★男はつらいよ 第15作 寅次郎相合い傘 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第15作 1975年(昭和50年)8月2日公開


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(47)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(34)
  • 諏訪博:前田吟(31)
  • 諏訪満男:中村はやと(6)
  • 車竜造:下條正巳(60)
  • 車つね:三崎千恵子(55)
  • タコ社長:太宰久雄(52)
  • 御前様:笠智衆(71)
  • 源公:佐藤蛾次郎(31)

  • 奴隷商(寅さんの夢で登場):吉田義夫(64)
  • 海賊1(夢で登場):米倉斉加年(41)
  • 海賊2(夢で登場):上條恒彦(35)
  • 兵頭謙次郎:船越英二(52)一流会社に勤めるエリート課長。単調な日常に嫌気が差して蒸発。青森県八戸で寅さんと出会って、二人は旅を共にすることとなる。小樽で初恋の女性・信子(岩崎加根子)に会いに行くが……

マドンナ:リリー/浅丘ルリ子(当時35歳)

本名、松岡清子。かつてレコードを出したことがある旅回りの歌手。街から街へ、キャバレーからキャバレーへと、日本全国を旅暮らし。北海道の網走で、寅さんと出会い、同じ境遇から意気投合。その後、二人は長い愛の物語を紡ぎだすこととなる。
その後、寿司職人石田良吉(毒蝮三太夫)と離婚後、再び、旅回りの歌手となったリリー。函館でバッタリ寅さんと再会、寅の道連れの兵頭(船越英二)と三人で旅をする。果たして寅さんとの恋の行方は?

日活映画『緑はるかに』(55年)でデビュー、芸名はその時の役名で、画家の中原淳一が命名。日活では小林旭、石原裕次郎映画のヒロインをつとめ、同時に蔵原惟繕監督の『夜明けのうた』『愛の乾き』などの女性映画に主演。『男はつらいよ』のリリー役は、11作『寅次郎忘れな草』、15作『寅次郎相合い傘』、25作『寅次郎ハイビスカスの花』、48作『寅次郎紅の花』で、四回演じている。

あらすじ

ある日、寅さんに会うためとらやにリリー(浅丘ルリ子:第11作『男はつらいよ 寅さん忘れな草』のマドンナ)がひょいと現れる。彼女はあれから結婚するも数年で分かれ、再びドサ回りの歌手をしているという。寅さんに会えなかったことを残念がるリリー。
その頃寅さんは青森で、通勤途中不意に蒸発したくなったというサラリーマン・兵頭謙次郎(船越英二)と出会う。自由な生き方に憧れる、という兵頭に手を焼いてしまう寅さん。そこで偶然にも、青森に来ていたリリーと再開して大喜び。そして寅とリリーは兵頭も巻き込んで北海道へと向かう。

ゴロ寝や啖呵売(たんかばい)もこなして楽しい道中となるが、小樽に着いた兵頭はどうしても会いたい人がいるという。それは彼の初恋の人:信子(岩崎加根子)だったが、彼女は夫を亡くし女手一つで子供を育てており、懸命に生きる姿を見た兵頭はいたたまれなくなる。

そんな彼の複雑な心中をめぐって寅さんとリリーは対立し、ついには喧嘩別れしてしまう。去っていくリリーをどうすることもできない寅さん。

やがて柴又に帰ってきた寅さんだが、リリーとの一件を悔やんで表情は沈んだまま。だがそこへひょいとリリーが現れる。リリーもまたあの一件を悔やんでおり、二人はあっという間に寄りを戻す。とらやに居候し始めたリリーとすっかりいい仲になる寅さん。その仲むつまじい様子が近所でも噂になり始めた時、さくらは寅さんがこのままリリーと結ばれればいい、と思い始めるようになるが……

ロケ地

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