辛い(つらい)っていう字がある。

辛いときゃ辛いんだよ。

辛いときどうしたらいい?

辛いを抱きかかえる……

辛抱(しんぼう)って言う。

辛いから逃げたらだめなんだ。

辛抱しなきゃいけない。

逃げていいのは、危険なときだけ。

危険と思ったら逃げていい。

逃げて、眺めの良いとこで

今の状況を見つめなおすんだ。

そして、行っていいなと思ったら、挑めばいいんだ。

挑戦すればいいんだ、また。

そのあと、落ち着いたら冷えた桃を食えばうまいぞ。

逃→眺→挑

命とは?

みんな生まれたときに、命名されるんだ。

運命のなかに、やらなきゃいけない宿題があるんだ……それを宿命って言うんだ。

宿命に対して、自分の命を使い果たすんだ……それを使命と言うんだ。

これを全部使い果たしたら最後に、寿命っていって、寿、めでたいことなんだ実は。

全部人間は、生まれて死ぬまで、命なんだ。

この命は、人を一叩き(ひとたたき)。

これは、他人を蹴ったり殴ったりする一叩きじゃなくて、自分の心臓の一叩き一叩きの連続が命なんだ。

これを宿して、産んでくれたのがお母さん、母親。

だからすべての始まりは、お母さんだよ。

女の人が土台になってんだよ。

お母さんに、命をかけて産んでもらったでしょ?

親がいて、生まれてきたね。

有難う

みんなここまでいろいろあったな。

人生は、苦しいこと、困ったこと、災難もある。

苦難、困難、災難って言うんだ。

こういうことがない人生を無難な人生。

無難な人生って一見幸せに見えるけど、生きている段階で何も起きないんだ。

先人は、無難じゃなくて逆にしたんだ。

有るほうにした。

有る難で……なんて読む?

ありがたい(少年)

そう、有難い、有難うだ。

こういうことがあることが難しいんだけど、有ることで、何かを学べる・学びなさいっていう風に

漢字に「有難う」を当てはめたんだ。

これはポジティブな、全てを乗り越えてきた言葉だから、なにか苦しいことがあったら、「有難う」を心の中で100回唱えてみな!

心がすーっと楽になるから。

そういう言葉を、心から言えるようになってください。

以上で、おじさんの授業は終わります。

有難うございました。


心に残る素晴らしい言葉の数々でした。

ゴルゴさんのこれからの活躍を期待しています。

[出典:2015年8月7日(金)放送「金スマSP」ゴルゴ松本『少年院で魂の授業』]

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