★男はつらいよ 第9作 柴又慕情 あらすじ・キャスト・登場人物相関図

男はつらいよ

第9作 1972年(昭和47年)8月5日公開


キャスト・登場人物

  • 車寅次郎:渥美清(44)
  • 諏訪さくら:倍賞千恵子(31)
  • 諏訪博:前田吟(28)
  • 諏訪満男:沖田康浩(中村はやと都合でお休みにつき)
  • 車竜造:松村達雄(今作よりおいちゃん役)(58)
  • 車つね:三崎千恵子(52)
  • タコ社長:太宰久雄(49)
  • 御前様:笠智衆(68)
  • 源公:佐藤蛾次郎(28)
  • 川又登:津坂匡章(秋野太作)(29)
  • 不動産屋A:青空一夜(40)


不動産屋B:十代目桂文治(当時 桂伸治名で出演)(48)

不動産屋C:佐山俊二(56)

高見修吉(歌子の父・小説家):宮口精二(59)

  • 親分(寅さんの夢の中):吉田義夫(61)

マドンナ:歌子/吉永小百合(当時27歳)

小説家の父・修吉とのコミュケーション不全に悩むOL。結婚問題を抱えて、“本当の幸福とは何か?”について真剣に考えている。旅先で出会った寅さんは、そんな彼女の心の支えとなる。

少女時代からラジオなどで活躍し、松竹映画『朝を呼ぶ口笛』(59年)で映画デビュー。日活専属時代、沢山の青春映画に主演。なかでも浦山桐郎監督の『キューポラのある街』(62年)では、数多くの新人賞に輝く。『男はつらいよ』の歌子は、シリーズ初の二回登板マドンナとなり大きな話題となった。山田洋次監督とは2008年の『母べえ』、2010年『おとうと』で再びコンビを組み、2015年には山田組5本目となる新作『母と暮せば』公開。

あらすじ(ネタバレ注意)

妹夫婦の不吉な夢を見て柴又へ戻った寅さんだったが、「貸間あり」の札がぶら下がっているのを見て、自分の部屋が貸間になっていことに憤慨して店を飛び出した寅さんは、不動産屋で下宿を探すが、案内されたのは、なんと『とらや』だった。

旅に出た寅さんは福井でOL三人組の歌子、マリ、みどりに出逢い一緒に観光した。

その後、柴又で三人娘に再会、それから遊びに来るようになった目元の美しい歌子に熱を上げ始めるが、その中の一人歌子(吉永小百合)に強く心惹かれてしまった。そんなある日、歌子がとらやを訪問。寅さんはすっかり上機嫌に。

しかし歌子には好きな青年がいて、小説家の父(宮口精二)と二人暮らしのために悩んでいた。さくらの助言で歌子は結婚を決意する……

ロケ地

  • 石川県尾小屋鉄道 金平駅(劇冒頭、寅次郎が夢から覚めた場所)、兼六園犀川河畔
  • 福井県東尋坊(越前松島)、京福電鉄 東古市駅
  • 岐阜県:(歌子の嫁ぎ先。劇中で歌子やさくらが「愛知県の窯元のあるところ」としか言っておらず、作品中ではどこなのかは不明だが、実際のロケ地は岐阜県多治見市。その後13作目の「寅次郎恋やつれ」で歌子と再会した時には、寅次郎が、歌子と亡くなった夫が一緒に住んでいた所を「多治見の方だったね‥」と言っている)

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